あいみょん:マリーゴールド
中海の向こうに、夜明けの大山を望みます。
2016・3・23 パステル画
ここは松江城・堀川遊覧船が通る内堀の水辺です。 両岸から競りだした樹間を、縫う様にして船はゆっくりと進んで行きます。 つい先だってまで、この水辺にはたくさんのカモ類が泳いでいて、遊覧船が通る度に岸辺に避難していましたが、今はカモも北に帰ってしまい一羽もいません。 ここを通る度に、静かになった水面を見るにつけ、「居たものが居なくなる。」「有った物が、無くなる。」と言うことは、とても寂しい気持ちになるのです。
さて今日の鳥撮りですが、お堀の上に枝の競り出した大きな木に、一羽の鳥が留っています。 望遠でグーッと引き寄せて見ると、嘴に白い部分の残った鳶(とび)の幼鳥(成鳥・幼鳥の違いは、体の大きさと、幼鳥は羽が白っぽいところでしょうか。)です。 近くの城山の森に、巣を掛けていたトビが巣立ち、まだ日も浅いのでしょうか。 近くの木で心配そうに親鳥?が見守っています。
日本ではトビは最も身近な猛禽類で、毎日必ず見る鳥でも有ります。 上昇気流を上手く捉えて、上空へと旋回しながら上昇し、ピーヒョロロロロと囀りながら飛翔し、獲物を見付けると急降下して捕らえます。 今日はこれ一枚です。