四季・めぐりめぐりて

近隣の城館跡・古墳などの史跡めぐりなどをぼちぼちながらやっています

本郷西部集会所傍の芭蕉句碑(埼玉県深谷市)

2021年03月21日 | 歌碑・句碑


 句 : 花の影 硯に代る 丸瓦
    (はなのかげ すずりにかわる まるがわら) 
 
出 典: 『もとの水』      ※存疑句?
所在地:埼玉県深谷市本郷(旧・大里郡岡部町) 本郷西部集会所の傍 
建立日:不詳
建立者:不詳



芭蕉の句碑は三叉路の一角にある石碑群の中にあります  右側の建物が「本郷西部集会所」
このすぐ南側は大里郡寄居町と接しています 本郷には3つの集会所(本郷中部、本郷南部、本郷
西部)がありますが、この本郷西部集会所だけはナビも地図も検索しても出て来ませんので場所を
探すのが一苦労です。



左の大きな碑が馬頭観音 その右側にあるのが芭蕉の句碑 
右側と言っても芭蕉の句碑だけが石碑群より一歩後ろに建っています

散策日:令和3年(2021)2月28日(日)

西光寺の枝垂桜(埼玉県小川町)

2021年03月20日 | 花・鳥・風景


今年も、「西光寺」(埼玉県比企郡小川町大字小川)まで『枝垂桜』を観に行ってきました。
曹洞宗のお寺さんで、山号を「瑞龍山」と号します。通称は「大寺」で、こちらの名の方が通っているよ
うです。
裏山のカタクリの群生地も盛りを迎えていました。
密にはなっていませんでしたが、枝垂桜とカタクリの花を愛でに何人もの方が入れ替わるように訪れてい
ました。














散策日:令和3年(2021)3月19日(金)

氏邦桜~鉢形城跡~(埼玉県寄居町)

2021年03月19日 | 花・鳥・風景


日本100名城のひとつである『鉢形城』(鉢形城公園内)のエドヒガンザクラ『愛称:氏邦』が18日朝で
八分咲となり見頃を迎えたとのことで今年も行ってきました。
例年ですとさくら茶の接待や夜間のライトアップがあるのですが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観
点から昨年に引き続き今年も中止となっています。

    町指定天然記念物  鉢形城の桜・エドヒガン
                            指定 平成16年3月1日
                            所在 寄居町大字鉢形字諏訪
推定樹齢約150年、樹高18m、枝張りは東西23.5m、南北21.8m、全体の根回り6.5mにおよぶエドヒガンで、
平成29年により親しめるよう愛称を募集。鉢形城主北条氏邦の名にちなみ、「氏邦桜」(うじくにざくら)
となった。
















散策日:令和3年(2021)3月18日(木)

岡新田の芭蕉句碑(埼玉県深谷市)

2021年03月18日 | 歌碑・句碑


 句 : 原中や 物にも付かず 鳴く雲雀
    (はらなかや ものにもつかず なくひばり)

出 典: 『あつめ句』 貞亨4年(1687)芭蕉44歳の時の句
所在地:埼玉県深谷市岡(旧・大里郡岡部町) 国道17号沿い 
建立日:昭和32年(1957)10月12日
建立者:岡部村文化会




右:「芭蕉の句碑」
左:「芭蕉翁句碑雲雀塚由来の記」碑 
句碑の正面側が国道17号線 背面側が旧中山道
この句碑の南東約120mのところが国道17号線と旧中山道の合流(分岐)点




【碑陰】 
昭和三十二年十月十二日 岡部村文化会建之

散策日:令和3年(2021)2月28日(日)

原郷 愛宕神社の芭蕉句碑(埼玉県深谷市)

2021年03月17日 | 歌碑・句碑


 句 : 冬枯れや 世は一色の 風の音

出 典: 『芭蕉句鑑』・「貞享二丑年」に収録されているが《存疑句》
所在地:埼玉県深谷市原郷2031(旧・深谷市) 愛宕神社 
建立日:昭和12年(1937)4月
建立者:幡明会 茂木秋香




旧中山道に面して鎮座する愛宕神社




句碑は社号標の右後方に建立されています

散策日:令和3年(2021)2月28日(日)

吟子桜~道の駅めぬま~(埼玉県熊谷市)

