川鵜:カワウ
鵜は、素潜り名人で一度潜ると、アッと言う間に小魚を咥えて浮上して来ます。 昭和40年代頃までは、内堀にもたくさんのタナゴ等がいましたが、今は鵜や外来魚に押されて、全く居なくなりました。 この鵜を慣らして、日本の伝統漁としての、「鵜飼い」鮎の捕獲に使われます。 鵜飼いの歴史は古く、今から1400〜1300年ほど前には、既に長良川など日本の各所で行われていました。 現在は、岐阜県・長良川、愛媛県・肱川、大分県の三隅川で行われる、「鵜飼い」が日本三大鵜飼いとされています。 鵜は視力が優れ、人に懐きやすい鳥です。 鵜飼いで使われる鵜は、3年間ほど人によって訓練された後、人と一緒に漁を行います。 鵜は、鵜匠 と一緒の家で暮らし、家族や子どものように大切に扱われます。 鵜が年をとり、活躍できなくなった後も、この共同生活は続くと言います。 鵜と鵜匠は固い絆で結ばれているのです。 せめて飼育鳥については、人間との関係においては、こうあって欲しいものです。
海にいるから「ウミウ」、川にいるから「カワウ」であると。。。そう単純には識別できません。 ただ、この画像の鵜については、嘴の付け根の黄色い部分の形や、目尻の白い毛の形から「カワウ」だと思います。 松江城の内堀にある、コロニーの周辺にて撮ったものです。 子孫繁栄の為に、3月から7月頃にかけて、子育てに取り組んでいる事でしょう。
頭から首にかけて、白い目出し帽を被った様なのが、「婚姻色」の鵜です。
今日は、どこにでもいる「鵜」でした。