ふろしき王子のブログ◎
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正面(南)と裏(北)の庭をつなぐ、東側の舗装された乾いた路地を
カナヘビが安全に渡れるよう、絶賛植木鉢を並べ中ですが、
ようやく道が整ってきたのか、今朝からそこに長いアリの行列。
裏庭の巣へと向かうアリたちは、ひとりずつ1つ、小さな白い粒を持っている。
これはおそらく、昨夜豆乳を絞ったさらしを洗ったときに出た
おからのカスで、正面の庭の野菜くず置き場に撒いたものかな。

家の周りに、こんなにたくさん生き物がいるけど、家の中には
ほとんど入ってこない。居場所が確保できれば、虫といえども
わざわざ危険を冒して人の領域に入らないものだな。





無意識に、裏庭を手前にして図を描くというのは、
裏庭こそが家を支える重心、土台ということなのか。

(改めて)、昨日 キジ夫婦を見た。

武州日野、多摩川の支流たる清流浅川にかかる
一番橋付近の河川敷は、こないだ迄一部護岸工事がなされていて
土手はコンクリートで覆われたるが、
いまだ着手されていない、夏草が育って処々に
小さな薮の如く灌木の茂れる土手を降りた辺りに

胴のふっくりした見慣れぬトリのつんてく歩いているのは、
まごうことなきキジの雌。

キジといえば夫婦一緒の多いことから、
きっと雄も近うにあらむと見れば、
すぐ後ろに、目にも鮮やかな紅い顔の雄キジ現れたり。

野生のきじをしかと目の当たりにしたのは初めてだす。
それも、息子と一緒。
33才のあたいと、3才の息子とも、初キジぢゃ。

その後 見失ってからも 感激は冷められず、つい 大きく
「キジに逢っちゃったあ~っ!」って叫んでしまった。

しかし、それほど珍しうなっている現状は淋しくもあり、
キジが国鳥として、いつでも見かけられる環境を
身近に再生、保護、創造して次世代につなぐのが
大人の基本的責任と感じる。

しかし、キジに意識を向けすぎるのではなく
人と町の健やかな経済活動とキジの居場所が
自然に巡り回っているあり方をよしとする。

外国人観光客をがっかりさせないような、
観光立国を支える田園風景。
風土に根ざした、町ごとに特色ある自然観察園。
ヨシをシンボルに、里川(里山と並ぶ)の積極的利用。

ホタルの棲めない庭に、その晩だけ放すのは虚しい。
糞があればハエが自らやって来るように、
自然とキジが現れちゃうような居場所を調えるんがよい。

近寄った結果、ヒカリ速度で駆け消えてったキジですが、
時速32kmで走れるようです。

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