とだ*やすこの「いまここ@島本」

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大阪府島本町議会議員
とだ*やすこの活動報告

この夏、町立プールを廃止します(Ⅱ)

2014年06月28日 | とだ*やすこの町政報告
右肩上がりの高度成長期、人口も税収も増え、あらゆる自治体が競うように「都市化」をめざしました。人口減少時代を迎え「都市のなかみ」を考える時代になりました。誰が考えるのか、それは主権者である住民です。

なぜ住民説明会が必要か。公共施設は税金で運営している住民の財産だからです。

プールを存続すべきか否か、住民の願いを反映させることはもちろん大事ですが、現状、年間2か月の開設で1千万円以上の費用がかがるという現実、著しい老朽化、土地の賃借料。ここれに加えて数億円かけて大規模改修をしなければ、安全衛生が保てない・・・

それでもプールを存続するのか、廃止やむなしとするのか、主権者である住民自身が問われています。

住民の理解や合意を得ること目的とするのではなく、主権者である住民が、いかに政策決定の過程に当事者として係るかという視点で「説明会」が開かれる必要があります。

議論の前提条件である情報の共有ができていないまま、行政が一方的に決めている現状では、理解も信頼も得ることができません。対策への創造的なアイディアも生まれません。

収支を単純にみれば赤字である図書館について、それを理由に廃止するという議論がナンセンスなのと同様、赤字だから町立プールを廃止するという論理そのものは成り立ちません。

教育施設の耐震化など、町が抱える重い課題を考えると現状では厳しいことですが、中長期的には、緑地公園内の候補地で新設するという選択はあり得ると考えています。

わたし自身は、天王山をのぞむ水無瀬川緑地公園での青空プール新設を望んでいます。島本町の強みを活かせるのは屋外プールと思っているからです。

ただ、東大寺テニスコート、桜井の体育館、大沢キャンプ場、これらの生涯学習施設はどれも老朽化しています。総合的な基本構想を描いて進めていかなければなりません。

常々わたしはこのことを主張してきました。町立プール廃止へのソフトランディングをめざしてのことでした。しかし、今回、あまりにも乱暴、拙速に廃止を決め、解体撤去を急ぎました。子どもたちををおきざりにして・・・

廃止の理由は、著しい老朽化、安全対策の必要性、財政難などであり、多くの住民が納得できるものです。

しかしながら、安全強化を優先するあまり、結果として子どもたちの遊び場や居場所がこれ以上消えていくことがないよう、わたしたち大人が努力を惜しんではいけません。
そこで
①子どもの視点からのふれあいセンターの複合化
②小学校の校庭の放課後開放
③既存施設での児童館の創設(水無瀬川左岸を想定)

当事者である子どもに最も近い保護者のみなさんが、「子ども・子育てニーズ調査」に寄せておられる、以上の自由意見を尊重していただくよう求めて、町立プールを廃止することに賛成しました。

一夜明けて翌日。子どもたちが噂で聞いて(広報「しまもと」を読む小学生がどれほどいます?)「えっ、なんで?」で終わる問題ではないことを、どう解決したらよいのか考え、教育長と教育子ども部・部長と面談。

各小学校(もちろん幼稚園も保育所)の校長先生から、子どもたちに町立プールがなくなることを説明していただくよう申し入れました。


画像(平野かおる議員提供)
審議に向けて、町立プールの現場を事前視察
とても暑い日でした

人びとの新しい歩み(平野・戸田)
共産党会派(2名)・会派に属さない議員(2名)が
生涯学習課担当職員より説明を受けました


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