2021年03月16日 | 花・鳥・風景


「道の駅めぬま」(埼玉県熊谷市・旧:大里郡妻沼町)の『吟子桜』(河津桜)を観に行ってきました。
吟子とは日本女医第1号・荻野吟子のことであり、熊谷市(旧妻沼町俵瀬)出身の吟子の誕生日が3月3日であり、
ちょうどその頃が見頃であることから「吟子桜」と呼ばれるとのこと。
見学時は強風で落ち着いて写真を撮ることはできませんでした。また、吟子像の背後の桜は葉桜に代わりつつあ
りました。














散策日:令和3年(2021)3月14日(日)

石上寺の熊谷桜(埼玉県熊谷市)

2021年03月15日 | 花・鳥・風景


熊谷市鎌倉町にある「石上寺」の『熊谷桜』(くまがいざくら)が見頃ということで観に行ってきました。

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『熊谷桜』
キンキマメザクラが重弁化した早咲きの変異種。2本の雌蕊が蕾より突出した花弁は25~35枚を有する。
『命名由来』
熊谷桜の咲き駆け(早咲き)と源平合戦における直実公の先駆け(先陣)との掛詞。長い2本の雌蕊を直実公の兜
の鍬形と見立てる。                         《石上寺境内の掲示板より抜粋》
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一時は幻の桜と言われたほど数は少なくなりましたが、近年、熊谷市の桜ファンクラブによって復活し、石上寺や
市内各所に植樹され可憐な花を見ることができるようになったようです。
















散策日:令和3年(2021)3月14日(日)

楡山神社南の芭蕉句碑(埼玉県深谷市)

2021年03月14日 | 歌碑・句碑


 句 : 冬籠り またよりそはん 此のはしら
     (冬古毛里又寄曾者無此波之羅)
     (ふゆごもり またよりそわん このはしら)

出 典: 『阿羅野』  元禄元年(1668)冬、芭蕉45歳の時の句
所在地:埼玉県深谷市原郷(旧・深谷市) 
建立日:明治28年(1895)12月12日
建立者:明文会 市川泰室




右側の石碑が芭蕉句碑 左側の大きな石碑は「斉藤菊次郎」の顕彰碑 句碑とは関係ないようです
この芭蕉句碑は楡山神社にあるとのことから神社境内に幾つも建立されている碑の表裏を確認して
歩くこと2巡するも句碑らしきもの発見に至らず断念 後日改めて場所を調べてみたら神社鳥居前
の道を南方に約150mに行った場所に建立されていると判明したので再訪した次第です




【碑陰】
色々と書かれて(刻まれて)いますが判読に至りませんでした

散策日:令和3年(2021)2月28日(日)

摩利支天堂の芭蕉句碑(埼玉県深谷市)

2021年03月13日 | 歌碑・句碑


 句 : 寒菊や 粉糠のかゝる 臼の端
    (かんぎくや こぬかのかかる うすのはた)

出 典: 『炭俵』  元禄6年(1693)芭蕉50歳の句
所在地:埼玉県深谷市江原84-1(旧・深谷市) 摩利支天堂(荏原氏館跡)
建立日:明治17年(1884)10月
建立者:江原出身の俳人 市川市月(玄香庵)


     

芭蕉の句は白色枠の部分に陰刻されています
碑面左右に 市川市月 の句が刻まれています




『荏原氏館跡と芭蕉句碑』説明板




摩利支天堂(荏原氏館跡)はこの看板が目印
句碑は堂宇の裏側にあります

散策日:令和3年(2021)2月19日(金)

宮ケ谷戸 住吉神社の芭蕉句碑2基(埼玉県深谷市)

2021年03月12日 | 歌碑・句碑
【其の一】


 句 : 能見れは 薺花咲く 墻根かな
      (能見禮婆薺者那左久檣根可南)
     (よくみれば なずなはなさく かきねかな)

出 典: 『続虚栗』
所在地:埼玉県深谷市宮ケ谷戸181(旧・深谷市) 住吉神社境内
建立日:文化10年(1813)2月
建立者:唯阿房化一の子 中化




【碑陰】
化一の句「垣根から廣かり出たり春の水」が刻まれています


【其の二】


 句 : 秋の野や 草の中行く 風の音
    (あきののや くさのなかゆく かぜのおと)

出 典: 『俳諧百歌仙』
所在地:埼玉県深谷市宮ケ谷戸181 住吉神社境内
建立日:昭和13年(1938)秋
建立者:幡明会 茂木秋香




【碑陰】
句碑建立関係者(?)名が列記されています




住吉神社


① 『能見れは薺花咲く墻根かな』の句碑
② 『秋の野や草の中行く風の音』の句碑

散策日:令和3年(2021)2月19日(金)