規の解字をやり直しました。
規 キ・のり 見部

解字 篆文第一字は「夫+見」、篆文第二字(六書通の古文)は「矢+見」。夫と矢は篆文でよく似ており間違いやすい字。[説文解字]は第一字で「法度ハット(法令・特に禁止のおきて)有(ある)也(なり)」とし、夫と見の会意とするが、何故この二字で法度になるのか説明がない。また中国南北朝時代の部首別字典である[玉篇]は「正圜(円)之器也」と円を描く道具(コンパス)とする。規には、この二つの意味がある。
規と矩(「大工規矩術技能」より)
一方、第二字の「矢+見」は異体字として䂓キがあるが、規矩キク(コンパスと指矩さしがね)の矩とそろえるため矢をつけて䂓矩キクとしたのではないかとされる。したがって、なぜ「夫+見」でコンパスの意になるかは不明である。各種の字典に解字の説明があるが納得できるものがない。ごろ合わせで覚えるのがいいと思う。
覚え方 おっと(夫)が、み(見)るのは規格外 <背の高い夫をもつ妻・衣料品売り場で>
意味 (1)ぶんまわし(規)。コンパス。「規矩キク」(規はコンパス、矩は直線や直角を描く物差しのこと。手本の意) (2)まる。円形。「半規ハンキ」(半円形。半月) (3)のり(規)。きまり。てほん。「規則キソク」「規範キハン」「規格キカク」「法規ホウキ」 (4)(規からはずれた人を)ただす。いましめる。「規正キセイ」(悪い所を正しくなおす)「箴規シンキ」(箴も規も、いましめる意)
イメージ
「コンパス」(規)
「まるい」(窺・槻)
音の変化 キ:規・窺・槻
まるい
窺 キ・うかがう・のぞく 穴部
解字 「穴(あな)+規(まるい)」の会意形声。まるい穴からのぞいて様子をさぐること。
意味 うかがう(窺う)。のぞく(窺く)。「窺見キケン」(うかがい見る)「窺知キチ」(うかがい知る)「窺測キソク」(うかがいはかる。推測)「窺管キカン」(管をのぞいて天を見る。視野や見識の狭い例え)
槻 キ・つき 木部

槻の木(ブログ「Frank-Ken's Photo Gallery」より)
解字 「木(き)+規(まるい)」の会意形声。枝をたくさん広げ、まるい樹冠をもつ木。
意味 (1)つき(槻)。ニレ科の落葉高木。けやきの一種。 (2)けやきの古名。 (3)地名。「高槻たかつき」(大阪府にある市の名前)
量 リョウ <はかる>
量 リョウ・はかる 里部

解字 甲骨文は、穀物をいれる袋の上に、注ぎ口を表した形。穀物の量をはかる意味を示す。金文は口⇒日に変化。篆文以降、形が変化し、現代字は、「日+一+里」の形になった。漢字検索のための部首は里。形が大幅に変化しているので、ごろ合わせで覚えると便利。
覚え方 ひ(日)に、いち(一)ど、さと(里)で、量って計量す。
意味 (1)はかる(量る)。「計量ケイリョウ」「量器リョウキ」 (2)かさ。容積。人間のもつ力や気持ちの大きさ。「容量ヨウリョウ」「力量リキリョウ」「度量ドリョウ」 (3)ます。「度量衡ドリョウコウ」(長さと容積と重さ)
イメージ
「はかる」(量・糧)
音の変化 リョウ:量・糧
はかる
糧 リョウ・ロウ・かて 米部
解字 「米(こめ)+量(はかる)」の会意形声。米の量をはかること。
意味 (1)かて(糧)。旅行や行軍のとき持って行く食糧。「兵糧ヒョウロウ」「糧道リョウドウ」(兵糧を運ぶ道) (2)主食になる食べ物。「食糧ショクリョウ」「糧米リョウマイ」
覚え方 こめ(米)を、ひ(日)に、いち(一)ど、さと(里)で、集めて兵糧米(ひょうろうまい)」 [漢字川柳]を参考。
<紫色は常用漢字>
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。
規 キ・のり 見部

