絶好調ー！！といきたいですね。

　球春到来。プロ野球のキャンプがスタートしたばかりのこの時期、監督はみんな笑顔を絶やさない。これが、もう1カ月もすると眉間にシワガ増える監督がたくさん出てくる。理想と現実の狭間で現実のみを思い知らされるのだ。

　今季、一番の注目監督と言えば横浜DeNAベイスターズの中畑清に間違いない。飾らない人柄なため、アンチ巨人ファンの中にも「中畑だけは好き」という人は結構多い。私は根っからの巨人ファンなので、もろ手を挙げ中畑清のファンだった。好きな数字は「24」。気付けば今までの野球人生で、私が背負ってきた背番号も奇しくも「2」と「4」。

　　　　

　そんなキヨシ監督だが、ちと出すぎじゃないのと最近感じる。球団的には、あれだけ注目され、メディアに取り上げられるのはありがたいこと。でも、目立ってほしいのは監督ではなく選手。これも本音だろう…。

　キヨシ監督が目立たなくなったとき、それは選手が目立っているか、若しくは負けが込んでキヨシの眉間にシワが多くなってるかのどちらか。前者になってもらいたいものだ、一キヨシファンとしては…。

　以前、楽天時代の野村監督はこんなことを言っていた。自分がメディアに取り上げられることで楽天が取り上げられる。メディアに取り上げられるから、自然と選手もやる気が出てくると。キヨシ監督はそこまで考えている策士とは思えないが、結果的にそうなればもうけものか。

　キヨシ監督の、裏表がなく天真爛漫な性格は誰からも愛される。しかし、いつまであの「キヨシ節」と「笑顔」が続くかだ。監督１年目の大仕事は、今まで選手たちにこびりついてしまった負け犬根性の一掃に違いない。