とだ*やすこの「いまここ@島本」

暮らしの豊かさ最優先!
ひとが主役のまちづくり!

大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

今、合併する必要も理由もありません

2017年04月10日 | とだ*やすこの町政報告
そもそも、今、合併する必要性も理由もないなか、元大阪府職員の押しつけ合併などまっぴらごめん!です。町のことは町で決める。島本町民の住民自治と島本町という地方自治体としての団体自治、わたしたちが、これを貫きたいと思うのは当然のことです。

人口減少、超高齢化の時代、島本町の人口規模、面積規模は理想のまちづくりに最適です。「小ささを魅力とする島本町」(町長予定候補者山田こうへいさんの方針)をめざすべきです。

役場が距離的に近く、職員の目が町の隅々まで行き届き、住民と職員の顔が見える関係があるほうが、より的確で効率的な行政サービスを行なえます。

仮に合併でもしたならば、電車に乗って高槻市庁舎に行かなければなりません。車で行けば駐車場は有料(割引あり)です。いずれにしても、おひとり暮らしの高齢者、要支援、要介護者に、高槻市役所へ行くのは厳しいです。

高槻市は上牧駅前をはじめ市内数か所の行政サービスコーナーを閉じられます(9月末で閉鎖予定)。そのようななか島本町の役場庁舎を維持、あるいは新設するなどあり得ないことです。

確かに、島本町は住民ホールを閉鎖(アスベストの問題があって使用不可)、町政プールも存続を諦めました(大阪府より指導が入り、現況の施設では遊泳不可となる)。が、高槻市になったからといって、今の町域内にホールやプールができるわけではありません。

むしろ、今ある体育館さえ閉鎖され、その解体撤去費用は島本町。今後は高槻市の体育館を利用してください、となるでしょう。高槻市側に財政的な負担をかけずに、自ら今ある公共施設を閉鎖して合併する、ということです。

革新、改革といいながら「合併をすすめるのであれば、町長選をいっしょにやる」と、「合併」のためなら、もっとも保守的な政党とその補完勢力とも手を組む維新の会。

改革=合併???それは改革とは言いません。島本町をなくすことであって、島本町民の暮らしを支えるための政治ではありません。

一方では、今、島本町にとって大きなチャンス!が訪れています。島本町と島本町民のことをよく知り、新しい時代の、新しい感性で島本町政を担える山田こうへんさん(町長予定候補者)の志ある挑戦です。

この方に町政を託したい、というのが、とだ*やすこの願いです。若いが冷静沈着、人の意見に耳を傾ける姿勢と理解力に長けている。自分で責任がとれる人、と期待しています。

人生56年の経験から、一見、同じ顔をしている政治家の「志」と「野心」をわたしは見抜くことができます。2期8年の経験と実績をいかして、今、ある選択肢のなかで、この町にとってベストチョイスは山田こうへい氏であると確信しています。

みなさん、引き続き町政に関心を寄せていただきますようお願いします。選挙期間中のインターネット活用が可能になっていますので、明日から引き続き、町政報告、活動報告を続けます。


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ある日、朝の水無瀬駅前で

新しく解説したFB
活動の様子がご覧いただけます


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島本町マスコットキャラクター募集中!

2017年03月09日 | とだ*やすこの町政報告
島本のマスコットキャラクターの募集がはじまりました。
3月6日~4月30日

主体は高槻青年会議所。2月17日にケリヤホールで開かれた説明会に行ってきました。


島本町にふさわしい「マスコットキャラクター」のデザインとは、はたしてどのようなものでしょう。

実は、わたし、島本町にもマスコットキャラクターが必要、あった方がよいと折に触れ主張していました。ずいぶんまえに委員会で問うたことはありますが、積極的な答弁はいただけなかった。また、住民の方に問うても、それはいい!という方には出会えませんでした。

マスコットキャラクターが欲しいと思ったきっかけは、いくつもあります。まず、山崎保育園に大山崎のラランちゃん(蘭の妖精)が来て、すごく盛り上がったと聞いたときです。

大人になって「ふるさと話」で盛り上がったとき、島本町で育った人は「うちはお金がなくて、ゆるキャラはなかったなぁ」「ラランちゃんが保育園に来てくれたなぁ」ということになるのかと。それはさびしい。

