活力を失うと、目がしぼんできて、みなぎると、目がぱちっとひらく。
これは鶏も同じで、ニワトリはトサカの色も紫ぽくなり、へなっと張りがなくなる。
逆に、活力を持続させるためには、意識して目を見ひらいているとよい。
そうすると、活力を奪うものに引きこまれづらくなり、結果的にエネルギーを保つことになる。
かたちから入る方法。
活力には、からだを構成するたんぱく質が関与するが、そのたんぱく質をきちんと
消化するためにも亜鉛が必要。
亜鉛というミネラルは、貝や肉、ゴマにも含まれる。
精を漏らしてたんぱく質を抜きながらも、良質(吸収できるかたち)の亜鉛は不足がちだから、
そういう、日々イキまくってる男は、目がしぼんで、垂れ目がちになるともいう。
(もともと目尻が下がっている人相とはまた、雰囲氣が違う)。
動物的には、精を放つのは次代へ命をつなぎ、自分自身は死に至る道。
目がしぼんで活力を失っている者ほど、実際には違っても体は
死を感じるから、余計に最後の使命として精を放出したくなり、
悪循環ともいえる。亜鉛の不足がちな現在は、生命力の衰退につながる。
貝塚に見られるように、縄文時代などは、良質の貝を
だだっ広い江戸前の干潟で無限に拾得できたが(それは埋め立てるまでずっと)、
昨今は、貝もまた、生息地によっては汚染されているので、難しい時代ではある。
とにかく、無闇にたんぱく質を消費しないためにも、男は目をひらいて生きよう。
それと、唾液では分解できないといっても、肉や魚を食うならよく噛んだほうがよい。
唾液のぬるぬるが腸の滑りをよくして、便秘を防ぐ。
特に、腸の長い日本人は、動物たんぱくが腐敗しやすいため
早食いなどして唾液不足で便秘すると、そこから腸も酸化して腫れ、
ますます便が通りづらくなる。
直腸に滞留すると、肛門が腫れて痔になる。
便が出ればよいが、溜まったままではいくら薬を塗っても無意味。
歯茎が腫れるのも、歯のすき間に魚の食べかすなどが挟まって腐敗している
場合は、取り除きさえすれば腫れがひく。
そんなわけで、歯はぶくぶくと歯みがき粉を使う必要はなく、
歯のすき間に歯ブラシを差し込んで、カスを除くことが肝要。
そして、早食いは唾液不足を招くので、よく噛むか、
食べる前によくカミカミして唾液を出して飲み込んでおくと
ぬるぬるの道を準備してくれる、という考え方がある。
まとめると、
目を見ひらいて、いつも爽やかな風の道をえらび、
食べる前には唾液を飲み込んでおき、
歯のすき間はいつもスッキリさせておきませう。
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