タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

清らかな 睡蓮の花 雨にぬれ。

2012-05-30 | 植物

松江・楽山公園(弁天池)に睡蓮を見に行ってきました。

4月9日にアップした際の睡蓮は、水面下に赤い若葉がたくさん見られ

一味違った趣がありましたが、今は水面から立ち上がり、淡いピンクや

純白の花が咲き出しています。

朝からの小雨に洗われ、花が一層くっきりと際立ち、周囲の緑に映えて

とても綺麗です。

ここは、松江藩・松平藩主別邸の在った場所で、昔ながらの人の手があ

り加えられていない静かな日本庭園(池)には、以前、パリのオランジュ

リー美術館で見た、90メートルを超える壁面全てをモネの名画「睡蓮」で

埋め尽くした絵の、雰囲気にそっくりの光景が広がっています。

それもそのはず、モネは無類の日本びいきで、 後半生を過ごしたパリの

北60キロの地、ジヴェルニーの自宅に、自分で造った池に浮世絵からヒ

ントを得て、太鼓橋を架け睡蓮を池に浮かべ、この橋を渡って散策するの

が大変好きだったようです。

60歳を過ぎて、ある日突然描きたくなって「瞬間の光を描きたい」と、描く

ことを日課にし、 以後、睡蓮は彼が死を迎える86歳まで筆を加え続け、

「光の画家」モネが終生追い求めるテーマとなりました。

モネは死の間際に「睡蓮」の絵を国に差し出し、『「睡蓮」の部屋には他

の作品を展示しないこと。 光は自然光とすること。 死して後、展示する

こと』と念を押したとか、それが忠実に守られていました。

ちょっと横道に入ってしまいましたが、その睡蓮がこれから秋頃まで楽し

めます!

     ~今日も、良い一日であります様に~

~楽山公園・弁天池の東屋と睡蓮の花~