もうひとつは、NPO再生塾 (持続可能なまちと交通をめざして)に参加して、宇治をフィールドに公共交通とまちづくりをチームで研究したとき、宇治のご当地キャラ「チャチャ王国のおうじちゃま」に出会ったことです。

交通事業者に事業提案をするプレゼンテーションのなかで、わたしは、チャチャ王国のおうじちゃまを主人公にした絵本のストーリー(未就学児が親といっしょに楽しくバスに乗るための啓発となる王子様の冒険)を紹介しました。

絵本の主人公とするにあたり、著作権の問題や使用料などについて、宇治商工会議所の担当者とお話し、目的さえを見失わなければ、さまざまな活用法が可能であることに気づきました。

その後、高槻市(はにたん)大山崎商工会(ラランちゃん)の担当者にヒアリング、導入のきっかけ、公募の手法と経費、選考方法、維持管理費などについて調査しました。

結果、ゆるきゃらグランプリで上位をめざすことを目的とせず、町内のさまざまな催しで「親善大使」として活躍してもらえば、費用対効果、クロスセクター効果が得られると確信。

防災訓練に参加してもらうと若い世代の参加が見込めます。福祉事業にも参加してもらいたい。町が元気に笑顔になる。そういう意味では、大人にも子どもにも愛される「まあるいキャラクター」がよいと思えます。

わたしが聞いた住民意見では、島本といえば水というのが多くの方の意見。筍、将棋の水無瀬駒、三川合流、コミミズクなど題材はいろいろあると思いますが、やはり水、世界に誇れるジャパニーズウイスキーを育くむマザーウオーターとしての水です。

つくられたものを承認するのではなく、島本町が主体的に取り組むむことができていたら、という気持ちは正直ありますが、今回、高槻商工会が募集、制作を担ってくださることに感謝しています。

みなさん!ふるって応募してください。制作に関してはプロの手がはいるということなので、絵の上手下手よりも、ストーリー、キャラクター設定、オリジナリティが大事だと思います。
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町長立候補予定者の公開討論会

2017年03月04日 | とだ*やすこの町政報告
前半議会が終り、平成29年度骨格予算を審議する常任委員会に向けて質問の精査をしなければなりません。持ち時間たったの45分。頑張ります。

今日、3月4日(土)AM10:00~ 約20分、エフエムもりぐち FM‐HANAKOに出演します。山崎在住、洋画家のKさんといっしょに、島本のこと、山崎のことをPRしてきます。

お知らせがギリギリになってしまいましたが、お時間とご都合のある方は、周波数82.4MHZにあわせてみてください。高槻エリアまで届いているそうです。

さて、任期満了に伴う島本町長選(4月11日告示、同16日投開票)の島本町長選挙立候補予定者による公開討論会が開かれます。

3月10日(金曜日)開場17:30 開会18:00 終了予定19:30
島本町ふれあいセンター1階ケリヤホール
主催:高槻青年会議所

先着200名 要申込み 締切3月3日
申し訳ないことに、お知らせが間に合いませんでした(残念です!)
まだお席に余裕があるのかどうか、確認はできていません。

現在、島本町長選挙立候補予定者は3名、出馬表明順にお名前をご紹介します。

田中修氏(島本町議会議員・無所属・現在一期目・69歳)
田中哲哉氏(元大阪府職員・大阪維新の会、自民党推薦・59歳) 
山田紘平氏(大阪ユースホステル協会職員・無所属・32歳)
※カッコ内は報道等により戸田の知り得た限りの情報によるもの

ご参考
大阪維新の会が1月31日に行った記者会見


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2月定例会、初日
庁舎からの眺望

関西電力グランド跡地に
マンションが建てばこの眺望はなくなります
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明日から定例会、主に骨格予算審議です

2017年02月26日 | とだ*やすこの町政報告
明日17日月曜日から2月定例会がはじまります。はやいもので2期8年、今期の議会は残すところ2月定例会のみとなりました。みなさんからお預かりした議席の重みを痛感するときです。

戸田の一般質問のテーマはJR島本駅西地区のまちづくり。2期8年、この問題から逃げることなく質疑を続けてきました。今回は開発のなかみに触れる発言を行います。戸田は4番目、登壇は初日27日午後一番、おそらく13時ごろになると思います(予定)。

お子さま同伴での傍聴も可能です。お待ちしております。

■島本町議会2月定例会
前半本会議
2月27日(月)28日(火)3月2日(木)

