研修の「場づくり」は講師の重要な役割の一つです。
その研修の「場」は1回だけの単発研修なのか、連続のものか?
また自費で参加しているのか職場主催の研修かによっても変わってきます。
単発講座と2回目があるかどうかでは、そこでできることと
どこまで突っ込んで話せるかが異なります。
また自費で参加される方は、
ほとんどの方は「元を取ろう!」と思ってくださるので
熱心に参加してくださるのですが、
職場が主催する研修の場合は
参加者のモチベーションは様々です。
せっかくの研修の機会だから学びたい!!という熱心な方から
言われて参加したのでその場に居ればいいや・・ぐらいの方まで。
この場合の場づくりは結構大変です。
意識の高い人だけを対象とするのか?
意識の低い人のモチベーションを上げながらやるのか?
先日の企業研修では、
非常に意欲の高い方がいらして、
こういう方ばかりだったらどんなに良い研修ができるか?!
と思ってワクワクしてしまいました。
一方、研修の目的や意図も理解せず
ただ指名されたから参加した・・とか、
他の参加者との交流が目的だったりと
こちらのモチベーションが下がるような方が居たり・・。
企業研修の場合はまあこれが当たり前と言えば当たり前なのですが・・・。
そんな中で主催者の目的を達成させるためには
ビシッ!と緊張の走る場を作ったり、
楽しく学んで頂くために和やかな場を作ったり・・・と
硬軟場をコントロールしながら研修を進めていきます。
緊張感だけ感じさせても学びを吸収して頂けないし、
楽しいだけでも学びが少なくなってしまうので
このような場合は場のコントロールのさじ加減が難しいです。
そのさじ加減が良かったかどうかは
研修生がどれだけ成長できたか?にすべてはかかっています。
良い結果が引き出せるように次回もガンバリマス!!