北 ホク・きた ヒ部 běi
解字 二人の人が背をむけた形の会意。もと背中の意で、背の原字。二人が背を向けることから、そむく意。および、背を向けて逃げる意となる。また、太陽が南中したとき体を向けると背になる方角の北を意味し、この意味が主流となった。部首はヒ部。
意味 (1)きた(北)。⇔ 南。「北極ホッキョク」「北陸ホクリク」 (2)そむく。 (3)にげる。「敗北ハイボク」
イメージ
「背をむける」(北・背)
「同体異字」(乖)
音の変化 ホク:北 ハイ:背 カイ:乖
背をむける
背 ハイ・せ・せい・そむく・そむける 月部にく bèi・bēi
解字 「月(からだ)+北(背をむける)」の会意形声。身体の背をむける部分。
意味 (1)せ(背)。せい(背)。せなか。うしろ。うらがわ。「紙背シハイ」(文書のうら)「背中せなか」 (2)そむく(背く)。そむける(背ける)「背信ハイシン」(信頼をうらぎる)「背任ハイニン」(まかされた任務にそむく)
同体異字
乖 カイ・そむく ノ部 guāi
上は乖、下は羊
解字 篆文は、羊の角を上に、そこから下に伸びる線の両側に、左右に分けるしるしを描いた象形。羊の角が互いに分かれてそむき離れているさま。現代字は羊の角とそこから伸びる線が「千」に、分かれるしるしが「北」に変化 した。乖になった。
書き方 せんきた(千北)で乖カイ
意味 (1)そむく(乖く)。さからう。たがう。「乖隔カイカク」(そむきへだてる) (2)はなれる。わかれる。「乖離カイリ」
<紫色は常用漢字>
バックナンバーの検索方法
※一般の検索サイト(グーグル・ヤフーなど)で、「漢字の音符」と入れてから、調べたい漢字1字を入力して検索すると、その漢字の音符ページが上位で表示されます。
解字 二人の人が背をむけた形の会意。もと背中の意で、背の原字。二人が背を向けることから、そむく意。および、背を向けて逃げる意となる。また、太陽が南中したとき体を向けると背になる方角の北を意味し、この意味が主流となった。部首はヒ部。
意味 (1)きた(北)。⇔ 南。「北極ホッキョク」「北陸ホクリク」 (2)そむく。 (3)にげる。「敗北ハイボク」
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「背をむける」(北・背)
「同体異字」(乖)
音の変化 ホク:北 ハイ:背 カイ:乖
背をむける
背 ハイ・せ・せい・そむく・そむける 月部にく bèi・bēi
解字 「月(からだ)+北(背をむける)」の会意形声。身体の背をむける部分。
意味 (1)せ(背)。せい(背)。せなか。うしろ。うらがわ。「紙背シハイ」(文書のうら)「背中せなか」 (2)そむく(背く)。そむける(背ける)「背信ハイシン」(信頼をうらぎる)「背任ハイニン」(まかされた任務にそむく)
同体異字
乖 カイ・そむく ノ部 guāi
上は乖、下は羊
解字 篆文は、羊の角を上に、そこから下に伸びる線の両側に、左右に分けるしるしを描いた象形。羊の角が互いに分かれてそむき離れているさま。現代字は羊の角とそこから伸びる線が「千」に、分かれるしるしが「北」に変化 した。乖になった。
書き方 せんきた(千北)で乖カイ
意味 (1)そむく(乖く)。さからう。たがう。「乖隔カイカク」(そむきへだてる) (2)はなれる。わかれる。「乖離カイリ」
<紫色は常用漢字>
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