臨時議会のお知らせです
11月16日(金)午前10時より
役場3階 本会議場にて
傍聴をお願いいたします。8月の大雨洪水水害関連工事に関する補正予算と、議員定数の削減について審議します。質疑の進行状況は議会事務局にお問い合わせください。
今朝、議会運営委員会が開かれ、傍聴しました。8月の大雨災害に関連する土木工事に関する補正予算が町政執行部から提案されました。同時に、議員定数を2名削減して14名にする条例改正が議員からの提案によって提出されました。戸田、平野をはじめ自公民以外の議員は今朝はじめて知りました。
来春の改選を控えて、やっぱり出してきました。提案議員は、清水議員・伊集院議員(自民)、川嶋議員(公明)、平井議員(民主)の4議員。
既に自公民のすべての議員で事前に協議しているのはあきらか。提案説明は伊集院議員が行いました。「唐突だと思う」(来春の選挙に)「立候補を予定されている方のためにも早めに知らせてあげる方がよいと判断」などと発言しました。「知らせてあげる」というのはどうかと思いますが、終始早口で誠意が感じられなかったのはわたしだけでしょうか。
なにより「町を挙げて行財政改革に取り組む中、住民にのみ負担を強いるのではなく、議会自らが改革の範を示すべきと考え、議員定数の削減を提案するものである」という提案理由には仰天しました。議員定数削減は、ともすれば議会の機能を弱めることを意味します。
議会自ら範を示すという考え方は、あたかも議席が議員のものであるかのよう、主権者が住民であることが理解されていないのでは?と疑います。
わたしは、過去3年間、議会改革に関するいくつかの研修に参加してきましたが、定数削減には慎重であるべきという考えを述べる講師の方ばかりです。地方分権の時代に入った今、地方議会の役割はますます高まっており、行政の監視機能と政策立案機能が重要になってきているなか、議員が自ら定数削減を掲げて選挙に臨み、それが有権者に「ウケル」という現状に警笛を鳴らしておられます。
島本町での議会改革特別委員会でも定数削減については議論してきました。しかし中間報告をまとめた段階であり、増減については合意に至っていません。議会改革特別委員会の委員長が自ら提案者となり、提案理由を述べるというのは、議会内の信頼関係を著しく損なうものという感覚がわたしにはあります。このあたりが島本町議会の根源的な課題です。
会派代表者会議で確認した来年度予算の議会費予算でも、定数削減による減額についてはまったく議論になっていません。議員全員協議会でも同様。本来、踏むべきプロセスにおいて知らんぷりしておいて、敢えて臨時議会で唐突に提出し、あっという間に(相手に時間を与えずに)結論を出してしまうという手法。
それが「政治」というもの、と思われますか?それこそ、そんなことに議会費を費やすことこそ税金の無駄というものではないでしょうか!
自らが改革の範を示すといいながら、提案議員はみな報酬の削減には賛成していません。むしろ折に触れ報酬の増額を口にする議員ばかりです。自らが改革の範を示すというのは、まったくもって詭弁といわざるをえません。
島本町議会は既に定数を20名から18名、18名から16名に減らしています。議員にはそれぞれに得意分野があり、関心のある政策も異なります。どんなに優秀な議員でも、どれほどやる気と誠意に溢れていても、町政には、ひとりでは抱えきれない課題が山積しているのです。
これ以上定数を減らしてしまえば、みなさんが信頼できる、頼りになる議員の数は、ますます少なくなるという危機感がわたしにはある。島本町議会にとって定数削減がなぜ必要なのか。納得できる答弁が得られるかどうか、本会議ではひとり3回の質問が許されるだけです。
画像は、造形作家・江口宏さんの「現代用語の基礎知識」
「セレブ:噂に尾ひれはツキモノデス」
11月16日(金)午前10時より
役場3階 本会議場にて
傍聴をお願いいたします。8月の大雨洪水水害関連工事に関する補正予算と、議員定数の削減について審議します。質疑の進行状況は議会事務局にお問い合わせください。
今朝、議会運営委員会が開かれ、傍聴しました。8月の大雨災害に関連する土木工事に関する補正予算が町政執行部から提案されました。同時に、議員定数を2名削減して14名にする条例改正が議員からの提案によって提出されました。戸田、平野をはじめ自公民以外の議員は今朝はじめて知りました。
来春の改選を控えて、やっぱり出してきました。提案議員は、清水議員・伊集院議員(自民)、川嶋議員(公明)、平井議員(民主)の4議員。
既に自公民のすべての議員で事前に協議しているのはあきらか。提案説明は伊集院議員が行いました。「唐突だと思う」(来春の選挙に)「立候補を予定されている方のためにも早めに知らせてあげる方がよいと判断」などと発言しました。「知らせてあげる」というのはどうかと思いますが、終始早口で誠意が感じられなかったのはわたしだけでしょうか。
なにより「町を挙げて行財政改革に取り組む中、住民にのみ負担を強いるのではなく、議会自らが改革の範を示すべきと考え、議員定数の削減を提案するものである」という提案理由には仰天しました。議員定数削減は、ともすれば議会の機能を弱めることを意味します。
議会自ら範を示すという考え方は、あたかも議席が議員のものであるかのよう、主権者が住民であることが理解されていないのでは?と疑います。
わたしは、過去3年間、議会改革に関するいくつかの研修に参加してきましたが、定数削減には慎重であるべきという考えを述べる講師の方ばかりです。地方分権の時代に入った今、地方議会の役割はますます高まっており、行政の監視機能と政策立案機能が重要になってきているなか、議員が自ら定数削減を掲げて選挙に臨み、それが有権者に「ウケル」という現状に警笛を鳴らしておられます。
島本町での議会改革特別委員会でも定数削減については議論してきました。しかし中間報告をまとめた段階であり、増減については合意に至っていません。議会改革特別委員会の委員長が自ら提案者となり、提案理由を述べるというのは、議会内の信頼関係を著しく損なうものという感覚がわたしにはあります。このあたりが島本町議会の根源的な課題です。
会派代表者会議で確認した来年度予算の議会費予算でも、定数削減による減額についてはまったく議論になっていません。議員全員協議会でも同様。本来、踏むべきプロセスにおいて知らんぷりしておいて、敢えて臨時議会で唐突に提出し、あっという間に(相手に時間を与えずに)結論を出してしまうという手法。
それが「政治」というもの、と思われますか?それこそ、そんなことに議会費を費やすことこそ税金の無駄というものではないでしょうか!
自らが改革の範を示すといいながら、提案議員はみな報酬の削減には賛成していません。むしろ折に触れ報酬の増額を口にする議員ばかりです。自らが改革の範を示すというのは、まったくもって詭弁といわざるをえません。
島本町議会は既に定数を20名から18名、18名から16名に減らしています。議員にはそれぞれに得意分野があり、関心のある政策も異なります。どんなに優秀な議員でも、どれほどやる気と誠意に溢れていても、町政には、ひとりでは抱えきれない課題が山積しているのです。
これ以上定数を減らしてしまえば、みなさんが信頼できる、頼りになる議員の数は、ますます少なくなるという危機感がわたしにはある。島本町議会にとって定数削減がなぜ必要なのか。納得できる答弁が得られるかどうか、本会議ではひとり3回の質問が許されるだけです。
画像は、造形作家・江口宏さんの「現代用語の基礎知識」
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