(2012.5.20)
庭先のシャクヤクが控え目、可憐に咲いています。(日本画の小品として描いて見ました)
昔から美しい女性を形容して『立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花』と
表現します。
きっと「美しい女性(華麗)が、立ちあがって(風情)、歩き出す(清楚)」この一連
の流れに沿い、立ち去った後にも香しき芳香を残す(立ち居振る舞い)、 そんな
姿を想い描いて昔の人(男達が?)が形容したのではないかと、勝手に想像して
います。
しかし、女性の『美』はそんな浅いものではない、何より内面(心・性格)の美が備
わってこその美しさと云うもの、 見た目やちょいと見、では到底測り知れるもので
はない!(騙されてはいけませんぞ。)
最近は、とかく八重咲きの花がもて囃されますが、私は昔ながらの自然な一重の
花が大好きです。
大根島の牡丹が散って、家々の芍薬が今を盛りに咲き誇り、やがてシャクヤクが
終わると、里山の山百合の花が咲き始めます。
~今日も良い一日であります様に~