総務建設水道委員会
3月6日(月)
民生教育消防委員会
3月9日(木)

後半本会議
3月15日(水)
※いずれも午前10:00~午後5:00(予定)

4月に島本町は町長・町議会議員選挙を迎えます。平成29年度の予算審議は骨格予算になります。大阪維新の会・日本維新の会が、島本町の財政を問題にして合併を視野に入れた発信を続けていますが、複数の議員が、それに反論する財政関連の質疑をするはずです。



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やきもののお雛さま
水無瀬の民芸店で求めました

もう何年も買おうか、買わないか
迷って、今年、ついに買いました
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JR島本駅西側開発と4月の町長選挙候補者

2017年02月03日 | とだ*やすこの町政報告
暖かい節分でした。山崎の椎尾神社の節分祭に行ってきました。地域の祭事を守ってくださる方に、毎年、感謝の気持ちでいっぱいです。

さて、島本駅からみる田園風景、開発に従事する業務代行予定者が1月27日に決まっていますが、地権者で構成される組合施行ということを理由に、今なお業務代行予定者と事業プラン案は非公開のままです。

28日に行った、人びとの新しい歩みの学習会は、この頃には事業内容案が示せるのではないかと決めていた日程ですが、公表は地権者への説明会を行って後になるとのことです。しかし、いずれにしても開発計画は揺るぎないものとなりました。

さて、報道でご存知のこととと思いますが、4月16日投開票の島本町長選挙に2名の候補者の出馬表明がありました。まず、田中修町会議員(無所属・1期目・69歳)が表明されました。

田中修氏の議員への立候補が町長になるための単なる布石であったとしたら、この4年間の氏の行動も理解できるというものです。翌日には田中哲哉氏(大阪維新の会・59歳)元大阪府庁職員が表明、自民・公明相乗り候補、大阪維新推薦です。


1月31日の大阪維新の会・記者会見「動画」

松浪健太衆議院議員・池下大阪府議会議員がそれぞれ通信で、島本町の財政状況を理由に、事実上の合併を繰りかえし主張されています。

党勢拡大のために、高槻市との合併というセンセーショナルな政策を打ち、住民投票で否決された大阪都構想や議席を減らした茨木市議選の雪辱戦と位置づけて島本町を荒らしにくる、というのでしょうか。

社会の変革の時期、今こそ改革が必要と真摯に考える若者や、議席を就職先にして公職を私物化する野心家たちを旨く取り込んで、維新は勢力を伸ばしてきたように思います。

他のすべての自治体同様、島本町政にも課題は山積していますが、住民と議会と行政が課題を共有し、自ら解決していく、それが住民自治です。

いうまでもなく「地方自治」には、団体としての「町」の自治も含まれています。「島本町」の施策に、なぜ、府会議員議や国会議員が介入してくるのか、この不思議な不快感はなんでしょう。

島本町は住民にとって政治が近い町、投票率も府内でトップクラス。そして町政にとって初の18歳選挙。自分たちの未来は自分たちで創りたい。

町長交替はJR島本駅西地区の開発にも大きく影響します。ふたつの選択しかないのですか、と新たな候補者を願う声が寄せられています。
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防災訓練中止のお知らせ

2017年01月15日 | とだ*やすこの町政報告
本日(1月15日)の「防災とボランティア訓練」は
積雪のため中止になりました
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小学校の給食、学童保育室のこと

2016年12月27日 | とだ*やすこの町政報告
12月定例会議の報告です。多くのことが決まりました。学童保育室については、現在3年生までの入室を来年度から4年生までに拡充するため、条例を改正しました。

また、条例の改正は、保育料の値上げ(一部500円~1000円)を行うものでもありました。階層を設けて低所得層の負担を少なくする配慮もあり、戸田は賛成しました。平成に入ってはじめての見直しになります。

島本町では、学童保育のおやつ代(正式には「補食」)が保育料に含まれ、栄養士の管理のもと町が一括購入して支給していますが、これは島本町の誇るべき特徴です。

多く他の自治体では、保護者が持参したり、集金したり、あるいは学童指導員が準備したりしておられます。おやつが足りないという声もあるようですが、島本町の補食の提供は手厚いといえます。

