またまた安来の清水寺にお参りしてきました。
用明天皇2年(587年)、尊隆上人によって開山され、その
後847年、慈覚大師によって天台宗に帰依したといわれる
瑞光山・清水寺、幾度かの火災、復興を経た後、戦国時代
に尼子・毛利の戦火によって、この根本堂以外の建物はす
べて焼失し、後年松江藩と毛利氏によって現在の形に復興
を遂げたそうである。
十数年前、森閑とし中で漆黒の闇に囲まれた、この根本堂で
「能楽の夕べ」が開かれ、文字通りの「幽玄の世界」を観賞し
た場所でもあります。
参道入り口で車を降り、木々に囲まれた冷やかな気の中に身
を任せ、緩やかな石段をしばらく登って行くと、急に視界が開
かれて、蝉しぐれの中に立派な根本堂と三重塔が目
に飛び込んで来ます。
境内は、いつ来ても私の心安らかにしてくれる場所です。
~貴方にとって、今日が充実した一日であります様に~