東京ドームに初登場K ～その2～

　さてさて、弁当をたいらげたKは満足の様子。スタメンが発表されてくると、Kもいよいよ試合開始という緊張感に包まれる。

　2時にプレーボールがかかると、Kも黙って見てられない。ジャイアンツの応援に拍車がかかる。しかしながら、その日のジャイアンツ打線はヤクルト由規に得点が奪えないどころか、ヒットもあまり出ない。一方、ジャイアンツの先発：高橋尚成も、ランナーを出しながら要所を締め無得点に抑える。今日は投手線だ…。私はこの投手線を興味深く見入っていたが、息子Kにしてはあまり盛り上がってない様子。

　しかし、好投していた由規から、亀井が起死回生の一発をライトスタンドに放り込むと、Kの応援もヒートアップ。入場の時にもらった、オレンジのタオルを振るは振るは。私の顔にタオルがヒットするほど…。

　実はドームに入る前に、Kはラミレスのサインボールを買ったが私は亀井のボールを買うように勧めていた。このところの亀井の活躍から勧めたのだが…、お笑い好きのKはラミちゃんを選んだのだ。亀井にしとけばよかったのに…と私。

　結果は亀井のホームラン一発で2-0とジャイアンツの勝利。試合後には、原監督とKがグータッチ。な、はずもなく、原監督の人形とグータッチでありました。

　　　　　

　野球を始めたばかりのKは、大満足で家路につきました。妻の実家に帰ってからは「カメイ、カメイ」の亀井コールが鳴り止みませんでしたとさ。

　～おしまい～