あなたは「感じる」ということと「考える」ということの
区別はつきますか?
極和ファシリテーションの基礎講座では
たびたび「どう感じましたか?」と質問することがあります。
ところがどうでしょう?
「感じたこと」を話してくださるよりも
「考えたこと」を話してくださる方がとておも多いのです。
「考えたこと」を延々と話してくださる方もいらっしゃるのですが、
それを伺った後で
「それで、あなたはどう感じたのですか?」
と再び質問をします。
するとご自分では「感じたこと」を話しているつもりだったのに
それでどう感じましたか?とまた質問されるので
"きょとん”とされる方もいらっしゃいます。
これほど普段「感じること」に意識を向けていないのか?
ということがわかります。
そしてその原因の一端がわかりました。
小中学校の感想文は皆さん書いたことがあると思うのですが、
その感想は本人の感じたことではなく、
先生が納得した感想でないと良く評価してもらえない・・・
ということがあるそうです。
だとしたら「感想は?」と聞かれたら
感じたことを答えるよりも
「どう話したら先生が満足するか?」
を考えて答える人が多くなるのも無理はないのかも・・・
と思いました。
「感じること」は一人ひとり違うはず!!
なのに正直に感じたことを言えばオカシイと言われるのであれば、
「別に」(どうでもいい)と答えたくなるかも知れませんし、
良い評価をしてもらうための答えを考えて言うかも知れません。
もっともっと小学校の頃から
「感じること」を大切にしてほしい!!と思います♪
自分の「感じること」に意識を向けなくなることは
相手の「感じること」への意識も向かなくなってしまう
可能性があるからです。
今日あなたは何を感じましたか?