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大晦日に京都の実家に向かいました。元旦の朝、鴨川の畔を犬二匹(ミニチュアダックスフント)と散歩しました。古都の中心を流れる川として景観上の重要な役割を背負っている鴨川。ここ数年は市民の憩いの空間としてさらなる整備がはじまっています。
幼い頃水辺に入って魚を捕って遊んだ川に、友禅染の色水が流されるようになり、やがて自転車が捨てられるような醜い川になり、ついにはブルドーザーが入って深さが均一になり、美しいが人工的な風情になり、日本野鳥の会などから工事に疑問の声があがり・・・鴨川の変容はまさに日本の歩んだ道を物語るものです。
集中豪雨による被害が激増する近年、中州の拡大が防災上好ましくないのは明らかです。京都府は今月から中州の除去工事をはじめるそうです。20年ぶりとのことです。水生生物や鳥類など生態系に配慮して今後10年間で土砂の除去方法を検証していく方針と新聞報道にありました(平成21年11月23日京都新聞)。
画像は「北大路橋」から撮ったのか「出雲路橋」からだったか忘れてしましましたが、川幅が3分の1以下になっている様子がわかっていただけると思います。中州ではサギ(鷺)、カワセミ(翡翠)、セキレイ(鶺鴒)など、名前を知っている野鳥の姿がみられました。
規模は違いますが、わがまち島本の水無瀬川の様子もよく似た状況です。治水の観点から、さすがにこれ以上は放置はできないという声があがっています。
川の流れのように紆余屈折を経て、これからの河川管理は「治水」「環境」「景観」がバランスよく保たれていることが求められます。京都府の試行錯誤に注目し、中長期的に「親水」を考えて水無瀬川周辺を整備する必要があるなぁと思いました。遠く北山はうっすらと雪化粧でした。
幼い頃水辺に入って魚を捕って遊んだ川に、友禅染の色水が流されるようになり、やがて自転車が捨てられるような醜い川になり、ついにはブルドーザーが入って深さが均一になり、美しいが人工的な風情になり、日本野鳥の会などから工事に疑問の声があがり・・・鴨川の変容はまさに日本の歩んだ道を物語るものです。
集中豪雨による被害が激増する近年、中州の拡大が防災上好ましくないのは明らかです。京都府は今月から中州の除去工事をはじめるそうです。20年ぶりとのことです。水生生物や鳥類など生態系に配慮して今後10年間で土砂の除去方法を検証していく方針と新聞報道にありました(平成21年11月23日京都新聞)。
画像は「北大路橋」から撮ったのか「出雲路橋」からだったか忘れてしましましたが、川幅が3分の1以下になっている様子がわかっていただけると思います。中州ではサギ(鷺)、カワセミ(翡翠)、セキレイ(鶺鴒)など、名前を知っている野鳥の姿がみられました。
規模は違いますが、わがまち島本の水無瀬川の様子もよく似た状況です。治水の観点から、さすがにこれ以上は放置はできないという声があがっています。
川の流れのように紆余屈折を経て、これからの河川管理は「治水」「環境」「景観」がバランスよく保たれていることが求められます。京都府の試行錯誤に注目し、中長期的に「親水」を考えて水無瀬川周辺を整備する必要があるなぁと思いました。遠く北山はうっすらと雪化粧でした。