このブログの読者にはぜひ自己世界を持ってもらいと切にのぞむところであるが、まだもう一つピンとこない人があるかも知れない。そこでそれを実感できる一法を示してみたいと思う。
ロウソクを用意して部屋を暗くする。
ロウソクに火を灯して部屋の中でじっとしている。
ロウソクの光に照らし出された世界がそこに展開してくる。
つまりはロウソクの世界である。光の加減でその世界の様相は変化するのもよく分かるはずである。
そのロウソクを自分に見立てるのである。自燈明するのである。
どんな光を放っているかと認識力という光である。光の届いたところから反射光が帰ってくる。つまり、これは法燈明である。