今年も夏の風物詩とも言える、お盆を迎えるための「盆花市」が、宍道湖のほとり
白潟公園の一角で開かれました。
お盆(盂蘭盆会)は、先祖や亡くなった人たちの精霊を、家に迎い入れて供養をす
る日本古来の大切な儀式です。
13日は迎え盆~昼間の内にお墓の掃除や墓参を済ませておきます。
夕方には、仏壇や盆提灯、玄関口等に灯を入れて、精霊の戻る場所を照らし伝え
て迎え入れます。
14・15日:精霊の供養~仏壇にお供え物をして、迎い入れた精霊の供養をします。
16日:送り盆~精霊は16日の夜、再びあの世へと帰って行きます。
「送り火」によって帰り道を照らし、送り出します。(精霊流しもその一つ)
仏壇に飾るキュウリの馬やナスの牛は、精霊に馬で早く来て、牛でゆっくり帰って
欲しいとの願いが込められたもので、これも先祖を敬い愛し供養する心を、形に表
したものなのでしょうか。
このお盆(盂蘭盆会)が庶民に定着たのは、江戸末期と言われており、元々日本人
が持ち合わせていた「先祖供養の心」とお盆行事が結びつき、今日に受け継がれて
きたものです。
地域では精霊を迎え、慰め、送るための「盆踊り」が行われますが、全国的に有名な
有名な盆踊りとしては、徳島県の「阿波踊り」や岐阜県の「郡上踊り」などが知られて
います。
いずれにしても、お盆にはご先祖供養のお参りをしましょう。
~今日も良い一日であります様に~