徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

敷地の高低差を利用した家-3

2016-05-19 08:45:57 | 建築家と酒田・鶴岡・庄内地方に家を建てる
 幅員の広い道路からのアプローチ案を検討し始めた水平にのびるイエ。今までモヤモヤしていた疑念や要望事項がスッキリ解決したのだ。

 

 アプローチを変えたことによって、敷地、住宅へのアプローチ動線が短くなりわかり易くなった。今までは狭い道路に一旦入り、回りこむように玄関にアプローチする案であった。

 敷地の高低差の1m部分を駐車場スペース(半屋外)とすることで、敷地条件を有効に利用する案となった。1m高い敷地部分にはLDK、寝室、水回りを配置し、駐車場スペースの上階には将来的な子供部屋を確保する。

 

 すると、LDKと将来の子供部屋部分の床レベルの差は1m程度となり、2階建てながら中2階の高さで抑えることができる。

 クライアントの要望であった、重心が低い平屋のような造りを実現できた。工事中はよく近隣の方々から、平屋ですか?と聞かれたものだった。

 

 また、駐車スペース部分の奥には、ご主人のロードバイクの保管庫も設置。このロードバイク保管庫、玄関の下にある。道路と敷地の高低差から生まれた保管庫である。

 駐車場からは勝手口を設け、階段を数段昇っていくと、そこにはキッチンが存在する。車での買い物帰りに、荷物を直接キッチンに運びたいと言う奥様の要望にも応えることができた。

  

 凝り固まっていた発想からは生まれなかったこれらのアイディア。些細な何気ない一言からの発想の転換。

 つくづく、色んな角度から物事を考えることを痛感したのだった。

 ~終わり~
コメント
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