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明日から2月の議会がはじまります。令和7年度の当初予算(骨格予算)が主な議案です。島本町は4月に町長・町議選を控えています。事実上、これが今任期最後の議会になります(通年議会制なので必要に応じて臨時会議はいつでも開けます)。
とだ*やすこは、初日の一般質問に登壇します(おそらくお昼前。もしくは午後一番)。選挙を前にして、自らの課題意識で行える最後の一般質問の機会です。
だれがどのようなテーマで質問するか、あるいはしないのか。これは選挙における投票行動の重要要素です。とだ*やすこは、選挙期間中の活動(政策の訴え)を大事にしてきましたが、それは常に「議会発言」に基づくものでなければなりません。
*耳障りのよいスローガンなら誰でも叫べます。「差別をなくそう」「安心して暮らせる社会へ」「子どもたちに笑顔を」
今回の一般質問は、課題意識がありながら理解不足で(魂がないと説得力がないから)質問できていなかった「公益通報制度」と「環境:ごみの削減」「福祉:終末期医療」をテーマにします。
公益通報者保護制度のさらなる体制整備を
公益通報は通報者が保護されることを前提に成り立つものです。公益通報者は保護され、その尊厳と社会的地位が守られなければなりません。
地方公共団体が本来とるべき措置が、今、厳しく問われており、本町もその例外ではありません。*兵庫県知事選でのニュース報道などで注目されています。
本町における通報受付窓口は、現状、どのようになっているか。通報受付窓口について職員にどのように周知されているか。まず内部通報に適切に対応するために必要な体制整備について、現状を問います。
宝塚市は首長個人の資質だけではなく役所内部に違法や不正行為を許さない、させない風土を確立する必要がある、そしてそれを支える制度保障をもって市民に信頼される市政をめざしていくとして「公正な職務執行の確保に関する条例」を制定されています。
① 職員の定義
宝塚市のように公益通報の日の前1年以内の職員も対象にする必要がある、ととだ*やすこは考えます。責任をとって辞職するという「逃げ道」をつくらないためです。
② 法令遵守推進委員会のメンバー構成
主に町組織の幹部職員からなる島本町の現状は、真の意味での独立性が確保されていないと考え、改善を求めます。宝塚市の公正職務審査会は市長より委嘱された弁護士が3名(大阪弁護士会、兵庫県弁護士が推薦する者と市長が選出する者)で構成されています。
③ 事前相談窓口と基礎調査
宝塚市は、規則により、事前相談窓口を外部・内部に設け、外部相談員が通報対象事実に係る基礎的な調査を行うこととし、調査結果報告書を市の公正職務審査会に提出しなければならない、とされています。
第3者的な調査による判断なくして中立性を保てるのか、通報者を守れるのかということです。相談の内容が通報対象事実に係るか否かの判断も含めて第3者的な基礎調査が行えるよう、予算措置をして島本町もここを目指すべきと考えます。
誹謗中傷のような内容は公益通報には値しません。それでもなお通報者は守られ、そのことにより公益通報制度とはなにかを住民自身が理解して身につけてていくことが大事と考えます。
職員、住民(住民も公益通報ができます!)が必要な時にその存在を適切に理解し、安心して活用できる公益通報制度は、住民の町政に対する信頼につながります。
近畿市民派交流・学習会で宝塚市の事例を学び、とだ*やすこ、渾身の一般質問。持ち時間20分、時間切れとならないよう頑張ります。
その他の一般質問
▪終末期に希望する医療と看取り ~人生会議の意義と普及啓発~
▪事業系一般ごみの排出抑制と魚あらの再利用促進
画像
少し寒さが緩みました。
桃の節句も近く、もう春です。
*画像は後日差し替える予定
空気が乾燥しています。
「守りたい 未来があるから 火の用心」
*令和7年春季全国火災予防運動 統一標語