とだ*やすこの「いまここ@島本」

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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

水と緑と生物多様性を守るために 

2016年02月28日 | とだ*やすこの一般質問
平成28年2月定例会で戸田が行う一般質問のテーマ

Ⅰ)水と緑と生物多様性を守るため
~持続可能な天王山周辺森林整備~

2016年2月13日、しまもと環境・未来ネット公開講座において、「地下水は無限か?森が育む『地下水』の持続可能性について」という講演会が行われ、興味深く拝聴しました。主催は「しまもと環境・未来ネット」ですが、島本町の環境基本計画推進活動に位置づけられた取り組みです。

講師は「水を守りに、森へ」などの著書で有名な山田健氏。「サントリー天然水の森」の仕掛け人といわれ、サントリーホールディングス株式会社のエコ戦略部・水科学研究所チーフスペシャリストを務めておられる方でした。

天王山周辺は、かつて里山として利用されてきた長い歴史がありながら、近年、経済的効果を理由にして放置され、地権者の高齢化により人の手による適正な手入れ、いわゆる森林整備ができなくなっています。

森林の水源涵養機能と生物多様性を守る上で重要な役割を果たす「林床の植生」が失われたり、衰退していたり、単調化していることが大きな問題点で、増えすぎた鹿による過度な採食が問題を深刻にしていることがよく理解できた講演でした。


学びの成果を活かして「天王山周辺森林整備推進協議会」、水を育む力と生物多様性に満ちた森づくりの推進、サントリーホールディングス株式会社、大阪府、島本町の三者でむすんだ森林整備協定「天然水の森おおさか島本」(30年)ついて問います。

また、超長期的視野で取り組むために欠かせないのが次世代の育成。森と水の関係を理解し、森林整備と地下水涵養に関心をもつ次世代の育成「どんぐりの森」について、都市創造部・教育子ども部との連携、双方の課題について質問します。

児童生徒が地域の自然を肌で知る環境教育を行うことは、島本環境基本計画の推進に欠かせない視点です。地域のDNAを活かす視点が欠かせないと講師の山田さんはおっしゃっていました。果たして島本町の現状はどうか、確認します。

利休が茶室を構えたのも、鳥井信治郎と竹鶴政孝がサントリー工場を立地したのも、ここに良質の水があったからです。茶道文化の聖地であり、ジャパニーズウイスキーの発祥地といえる山崎は、古来より交通の利便性と水質の良さで人を惹きつけてきました。

桂川、宇治川、木津川の3川が合流する幅約1kmの天王山、男山辺りは、京都盆地の地下水が流れ出る出口ともいわれています。ひと・まち・しぜんの三川合流「島本町環境基本計画」に基づき、地域に根差した本物の環境教育、「森」を知り「水」を守る環境教育の充実を求めていきます。


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大藪浄水場では現在
浄水池を新しくする工事を行っています

昨年からの2か年事業で総額3億2990万円を予定
地下水90%の水道水がまちの誇りです

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