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近所の製粉会社で買った北海道の小麦粉を手打ちしたうどん。

今日は、実家のある浅草ではお祭りなのですが
一日中、家に篭りて何かと動いておりました。
藍染と、新しい本に向けての作業ですが

もっぱら受身で、自ら乗り出して営業、外交しない性質だけど
何か引っ張ってくれたら、それ以上に飛んでみせたい
義理堅い部分もあり。

外出しないからと、髪がやや、わさっとしたままあれこれやっていたが、
やはり髪は大切なアンテナで、ラジオでお目当ての曲を聴くための
ダイヤルのように、一つの要でもあるから、改まった用事のある無しに関わらず、
朝起きたらきっぱりと髪を整えるべきかね~と思った。

僕は自分で髪を切っていますが、変てこになっても
ごまかせる?ように、脳天のある程度は
あらかじめゴムひもで束ねて、パインアップルのごときちょんまげにして
保険として取っておき、残りをスキばさみとハサミ(幼稚園時代のもの)で
切るという手法です。

その後、ゴムひもを解いて、頭頂部の長い髪をおろすと
レイヤーのようにかぶさります。これは逆に、いつでも
上を束ねれば忍者のようなちょんまげが結えるので、
ふさわしい(?)イベントなどでも役立ちます。

が、このちょんまげは、馬鹿に出来ない触角、アンテナという
思いが、何となくつよくなっているので、今後はいつでも
ちょんまげスタイルで行くかもしれません。
その折は、いつまでも締めつづけるゴムひもではなく、
手で三つ編みした草木染の麻ひもがよさそう。

既に、一般的に見たら変わった生き方であるのに
外見的にいっそう異なっていく。
ただし、よいものを吸収したいアンテナでもあるので、
何となくここはやばい、というような所では
ちょんまげをほどくこともあるでしょう。

しかしそれも手間だから、髪を結ぶひもの色によって
対応することもできよう。地元(日野市)では紅花のピンク、
浅草ではウコンの黄色、新宿では藍の青。
のように、何色か用意して、形はそのままに、
結び変えることで意識を切り替える儀式とする。

さて、氣分に過不足なく、調子よいときこそ素適な何かを生み出せると、
普通は考えがちであろうけど、
自分のやり慣れた、よく見知り馴染んだ物ごとは、たしかに
明るく楽しく朗らかにやれるだろう。しかし、それは言い方を帰れば惰性だ。
まだ顕在されてない、新しいものを生み出すのは変化であり、
化学的にも変化を起こすには不安定状態が要る。
それは、熱や圧力、PH、磁力など。

ふろしきの、新しい結び方が生まれるときも
何だか重だるいような雰囲氣であったり、
スマートな解決じゃなくて、愚直にたんたんと時間を浪費してる風になる。
その不安定さに慣れたころ(つまり、新たな安定に入った)、
今までにない視点で、新鮮な結びが突然変異のようにスパークする。

たとえば早寝早起きすれば、食べ過ぎなければ、よく歩けば、部屋をきれいに掃除すれば、
いつも笑顔でいれば、→色々とシンプルにことが運ぶ、かもしれないが、
なぜかしら、夜更かししたり、昼まで寝たり、過食したり、何事もやる氣が起きなかったり、
何かに怒りを感じるときもある。
一見マイナスもマイナスとは限らず、無理にプラスの振りをする必要もないのだが、
そういうママならぬ情況と、新たしき創造がセットであることは実際多いのだ。

いままでの安定を破って進化するためなのか、何でも知ってる「体」がすすんで
不安定に迷い入る。そうやって、いつものリズムが壊れた世界で、
それでも変わらない芯のエッセンスが、むしろ惰性や刷り込みに邪魔されずに
ぴちょんと芽吹くんだ。

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