島本町ふれあいセンター及び緑地公園住宅集会所について、公募に応じた3事業者のなかからシダックス大新東ヒューマンサービス㈱を指定管理者として選定、議会はこれを可決しました。

障害者通所施設・町立やまぶき園を島本町ふれあいセンター敷地内のゲートボール場に移設する計画については、公募により事業者を選定し、土地を無償貸与(30年間の予定)、2019年に民設民営での開業をめざして事務を進めています。

他には、教育委員会元生涯学習課青少年人権教育担当職員が提起した懲戒免職処分取り消し訴訟において、大阪高裁の控訴棄却判決が確定。教育委員会の処分が妥当であると認められ、訴訟に伴う弁護士費用3,780,000円が補正予算で計上されました。

第4小学校において、学童保育のニーズと住宅開発による児童数の増加に対応するための校舎設計が変更されます(追加費5,189,000円)。変更の内容は、給食数の増加に備えて新たな給食室を整備するものです。

二階建てから三階建てに変更、一階を給食室にする設計に変更します。同時に、第一小学校の給食室の積年の課題を解決するため、第四小学校で第一小学校の児童・教師の給食を調理して、配送する計画です(親子方式)。

すなわち第一小学校では調理を行わず、第四小学校から配送、第一小学校の給食室は配膳と食器の洗浄、保管室に改修する計画です。

積年の課題とは、他校に比して調理器具に格差がある、いまなおアルマイト食器を使用、空調整備がなく労働環境として問題などです。これらを質してきた者として、今、親子方式への変更は、現段階でできる最善の方法と思わざるをえません。

本計画を支持せざるを得ないと判断して、設計の追加費用を含む補正予算に賛成しました。ただし、島本町でもっとも歴史のある小学校で、これまで長く行なってきた自校調理を廃止するのですから、保護者への丁寧な説明は必須、と繰り返し求めました。


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過日行なわれた、山里、大沢の早尾神社のお祭り
かつては巫女による湯立が行われたと町史にあります

お祭りの夜、宴席では謡曲がうたわれたともありますが
時代とともに簡素化され、今は存続さえも厳しくなっています


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12月定例会、各議員の一般質問です

2016年12月10日 | とだ*やすこの町政報告
時間をみつけては、とだ*やすこの議員活動報告「いまここ*島本・秋号」を配布しています。今朝は若山台住宅の一部を歩きました。毎回思うことですが、自然が身近に感じられる素晴らしい住空間。寒く時雨れるのもまた風情でした。

12月定例会では、議長、監査を除くすべての議員が一般質問を行います。ああ、選挙が近いと実感する時期でもあります。12名の議員がそれぞれの視点で町の政策課題に向きあうこと、有権者から託された権利を行使することがとても重要です。

12月定例会の一般質問(通告順)

村上議員
日立金属株式会社山崎製造部跡地の動向について
田中議員
1.町職員の意識改革(働き方改革)と事務改善提案制度について
2.「ふるさと納税」の取組み状況について
関 議員
1.姉妹都市提携の候補地視察の成果について
2.島本町の財政はいつまでもつのか
野村議員
1.財源確保と農地に対する課税について
2.個性が活かされるまちづくりの実現について
外村議員
1.子供の貧困問題や幼児虐待事案など本町での現状と対応について問う
2.北摂7市3町による図書館の広域利用化の検討と課題について問う
川嶋議員
公共施設の整備・改修計画について
河野議員
1.重症心身障がい児者の移送支援の拡充を求める
2.町行事や学校現場での事故、怪我への保険対応、補償を問う
3.飲酒等にかかわる未成年、町職員指導等対策を問う
佐藤議員
1.島本町内の農地を守るために
2.東大寺緊急土砂置き場の安全をはかる取り組みを
戸田議員
1.障害者が地域で安心して暮らせる町に
2.市民の暮らしを支える下水道事業
~マンホールカード発行を提言します~
3.JR島本駅西土地区画整理事業
~「広報しまもと」に事業進捗の掲載を求める~
清水議員
若山台調整池について
平野議員
1.新名神高速トンネル工事残土受入れに係る災害防止・環境保全について
2.税額通知書に勝手にマイナンバーを記載しないことを求める
3.戦争遺跡である「楠公・桜井駅跡」の「日本遺産」申請について
平井議員
マンション建設等の住宅開発が島本町に与える影響について

以上
気になるのは「若山台調整池」。売却、埋立に、必死の思いで反対してきた者として(防災面!)、「凍結」が解かれるのではないかと懸念するところです。

戸田の登壇は、初日13日の午後遅く、おそらく夕方になります。初日で10人の一般質問が終わるのが最近の傾向です。議場は暮らしのライブハウス!ぜひ、傍聴にお越しください。


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第68回人権週間・人権の集い

人権標語表彰式
「気づいてる?あなたの命 大事だよ」
(第4小学校Tさん)

HANDSIGN
ボーカル&手話パフォーマンスアーティスト
ダンス・歌・トークを楽しみました!

