宍道湖の北岸沿いに、川鵜が常宿にしている岩礁があります。
いつも10数羽の鵜が狭い岩礁の上で、羽を乾かしたり、羽繕いを
したり、眠ったり様々なポーズで休んでいます。
これを、宍道湖に沈む夕日を背景にすると、 絶好の被写体である
ことから、気になる島?でここを通る度に目を止めています。
鵜と言えば、長良川や木曽川、錦帯橋などの鵜飼いが有名で、古
事記や日本書紀にも記される、篝火を照らし鮎を取る風流な伝統
漁法として、各地で継承されています。
しかし、近年「川鵜」の個体数が爆発的に増えて、周辺の生態系を
壊すと云う問題もあって、 有害鳥獣として駆除されている地方もあ
るようです。
ここ宍道湖水系でも、川鵜は珍しくないほど、至るところで見られる
水鳥になっています。
ちなみに、「鵜飼い」に使われている鵜は、「海鵜」であって川鵜の様
に、小魚まで根こそぎ獲り尽くすのではなく、少し上品な鵜のようです。
~今日も良い一日であります様に~