嗾ソウを追加しました。
族 ゾク・やから 方部
解字 「旗の略体(はた)+矢(や)」の会意。甲骨文の第1字は矢を二本描き、旗の下にたくさん矢をならべた形。旗は軍旗であり矢を携える軍隊を意味する[甲骨文字辞典]。甲骨第二字の矢1本の形が受け継がれ現代の族となっている。金文でも軍隊の意味で用いられた[簡明金文詞典]。
澁谷由里著『<軍>の中国史』によると「周代においては、武器をみずから持参して兵役につくのが原則であり、貴族のみの義務であった。従軍が特権階級の尊敬されるべき任務であり権利ですらあったという現象は「くに」の規模が小さい古代においては、おそらく普遍的に見られるもの」としており、古代の軍隊とは社会的な特権を持っている血族(親族)からなる武装集団であった。春秋戦国期には「復我邦族」(我われ邦族ホウゾク[故郷の親族]に復[かえ]らん)[小雅・黄鳥]のように血族の意味の用例があらわれ、同じ血族の人々、身内の意味が主流になった。族は「同じようなものが多くあつまる」イメージがある。
意味 (1)やから(族)。みうち。血つづき。「家族カゾク」「親族シンゾク」 (2)家柄。血統上の身分。「王族オウゾク」「豪族ゴウゾク」「貴族キゾク」 (3)なかま。同類。「民族ミンゾク」「語族ゴゾク」「カミナリ族」 (4)矢じり。(=鏃)
イメージ
「あつまる」(族・蔟・簇・嗾)
旗のもとに「あつまった矢」(鏃)
音の変化 ゾク:族・蔟・鏃 ソウ:簇・嗾
あつまる
蔟 ゾク・ソウ・まぶし 艸部
解字 「艸(くさ)+族(あつまる)」の会意形声。蚕が繭まゆをつくるとき、群がり集まる草製の巣。ワラなどで人が作る。また、草が群がり生えること。
蔟まぶし(さいたま市立博物館展示)
意味 (1)まぶし(蔟)。蚕が群がってまゆを作る藁などで作った巣。「蚕蔟サンゾク」(まぶし)「上蔟ジョウゾク」(成長した蚕を蔟に移すこと) (2)あつまる。むらがる。
簇 ソウ・ゾク・むらがる 竹部
解字 「竹+族(あつまる)」の会意形声。竹がむらがり生えるさま。
意味 (1)むらがる(簇がる)。あつまる。「簇生ソウセイ・ゾクセイ」(むらがり生ずる)「簇簇ソウソウ」(むらがり集まるさま) (2)ささだけ。小さい竹。
嗾 ソウ・ス 口部
解字 「口(くち)+族(あつまる)」の会意形声。大勢が集まり、口々にけしかけること。
意味 (1)そそのかす(嗾す)。せきたてる。けしかける。「使嗾シソウ」(けしかける)「指嗾シソウ」(指図してそそのかす)
あつまった矢
鏃 ゾク・ソク・やじり 金部
解字 「金(金属)+族(あつまった矢)」の会意形声。あつまった矢のうち、金属でできている先端部分の「やじり」をいう。やじりは古く石製や骨製だったため、金がついた鏃は篆文からできた字。
意味 やじり(鏃)。矢の先のとがった部分。矢の根。「石鏃セキゾク」(石のやじり)「鉄鏃テツゾク」(鉄製の鏃)
<紫色は常用漢字>
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。
族 ゾク・やから 方部
解字 「旗の略体(はた)+矢(や)」の会意。甲骨文の第1字は矢を二本描き、旗の下にたくさん矢をならべた形。旗は軍旗であり矢を携える軍隊を意味する[甲骨文字辞典]。甲骨第二字の矢1本の形が受け継がれ現代の族となっている。金文でも軍隊の意味で用いられた[簡明金文詞典]。
澁谷由里著『<軍>の中国史』によると「周代においては、武器をみずから持参して兵役につくのが原則であり、貴族のみの義務であった。従軍が特権階級の尊敬されるべき任務であり権利ですらあったという現象は「くに」の規模が小さい古代においては、おそらく普遍的に見られるもの」としており、古代の軍隊とは社会的な特権を持っている血族(親族)からなる武装集団であった。春秋戦国期には「復我邦族」(我われ邦族ホウゾク[故郷の親族]に復[かえ]らん)[小雅・黄鳥]のように血族の意味の用例があらわれ、同じ血族の人々、身内の意味が主流になった。族は「同じようなものが多くあつまる」イメージがある。
意味 (1)やから(族)。みうち。血つづき。「家族カゾク」「親族シンゾク」 (2)家柄。血統上の身分。「王族オウゾク」「豪族ゴウゾク」「貴族キゾク」 (3)なかま。同類。「民族ミンゾク」「語族ゴゾク」「カミナリ族」 (4)矢じり。(=鏃)
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「あつまる」(族・蔟・簇・嗾)
旗のもとに「あつまった矢」(鏃)
音の変化 ゾク:族・蔟・鏃 ソウ:簇・嗾
あつまる
蔟 ゾク・ソウ・まぶし 艸部
解字 「艸(くさ)+族(あつまる)」の会意形声。蚕が繭まゆをつくるとき、群がり集まる草製の巣。ワラなどで人が作る。また、草が群がり生えること。
蔟まぶし(さいたま市立博物館展示)
意味 (1)まぶし(蔟)。蚕が群がってまゆを作る藁などで作った巣。「蚕蔟サンゾク」(まぶし)「上蔟ジョウゾク」(成長した蚕を蔟に移すこと) (2)あつまる。むらがる。
簇 ソウ・ゾク・むらがる 竹部
解字 「竹+族(あつまる)」の会意形声。竹がむらがり生えるさま。
意味 (1)むらがる(簇がる)。あつまる。「簇生ソウセイ・ゾクセイ」(むらがり生ずる)「簇簇ソウソウ」(むらがり集まるさま) (2)ささだけ。小さい竹。
嗾 ソウ・ス 口部
解字 「口(くち)+族(あつまる)」の会意形声。大勢が集まり、口々にけしかけること。
意味 (1)そそのかす(嗾す)。せきたてる。けしかける。「使嗾シソウ」(けしかける)「指嗾シソウ」(指図してそそのかす)
あつまった矢
鏃 ゾク・ソク・やじり 金部
解字 「金(金属)+族(あつまった矢)」の会意形声。あつまった矢のうち、金属でできている先端部分の「やじり」をいう。やじりは古く石製や骨製だったため、金がついた鏃は篆文からできた字。
意味 やじり(鏃)。矢の先のとがった部分。矢の根。「石鏃セキゾク」(石のやじり)「鉄鏃テツゾク」(鉄製の鏃)
<紫色は常用漢字>
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