クオリティの高いパフォーマンスに感謝!
町外からファンの参加が多かった印象です

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自治体の広域連携と都市間共創

2016年11月13日 | とだ*やすこの町政報告
過日の11月臨時会議にて、高槻市と島本町とのし尿及び浄化槽汚泥処理に関する事務の委託に関する協議について(第70号)を審議、議長を除く議員13名全員一致で「採択するもの」としました。

戸田は、会派「人びとの新しい歩み」(戸田・平野議員)を代表して「賛成の討論」(賛成する理由を述べること)を行ないました。

2015年11月10日付、本町からの事務委託の再協議の依頼(島政政第391号)に、同19日付高槻市長名で「事務委託の是非については、改めて「高槻市・島本町広域行政勉強会」において協議、検討をさせていただきます」と回答(高戦政第503号)をいただくことができ、今日に至っています。

濱田市長のご理解、ご決断に改めて感謝し、同勉強会及び事務連携ワーキングにおける両市町職員の協議、報告書の取りまとめ、特に島本町の課題に取り組んでくださった高槻市に敬意を表したいと思います。

島本町衛生化学処理場は高槻市内にあるという特殊な事情を抱え、築年数50年、耐用年数をはるかに越えた施設の老朽化は著しく、毎年多額の費用をかけて維持管理運営を行ってきました。

しかしながら、し尿処理に係る島本町の方針は二転三転、2003年山崎地区での建設が検討されて以来15年、2009年12月11日付「将来のまちづくり構想(広域による事務委託)の依頼」からも既に7年が経っています。

周辺の環境対策には充分に努めてきたと認識していますが、今なお東上牧自治会からの撤去要望に応えることができていません。

第4次島本町総合計画基本計画は、老朽化に対応し、「広域的なし尿処理について検討します」としています。紆余屈折を経て、2013年度に「島本町し尿中間処理施設整備に係る基礎調査計画書」「同し尿処中間処理施設整備に係る建設候補地選定調査報告書」を策定。

2015年3月策定の「生活排水処理基本計画」にも「新たなし尿中間処理施設を本町内に建設する計画を進めています」と明記し、町域内での施設整備に向けて事務を進めていました。

しかしながら、人口規模3万人の島本町が、日量約7Klのし尿と約1,500Klの浄化槽汚泥処理のために、数億円単位の施設を新設するには無理があり、公共下水道の普及に伴い処理量が確実に減少していくなか、やむを得ない状況とはいえ、合理性を欠いた計画であったことは否定できません。

この度、高槻市にご理解、ご協力いただき、報告書を踏まえた広域連携が実現すれば、高槻市・島本町双方に利点があり、積年の複数課題が解決でき、将来を見据えた信頼関係を結ぶことができるとわたしは判断しました。

度重なる東上牧周辺住民からの撤去要望にも応えることができ、解決に年月を要したことに対する本町の誠意として現施設の跡地を譲与(約3億円との鑑定結果)活用していただくことについては議論があったところですが、両市町が将来的に相互の信頼関係を結ぶには最良の判断であるとかねてより判断しています。

島本町にとっては、数億単位の施設新設費用の削減とともに、公共施設の再配置を行うにあたり建設候補地であった住民ホール跡地活用が可能となるという大きな利点があります。合理的かつ効率的な事務処理と施設運営によって持続的な経済効果も見込めます。

一方、高槻クリーンセンター分室周辺の環境整備、住民のみなさんのご理解とご協力に対する配慮については、高槻市の方針のもと島本町が誠意をもって対応しなければなりません。

実は、2010年3月には、環境省大臣官房 廃棄物・リサイクル対策部 廃棄物対策課が「し尿処理広域化マニュアル」を策定。適正な処理を継続するためには、経済的要因、社会的要因のみならず、地球規模での環境課題も視野に入れた施設整備運営が不可欠としています。

