タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

  ~玉ネギ・ジャガイモのルーツ・・・ここほれワンワン~

2020-01-12 | その他

 『男子厨房に入らず』等と言いますが、決してその様なことは有りません。  それは、昔むかしその昔のお話です。   今は、料理を趣味の一つとしている人もいる訳です。  例えば、私の様に。(笑)   ところで、今日は「肉じゃが」を作りつつ、つらつら思った訳です。   毎度、料理で使われる食材の、「ジャガイモ」「玉ネギ」は、一体どこから来たのだろうか?と。。。いずれにしても、一番最初にこれらの食材に、思い付いた人って、もしかしたらジャガイモ、玉ネギには、毒があるかもしれないんじゃないですか。  どうして毒見をせずに食べたのでしょうか。。。。。等々考えれば考えるほど、???符は尽きる事がありません。  そこで先ずルーツを辿って見る事にしました。


玉ねぎの歴史

玉ねぎは、昔むかしその遥かなる昔から、人々に愛されてきました。   人々は早くから玉ねぎの効能に気付いて、とても重宝していたということが分かります。   そんな玉ねぎの歴史について調べて見ました。

その①・・・ピラミッドを建設する労働者たちは、玉ねぎを食べていた。
玉ねぎを食べるとスタミナがアップすると言われていますが、その効果が実証されたのは、科学が発達た随分後のことです。   食用野菜として「玉ねぎ」が食されたのは、紀元前3千前の古代エジプトや、メソポタミア文明の時代から始まっています。   ピラミッド建設をする労働者達が、玉ねぎをこぞって食べていたというエピソードがありますが、その真偽のほどは分かりません。   なんせ大昔の事ですから。(笑)  ただ、当時の人達は科学的な根拠よりも、身をもって玉ねぎの滋養強壮効果を実感していたのかもしれませんね。   そして玉ねぎパワーで、あの巨大なピラミッドの石が運ばれ造られたのかもしれません。
その②・・・玉ねぎは魔除けとして使われていた。?
地中海沿岸を中心にヨーロッパに伝わった玉ねぎは、肉や魚料理に合う食材として、16世紀ごろから広く栽培されるようになりました。  その栽培過程で南ヨーロッパでは、生食用の甘玉ねぎが、東ヨーロッパでは、刺激の強い辛玉ねぎが出来ました。   これが現在栽培されている玉ねぎの原型になっている様です。   ヨーロッパ中世では、その独特な香りから「魔よけ」としても使われていました。   ヨーロッパの家々には、魔除けとして玉ねぎが吊るされていたそうです。   玉ねぎは栄養をとるだけでなく、 神秘の力をもつ食べ物だったのですね。の                               その③・・・アメリカで様々な種類の玉ねぎが生み出された。                     玉ねぎは中央アジアから、西へと伝わりコロンブスによって、ヨーロッパからアメリカ大陸にもたらわれたと言われています。   アメリカで甘玉ねぎ、辛玉ねぎともに品種改良され、さまざまな種類が出来ました。   今、現在多く出回っている品種の原型となる、スイートスパニッシュやイエロー・グローブ・ダンバースなどが誕生しています。   その後も玉ねぎは広く栽培されて、ハンバーガーやアメリカンフードには、なくてはならないかかせない存在になって行きました。

その④・・・日本に初めて玉ねぎが伝わったのはコレラに効くという噂から?ら?            玉ねぎが日本に初めて伝えられたのは、1770年に南蛮船が長崎にやってきた時のことです。   しかし国内では既に長ねぎが普及していたので、当時はあまり食べられることはありませんでした。   本格的に玉ねぎ栽培されるようになったのは、明治時代に入ってからです。   アメリカから伝わった種を、最初に北海道において、栽培が始まりました。   玉ねぎを食べるのが激増したきっかけは、当時関西で流行していたコレラに玉ねぎが効くという噂からだそうです。   玉ねぎの薬効には、日本でも早くから注目していた様です。・・・・・ここで一息入れます。(笑)・・・・・

さて、次に来るのが、ジャガイモの歴史です。(出典:農林水産庁)                                                         その①・・・生まれたのはアンデスの山の中。                                   南アメリカでは、中南米から南米のアンデス山脈で、ジャガイモは生まれました。   今でも3000m以上の高地では、ジャガイモのもとになっている、野生種がたくさん残っています。    中央アンデス高地では、寒い冬の間に、チュノーというジャガイモのミイラ(干物?)を作っていました。   夜は外に出して凍らせて、昼は溶かして。。。それをを繰り返すと、水が抜けてカラカラになります。   こうやってずっと保存ができるようにしていたのです。

の②・・・ヨーロッパでは 15世紀末に、スペイン人が南アメリカから持ち帰ったのが始まりです。    ヨーロッパでは長い間、花を楽しむだけの物だったのだそうです。   アンデスより日が長くて暖かいので、葉や茎だけが繁って、芋が出来にくかった様です。  18世紀の半ばになって、やっと食べる為のジャガイモが出来る様になりました。   フランスでは、バルマンチェという人のお蔭で広まりました。   畑に昼だけ見張りの兵士をつけて、厳重に守っていたら、見張りがいなくなった夜、みんなが盗み出して、作る様になったのです。

 その③・・・日本では、と言うと。                                 17世紀の初めにインドネシアのジャカルタからやってきました。   「ジャカルタから来た芋=ジャガタライモ」がなまって、「ジャガイモ」になったと言われています。   その後、江戸時代に何度もあった飢饉)の度に、飢えを凌ぐための作物として広がった様です。   現在作られている男爵芋、メークインといったジャガイモは、明治時代になってアメリカから入って来て、優秀な日本の改良技術により、美味しいジャガイモが、生まれ食卓に届くと、言うわけです。

それにしても、最初に発見し、試食た人は毒見を兼ねて、勇気があったのでしょうね。   今日は、誰かさんを真似て(笑)ラクちゃんの、ここ掘れワンワン   食材についての深堀りをして見ました。

今日は少し疲れましたので、ではでは。。。