深谷市の「深谷七福神・秋の七草寺」めぐりの第四番は「全久院」です。深谷は深谷上杉氏が治めていましたが
後北条氏の傘下に入っていました。豊臣秀吉の小田原征伐で後北条氏が敗れたため所領を奪われました。
全久院は、徳川家康が関東入府後、松平丹後守康長が当地を領有しましたが、祖先戸田弾正左衛門宗光追福のた
めに、豊川全久院を写して当地に創建したといいます。
第四番
全久院(ぜんきゅういん)
『寿老人/フジバカマの寺』
山 号: 東方山
院 号: 全久院
寺 号: ー
御本尊: 釈迦如来像
宗 派: 曹洞宗
所在地: 深谷市東方2902
【幡羅郡八十八ヶ所霊場第50番札所】
道路端に建立されている石標「七福全神巡排の寺」 全久院内だけで七福神を巡排できるようです
全久院山門 塀の外側にも色々な石碑が並んでいます 檀家さんから奉納・寄進されたものでしょう
門前の大きな看板の側面には「深谷七福神七草寺 寿老人 フジバカマの寺」と書かれています
山号額「東方山」と揮毫
境内参道
本堂に向かって参道左側の六地蔵尊 この六地蔵の他にも何体ものお地蔵さんがありました
深谷市指定文化財(考古資料)の板碑 南北朝時代のもので善光寺式阿弥陀三尊像を刻す
本堂の前のこの大木は深谷市指定文化財(天然記念物) 樹齢800年の榧(雌) カヤ(メス)
全久院本堂
扁額 院号「全久院」と揮毫
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ここからは全久院の七福神を 何れも檀家さん?からの奉納のようです
毘沙門天
大黒天
恵比寿天
福禄寿
布袋尊
弁財天
寿老人
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深谷七福神・七草寺の幟 やっぱりこれが立っていなければ七福神めぐりの気分になれませんからね
「寿老人」と染め抜かれたこの朱色の幟が立っている所に深谷七福神の寿老人がいます
寿老人
寿老人が連れているのは「鹿」 鹿は長寿を意味するそうです
全久院の秋の七草は「フジバカマ」ですが花は見当たりません。これが花が咲く前のフジバカマのようです
違っていたら内緒で違うよと教えてください!!
同上
参詣日:令和5年(2023)9月14日(木)