し尿を取り巻く状況は全国的に大きな転機を迎えています。し尿収集量の減少、浄化槽汚泥混入率の増加による処理効率の低下、施設の老朽化に伴う処理機能の低下、適正な整備運営に対する財源の減少など多くの問題を抱えて、現場の職員の苦労はたいそうなものです。

耐用年数を超えた、し尿処理施設の稼働は、地震などの自然災害による影響や突発的な故障事故の発生も懸念されます。施設整備運営に関する経済性の向上や地球温暖化防止対策への貢献も社会的に要求されていることです。

広域連携は、広く社会的に意義があるものです。が、あくまでも島本町側の事情によって高槻市にお願いするものです。そしてこの問題に関しては経済性や効率性だけで判断することはできません。

わたしの議員活動一期めは、し尿処理と合併問題からスタートしました。島本町の存続に係るとして、識者を交えて平野議員、外村議員と住民の方とで調査し、議論に議論を重ねて報告書を作成、多くのことを学びました。

ふりかえって感慨深いものがあります。高槻市議会での審議、議決結果を待ちたいと思います。


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大阪北部議長会講演(11月11日)
「地方創生と議会の役割」

お話は同志社大学の新川達郎先生
人口減少、縮小時代の自治体の課題

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11月臨時会議、開催します

2016年11月09日 | とだ*やすこの町政報告
いよいよ冬めいてきました。ハロウィーンが終れば、はや、クリスマス、そして年賀状とすべてが商業ペースで忙しない日々です。今日は数十年ぶりにゆっくり従兄弟のパートナーと話をする機会に恵まれ、女4人(わたしの母も)で長い時間話し込みました。

過日は、公益財団法人 市川房枝記念会女性と政治センターの女性参政70周年記念事業in関西に参加しました。市川房枝さんの「婦選の話」録音でご本人の声を聴くことができましたが、政治が暮らしそのものであることを女性に、やさしい言葉で語りかける声は実に穏やかで今なお新鮮でした。偉大です。

女性議員であることを特別に意識しないで、よりよい仕事をめざせるわがまち島本町の環境は、それだけで恵まれています。そこには先人の不断の努力と闘いの歴史があったことを常に忘れないようにしています。

けれども、議会における問題の根っこは性差ではありません。首長追認かどうかで情報が偏って提供されたり、「民主主義は数」と長いものに堂々と巻かれたり、賛成するかわりに要望を陰で通していく(いわゆる根回し:否定はしないが弊害大)、そういう政治のあり方が真実を捻じ曲げてしまう、とわたしは思います。

意思決定のプロセスを不透明にし、異論反論を可能な限り反映させる機会を失い、議会が市民を代表する「議論のひろば」ではなくなってしまう。そこが問題、「もったいない!」ことです。


11月臨時会議のお知らせです
11月10日(木) 10時~ 役場3階本会議室

議案
高槻市と島本町とのし尿及び浄化槽汚泥処理に関する事務の委託に関する協議について


高槻市、島本町両市町の議会で可決されてはじめて事務委託は成就します。紆余屈折(実に!)を経て、昨秋、島本町から再度の協議を求め、高槻市がこれに応じてくださいました。

両市町の事務レベルの協議を行い、この夏、正式に島本町から高槻市へ依頼したものです。経費の負担については、委託に際してあたらに発生する費用は島本町が負担することとされています。


また、高槻市クリーンセンター分室を更新する(新しくする)際には、島本町も応分の負担をすることになります。これらは追って協議のうえ、詳細を決定する、そういう内容です。

附則として、高槻市東上牧にある現在の島本町し尿処理場の跡地(撤去整地完了後)を高槻市に譲与する、という内容が含まれています(鑑定:3億1600万円)

譲与については議論があったところですが、町域内建設の候補地であった住民ホール跡地の活用が可能になる、東上牧周辺住民のみなさんに納得していただける跡地活用を考えるには、島本町ではなく高槻市に担っていただく方が理に適っている、と戸田はむしろ賛成です。

なににも増して、地元自治会への説明責任がこの問題の要です。事務委託の実現を願いつつ、なにを問い、なにを明らかにするのか、既に日付が変わって準備できる日は今日一日しか残されていませんが、資料を基に慎重に審議します。
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