先日、NHK歴史秘話ヒストリアで、興福寺の中金堂再建話が取り上げられてきた。
ノートルダム寺院の火災事故の直後の放送だったので、タイムリーなものとなった。
中金堂は昨年、10月に落慶法要が行われたが、何と8代目の建物だそうである。
http://www.kohfukuji.com/kanjin/rebuild.html
寺伝によると100回を超える火災に遭っているらしい。どれだけ火の用心の悪い寺なんだと思わざるを得ない。
火災もさることながら、明治初年の廃仏毀釈もひどかった。
一時は廃寺同然となり、五重塔、三重塔さえ売りに出る始末だった。五重塔は250円(値段には諸説ある)で買い手がつき、買主は塔自体は燃やして金目の金具類だけを取り出そうとしたが、延焼を心配する近隣住民の反対で火を付けるのは取りやめになったという。ただし、五重塔が焼かれなかった理由はそれだけでなく、塔を残しておいた方が観光客の誘致に有利だという意見もあったという。(ウィキペディア)