藤岡市には多くの古墳があります。窯跡もあります。ということは当然のことながら埴輪や須恵器なども数多く
出土しています。
そんな藤岡市のマンホールの蓋には、埴輪や須恵器などをデザインしたものが使われています。また、その埴輪
や須恵器などをデザインしたマンホール蓋のマンホールカードも配布されています。
今回、藤岡市に出向く機会がありましたので、藤岡市のマンホールカード配布先である「道の駅ららん藤岡」内
の観光案内所に寄っていただいてきました。 ※マンホーラーではありませんが、埴輪のマンホールカードでしたので
【合成してあります】
頂いた藤岡市のマンホールカード
「道の駅ららん藤岡」には『ミニ埴輪庭園』が設けられ、土器・埴輪が展示されています。
看板に書かれている通り、これらの土器・埴輪は藤岡市内の古墳から出土したものを「藤岡土器埴輪友の会」
の皆さんが複製したものとのことです。
壁画のデザインは藤岡市の花である藤と冬桜をモチーフに制作したとあります。
マンホールカードに書かれいる
デザインの由来
国指定史跡・七興山古墳で知られる藤岡市には、かつて1,200基ほどの古墳があったと伝えられています。
市内には多くの窯址がみつかっており、埴輪や須恵器を関東一円に供給した拠点だったと考えられてい
ます。その風土・文化は近現代に受け継がれ、良質な藤岡粘土を使った藤岡瓦の産地として栄えた藤岡市。
江戸時代から藤岡鬼面瓦の魔除け・災厄除けとして庶民の暮らしに浸透し、屋根の上から睨みを利かせてい
ます。本マンホール蓋のデザインは、古墳の上に並べられた人物埴輪や場形埴輪、須恵器の甕(かめ)など
を中央に配し、その周りを鬼瓦の数珠や雨雲のデザインで飾ったものです。
最初に出てきた「国指定史跡・七興山古墳」とマンホールカードをコラボしてみました。
訪問日:令和5年(2023)4月25日(火)