徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

新たな一歩を価値あるものに

2015-11-10 08:30:59 | 建築家と酒田・鶴岡・庄内地方に家を建てる
 今年の春から相談を受けていた某リフォーム計画。先日無事に設計監理契約を交わした。これから本格的に設計作業がスタートする。

 クライアントと会ったのは2年半程前。知人の紹介で始めて会ったと記憶している。

 

 その後、私の設計した住宅のオープンハウスにその知人と一緒に足を運んで頂き、様々な質問に答え、家づくりの基本的事項を話させてもらった。

 それからの2年は、クライアントというよりは仲間といった感じで、各種イベントに一緒に参加したりと親交を深めていた。私の「家づくりセミナー」にも参加して頂いた。

 そして待ちに待ったリフォーム計画が、今目の前で歩み始めたのである。クライアントにとっては始めて歩む一歩であり、大きな決断の一歩である。この一歩を価値ある一歩とする為に、大いに手助けをしたいと思っている。

 今の大きな一歩は、来初夏に価値ある一歩となってお披露目予定である。
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家歴を継ぐハナレ現場日記 151104

2015-11-05 08:39:03 | 建築家と酒田・鶴岡・庄内地方に家を建てる
 工事も残すところ1ヶ月。追い込みに入った家歴を継ぐハナレ。外部足場も外れ全体像が現れた。

 

 母屋も外壁の再塗装が終わり以前と印象が変わった。母屋と離れは2階部分で渡り廊下で接続。

 

 今回の離れのリフォームは、省エネを主眼において計画している。断熱材は今までの約2倍の厚みで入れ、サッシは樹脂サッシにLow-Eペアガラス。予算があればトリプルガラスにしたいところであったが、そこは断念。

 暖房器具はエアコンを主暖房として考え床下に設置している。床下からエアコンの暖気を1~2階に浸透させ全館を暖房しようという試みだ。床の吹出口の他に、巾木や廻り縁も吹出口と捉えそこからも暖気や冷気を吹き出すディテールを考案。

 

 間もなく完成を迎える家歴を継ぐハナレだが、直ぐに冬に直面する。今回の計画がいきなり真価が問われることになりそうだ。
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高校生の羅針盤として-2

2015-11-02 08:40:30 | 建築家と酒田・鶴岡・庄内地方に家を建てる
 先日のブログで書いたとおり、高校生に向けて職業ガイダンスを行ってきた。10月29日は酒田西高等学校、11月1日は母校の酒田東高等学校。酒田西高等学校は1年生、酒田東高等学校は2年生を相手に。

 前者の高校は2回の講演で延べ60人程の聴講、後者では延べ20人程の聴講者があった。 

 人に物事を話するということは、自分でも話す内容を理解してなければならない。仕事でのプレゼント一緒だ。ましてや今までやってきた26年もの内容を、40分という短い時間の中で話すには要点を絞らないといけない。

 

 

 今回は高校生相手ということもあり、大学選択するための基礎的建築知識から始め、自分の大学時代の授業の様子や今の研究室との関り、そして実際の仕事内容へと話を進めて行った。

 生徒たちの反応を見ながら、実際の作品のパネル、模型、仕事で描いたスケッチ等を見せながらの講義。いざ始まってみると時間が足りない。自分のやってきたことを話し始めるとやはり熱くなってしまう。

 

 

 脱線も多々有りで、生徒たちには自分の話した内容がどう刻まれたのだろうか。後者の高校では講義が終わってから、生徒たちの感想を一部見せて頂いた。

 その感想は見事に全員同じことを書いていたことに驚いた。他の講師の方々に「それは碇谷さんが言いたかったことがストレートに伝わった証拠ですよ」と言われ素直に嬉しかった。 

 後日、前者の学校からも生徒たちの感想が届く予定だ。その感想も心待ちにしたい。

 2日間に渡り述べ80名の若者に話しをした。私の話を聞いてくれた生徒の中から、ひとりでも建築家を目指してくれる生徒が出てきてくれたらこんな嬉しいことはない。



 
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