解字 篆文第一字は「夫+見」、篆文第二字(六書通の古文)は「矢+見」。夫と矢は篆文でよく似ており間違いやすい字。[説文解字]は第一字で「法度ハット(法令・特に禁止のおきて)有(ある)也(なり)」とし、夫と見の会意とするが、何故この二字で法度になるのか説明がない。また中国南北朝時代の部首別字典である[玉篇]は「正圜(円)之器也」と円を描く道具(コンパス)とする。規には、この二つの意味がある。

一方、第二字の「矢+見」は異体字として䂓キがあるが、規矩キク(コンパスと指矩さしがね)の矩とそろえるため矢をつけて䂓矩キクとしたのではないかとされる。したがって、なぜ「夫+見」でコンパスの意になるかは不明である。各種の字典に解字の説明があるが納得できるものがない。ごろ合わせで覚えるのがいいと思う。
覚え方 おっと(夫)が、み(見)るのは規格外 <背の高い夫をもつ妻・衣料品売り場で>
意味 (1)ぶんまわし(規)。コンパス。「規矩キク」(規はコンパス、矩は直線や直角を描く物差しのこと。手本の意) (2)まる。円形。「半規ハンキ」(半円形。半月) (3)のり(規)。きまり。てほん。「規則キソク」「規範キハン」「規格キカク」「法規ホウキ」 (4)(規からはずれた人を)ただす。いましめる。「規正キセイ」(悪い所を正しくなおす)「箴規シンキ」(箴も規も、いましめる意)
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「コンパス」(規)
「まるい」(窺・槻)
音の変化 キ:規・窺・槻
まるい
窺 キ・うかがう・のぞく 穴部
解字 「穴(あな)+規(まるい)」の会意形声。まるい穴からのぞいて様子をさぐること。
意味 うかがう(窺う)。のぞく(窺く)。「窺見キケン」(うかがい見る)「窺知キチ」(うかがい知る)「窺測キソク」(うかがいはかる。推測)「窺管キカン」(管をのぞいて天を見る。視野や見識の狭い例え)
槻 キ・つき 木部

槻の木(ブログ「Frank-Ken's Photo Gallery」より)
解字 「木(き)+規(まるい)」の会意形声。枝をたくさん広げ、まるい樹冠をもつ木。
意味 (1)つき(槻)。ニレ科の落葉高木。けやきの一種。 (2)けやきの古名。 (3)地名。「高槻たかつき」(大阪府にある市の名前)
量 リョウ <はかる>
量 リョウ・はかる 里部

解字 甲骨文は、穀物をいれる袋の上に、注ぎ口を表した形。穀物の量をはかる意味を示す。金文は口⇒日に変化。篆文以降、形が変化し、現代字は、「日+一+里」の形になった。漢字検索のための部首は里。形が大幅に変化しているので、ごろ合わせで覚えると便利。
覚え方 ひ(日)に、いち(一)ど、さと(里)で、量って計量す。
意味 (1)はかる(量る)。「計量ケイリョウ」「量器リョウキ」 (2)かさ。容積。人間のもつ力や気持ちの大きさ。「容量ヨウリョウ」「力量リキリョウ」「度量ドリョウ」 (3)ます。「度量衡ドリョウコウ」(長さと容積と重さ)
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「はかる」(量・糧)
音の変化 リョウ:量・糧
はかる
糧 リョウ・ロウ・かて 米部
解字 「米(こめ)+量(はかる)」の会意形声。米の量をはかること。
意味 (1)かて(糧)。旅行や行軍のとき持って行く食糧。「兵糧ヒョウロウ」「糧道リョウドウ」(兵糧を運ぶ道) (2)主食になる食べ物。「食糧ショクリョウ」「糧米リョウマイ」
覚え方 こめ(米)を、ひ(日)に、いち(一)ど、さと(里)で、集めて兵糧米(ひょうろうまい)」 [漢字川柳]を参考。
<紫色は常用漢字>
バックナンバーの検索方法
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