タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

  ※『オオヒシクイ』・・・SOS・・・V字飛行※

2020-01-02 | その他

オオヒシクイ

お正月で、都市部から泊まりに来ている孫達が「白鳥を見に行きたい。」と言うので、午後も遅くになって出掛けて見ました。    コハクチョウを見終わって、帰ろうとすると少し離れた田んぼに、見慣れないマガンに似た鳥が、10数羽降りて餌を啄んでいるところを発見したのです。    少し距離が有ったが、カメラを構えて、少しづつ少しづつ、間合いを詰めながら数枚撮ったところで。。。。異変(人が近付く)に気付き、一斉に首を伸ばしてSOS(警戒態勢)に入ったので、これが限界でした。!    カメラに数枚収めた・・・刹那、西に向かって一斉に飛び立ちました。    帰宅後、調べて見ると、嘴の先端の黒・オレンジ色・体色等々から『オオヒシクイ』と判明。   多分、これは、斐伊川河口に毎年渡来する、マガン・オオヒシクイ・コハクチョウ・カリガネの群れの中から、餌を求めて遠征(10数㎞)して来たものではないかと思われます。

 

『オオヒシクイ』は、主に冬鳥として日本に越冬にやってきます。   田んぼや湖沼でよく見られ、毎年決まった場所で越冬することが多いため観察は比較的容易の様ですので、近く斐伊川河口周辺の田んぼに行って、再トライして見たいと思います。   越冬地には主に群れで飛来し、体が大きい(カルガモの数倍)ため田んぼや湖沼にいると、とてもよく目立つので見つけるのは簡単の様です。    ただし越冬地にいる『オオヒシクイ』でも、昼間は餌を探すために塒立ちと同時に、周囲の田んぼや、時にはかなり遠くに行くこともあるので、飛び立つ前の早朝か、帰ってくる夕方の方が観察できる可能性が高くなる様です。   この『オオヒシクイ』は、ヒシクイの亜種でヒシクイに比べて少し大きく、顔の形が少し違うのですが、野外で識別するのはかなり難しいです。 

 

 

 

 

一斉に頭をもたげて・・・SOS発信中です。 

 

マガンなどと同じく飛び立った後、次第に隊列を整えてV字飛行に移ります。  西の空に消え行くまで見守りました。 

 

 

 

 

今日は、5歳児の情操教育には、持って来いの一日となりました。