トドクロちゃんと山登り

自然が好きで日本アルプスと近郊の山登り。
高山植物や四季折々の花を愛で。
史跡・歴史・ドライブがすきな自由人です。

福寿草を求め入道ヶ岳、そして椿大神社へ。

2015年03月09日 | データ
■2015.03.07 そろそろ早春の花「福寿草」の便りが流れ始めた、この地方では藤原岳の福寿草が有名だが、ここではなく入道ヶ岳からの便りです。入道ヶ岳と言えば椿大神社となりこの神社は古事記など神話の話と繋がる。そこで入道ヶ岳への登山と福寿草・椿大神社を合わせて行くことにした。さらに入道ヶ岳に点在する磐座(いわくら)も訪れる対象としたい。

高速の渋滞にハマりながらも9時に椿大神社の登山者用Pに到着。曇天の天候で登山には向かなく止まっている車も少ない。小雨が降っているので雨具の上着を最初から羽織り歩き出す、今回の目的は眺望ではないのでこの天候でもテンションは下がらない。
愛宕社に登山届所があるが用紙は入っていない、いつも事前に準備してくるのでそれを提出する。当然であるが自宅にも同じものを置いてきている、ただし今回はトドクロちゃんも来ているので長男に渡す。

登りのコースは渓流沿いの「井戸谷ルート」とする。植林された中を暫く登ると富士社の小祠が見える、この小祠の上部に大きな岩があるがこれが「石神の磐座」、この岩は木花咲耶姫命にまつわる磐座とされている。

暫し渓流沿いを。

避難小屋を過ぎ上部の雪が見えてくる頃、すれ違った登山者が福寿草の場所を教えてくれた。これが福寿草に出会えるかの分かれ道であった、この時期登山道脇には咲いておらず通常では見つからない場所であった。
福寿草の咲いている場所へは20-30mほど山側へ登る必要があるし昨日の雨でぬかるんでおりトドクロちゃんを待たせ自分のみで写真を撮りに行く。福寿草はこのあたりで20本ほど咲いており曇り空で花自体半開きだが趣がある。
下まで戻りトドクロちゃんに写真を見せ雪の見え始めた斜面を登り始める。

半開きの福寿草①

半開きの福寿草②

半開きの福寿草③

半開きの福寿草④

井戸谷上部は雪(20m程)が残りステップが崩れており、しっかり蹴り込みをしキックステップで登高する。山頂部は馬酔木の低木間に残雪が残っており間違ったトレースもある。

入道ヶ岳。

奥宮椿大神社の石碑。

曇り空でも多少の眺望はある。

何故か木に徳利が・・・・?

山頂で軽食を食べ奥宮へ向かうが途中でトドクロちゃんが足を攣る。塩を摂取させ水を飲ませ休憩とし自分のみ向かう。
以前はイワクラ尾根経由でここにきている。

下山は北尾根ルートへ。

馬酔木の蕾。もう少しすると山頂は馬酔木だらけになる。

足も良くなり下山、下山。

椿大神社に着く頃、雨が落ちてきた。


■椿大神社を参拝する。

この神社の祭神は

※椿大神社の御祭神:猿田彦大神(道の神、旅人の神)
天孫降臨で邇邇藝命(ニニギノミコト)が天照大御神から授かった三種の神器をたずさえ、天の岩戸で活躍した神々の天児屋命(アメノコヤネノミコト)天之鈿女命(アメノウズメノミコト)などを連れて、高天原から地上へと向かう途中、高天原から葦原の中つ国までを照らす神、猿田毘古神(猿田彦大神)が現れ案内をし邇邇藝命は高千穂に降り立つ事ができた。
容姿が天狗と似ており、実際に天狗と同一視されている事も多い。

※別宮椿岸神社の御祭神:天之鈿女命(芸能・技能の神)
天照大神が天岩戸に引きこもったとき、岩戸の前でえっちな踊りを見せた。八百万の神々が大笑いし、その様子が気にな った 天照大神にちょっとだけ岩戸を開かせた。その後、天手力男神がその岩戸をこじ開け、天照大神が出てくる。
また、瓊瓊杵尊が高天原から降りる際、迎えに出た猿田彦と最初に対面、それがきっかけで猿田彦に仕えるようになり「猿女(サルメ)君」と呼ばれるようになった。一説には猿田彦の妻になったと言われる。

我が家の新車購入時のお祓いはいつもここで行っている。

手水舎。

椿大神社本殿。

別宮椿岸神社。

御船磐座。
天孫瓊々杵尊一行の御船がここに繋がれた場所。

井戸谷ルート途中に「天狗の遊び場」と言う磐座があり、ここで猿田彦一族が話合いを行った神跡。でも今日は見つける事が出来なかった。

「猿田彦大神」と「天之鈿女命」の御朱印をお願いする。

参集殿で遅めの食事をする。
「伊勢うどん」「伊勢そば」名物「椿とりめし」いずれも美味しい。
これ目当てだけでもここへ来そうだ。
お土産に、「椿くさもち」をGET。


ここで雨が更に強くなり傘を取り出し登山者駐車場まで戻る。
温泉は定番の「アクアイグニス」へ今日は人も少なくすべての湯に浸かり体を温める。

さあ次は、セリバオウレンでも見にゆくか?


コメントを投稿