徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

地方での働き方とは?

2015-05-22 08:36:26 | 今日のひとり言・雑談
 5月20日(水)。この日は酒田祭り。しかし私は鶴岡で打合せ。こんなときに鶴岡に来たのだからタダでは帰れないと、とある勉強会へ参加した。

 鶴岡ナリワイプロジェクト主催「これからの稼ぎ方ダイアログ~私のビジネスこの町にどう役に立つ?」。一地方都市の九州:津屋崎で活躍する山口覚氏の地域と携わったビジネスモデルを聞いてきた。

 

 彼の考え方は一貫して、自分のビジネスの売上を上げることだけを考えていても、商売はうまくいかない。自分のビジネスが、町の人にどう役立つかという視点が大切だということだった。

 

 巨大なマーケットを背景とする都会では、利害関係だけでも成り立つが地方はそうではない。地方で初対面の方にいきなり名刺交換や仕事の話をすると煙たがれる。これはUターンを経験した私も感じたところであった。地域活動、PTA活動…その中での交友関係が非常に大切で、そこでの働きが認められて初めてビジネスの話に発展するのである。

 

 彼の話は共感するところが山ほどあった。地方ではビジネスtoビジネスでは成功しない。その地域のコミュニティに根付いて、ビジネス以外からきっかけを創り出すことが重要であると説いていた。前述した自分の考え方と全くと言っていい程同じだった。

 

 「常識を疑え」「平凡+平凡=非凡となる組合せ造り」「日替わりカフェ」「本職以外の名刺を2枚以上持つこと」…山口氏の言葉には参考としたい考え、アイディア、取り組みが満載で有意義な時間を様々な方と共有できた。

 私は酒田人であるが、鶴岡ナリワイプロジェクト、これからも注目していきたい活動団体である。
コメント
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