肖 ショウ <小さいからだつき>
肖 ショウ・にる・あやかる 月部にく

解字 金文の夕は肉の意であり、金文・篆文・旧字とも、「月(からだ)+小(小さい)」の会意形声。体つきが小さいこと。親から生まれた小さい体の子を意味し、親と似ている意となる。新字体は上部の小が変化した肖になった。音符になるとき「小さい」イメージとなる。
意味 (1)にる(肖る)。にている。あやかる(肖る)。「肖似ショウジ」(よく似ていること)「不肖フショウ」(父に似ていないで愚かなこと)「不肖の息子」(①自分の子供をへりくだっていう。②バカ息子) (2)にせる。かたどる。「肖像画ショウゾウガ」 (3)小さい。
イメージ
「似ている」(肖)
小さい体から「小さい」(削・消・銷・蛸・宵・哨・梢・悄・屑・逍・筲・鞘・霄)
「形声字」(硝・稍・趙)
音の変化 ショウ:肖・蛸・消・銷・宵・哨・梢・悄・逍・鞘・硝・稍・霄 サク:削 セツ:屑 ソウ:筲 チョウ:趙
小さい
削 サク・けずる 刂部
解字 「刂(刀)+肖(小さい肉)」の会意形声。刀で小さい肉片を切りとることから、けずりとること。
意味 けずる(削る)。けずりとる。そぐ(削ぐ)。はつる(削る)。「削除サクジョ」「削減サクゲン」「添削テンサク」(書き加えたり削ったりする)
消 ショウ・きえる・けす 氵部
解字 「氵(水)+肖(小さい)」の会意形声。水をかけて火を小さくして、消す。よわめる意とけす意がある。
意味 (1)きえる(消える)。けす(消す)。「消火ショウカ」 (2)つきる。なくなる。「消息ショウソク」(消は死ぬ、息は生きる、生死・安否のこと。また動静・様子)「解消カイショウ」「抹消マッショウ」(塗り消す。消して除く) (3)よわる。おとろえる。「消極的ショウキョクテキ」
銷 ショウ・とかす・とける・けす 金部
解字 「金(金属)+肖の旧字(=消の略体。消える)」の会意形声。金属製のかたちあるものが消えること。かたちが熱でとける意と、かたちが消える意とある。
意味 (1)とかす(銷かす)。とける(銷ける)。「銷鎔ショウヨウ」(銷も鎔も、とける意)「銷金ショウキン」(金をとかす) (2)けす(銷す)。つきる。「銷暑ショウショ」(暑さを銷す。夏の暑さをしのぐこと。=消夏)「銷魂ショウコン」(魂がぬけたようになる)「銷失ショウシツ」(=消失) (3)おとろえる。「銷弱ショウジャク」
蛸 ショウ・たこ 虫部
解字 「虫(小動物)+肖の旧字(=消の略体。消える)」の会意形声。敵に襲われたときスミを吐いて姿を消すタコ。
意味 (1)たこ(蛸)。鮹ショウ・章魚とも書く。頭足類タコ目の軟体動物。長い脚(実際は腕)が8本ある。墨を噴いて煙幕のようにひろげ敵から逃げる。「蛸足たこあし」(一か所からいくつも分かれでること)「蛸足配線たこあしハイセン」 (2)蜘蛛くもの一種。あしたかぐも。
宵 ショウ・よい 宀部
解字 「宀(いえ)+肖(小さくなる)」の会意形声。日が暮れて家の中にさしこむ光が弱くなる頃を言う。
意味 よい(宵)。よる。夜のまだふけない間。「宵闇よいやみ」「元宵ゲンショウ」(旧暦1月15日の夜)
哨 ショウ・みはり 口部
解字 「口(くち)+肖の旧字(小さくする)」の会意形声。口を小さくして口笛を吹く。口笛を吹いて急を知らせること。
意味 (1)口笛を吹いて急を知らせる。呼子の笛を吹く。 (2)みはり(哨)。ものみ。「哨戒ショウカイ」(警戒してみはる)「歩哨ホショウ」(要所に立って警戒にあたること)「哨兵ショウヘイ」
梢 ショウ・こずえ 木部
解字 「木(き)+肖(ちいさい)」の会意形声。木の上の小さくなってゆく所。こずえ。
意味 (1)こずえ(梢)。木のさき。 (2)すえ。はし。物の末端。「末梢マッショウ」(はし。先端。末端)「末梢神経マッショウシンケイ」(身体の先端各部と連絡する神経)
峭 ショウ・けわしい 山部
解字 「山(やま)+肖(=梢。こずえ)」の会意形声。木の梢のように先がとがり険しい山。
意味 (1)けわしい(峭しい)。山の細くとがったさま。「孤峭コショウ」「峭壁ショウヘキ」(けわしい山の壁。絶壁) (2)性質がきびしい。するどい。「奇峭キショウ」(①山が険しくそびえたつ。②性格などが際立ってするどい)「峭刻ショウコク」(きびしくむごい)「峭直ショウチョク」(性質がきびしく一途なこと)「峭厲ショウレイ」(研ぎすましたようにきびしい)
悄 ショウ・うれえる 忄部
解字 「忄(こころ)+肖の旧字(小さい)」の会意形声。心が小さくなること。心細くなり、しょんぼりすること。
意味 (1)うれえる(悄える)「悄然ショウゼン」(①元気なくしょんぼりする。②しずかでものさびしい)(2)しずかな。ひっそりしてさびしい。「悄静ショウセイ」(しずかなこと)
屑 セツ・くず 尸部
解字 「尸(人が座ったかたち)+肖の旧字(小さい)」の会意。小さい人の意で、こせこせした小心者をいう。否定形にもちいると、「いさぎよくない」となる。転じて、役に立たない、くずの意となる。
意味 (1)人がこせこせする。「屑屑セツセツ」(こせこせと小事にこだわるさま)「不屑フセツ」(いさぎよしとせず) (2)くず(屑)。きれはし。役に立たないもの。「人間の屑くず」「屑米くずマイ」「屑糸くずいと」
逍 ショウ 辶部
解字 「辶(ゆく)+肖の旧字(小さい)」の会意形声。小またでうろうろと歩くこと。
意味 さまよう。ぶらつく。「逍遥ショウヨウ」(気ままに歩く)「逍遊ショウユウ」(ぶらついて遊ぶ)
筲 ソウ・ショウ・めしびつ 竹部
解字 「竹(たけ)+肖の旧字(小さい)」 の会意形声。竹製の小さいかごの意。ご飯を盛るめしびつを言った。また、容量の小さい器であることから、わずかの量の意となる。
意味 (1)めしびつ。ふご。かご。「竹筲チクソウ・チクショウ」(めしびつ) (2)わずかの量。1斗2升の竹器。中国周代の一斗は約1.94 リットルで日本の1升にちかい。「斗筲トソウ・トショウ」(①量目の僅かなこと。②人物の器量のちいさいこと)「斗筲之人トソウ(トショウ)のひと」(器量の小さい人物のたとえ。=斗筲之材) (3)おけ。「筲箍ソウコ・ショウコ」(おけのたが)
鞘 ショウ・さや 革部
解字 「革(かわ)+肖の旧字(ちいさい)」の会意形声。中にひとまわり小さい刀をいれる革製のさや。以前、刀のさやは革で作った。
意味 (1)さや(鞘)。刀をおさめる筒。「鞘当(さやあ)て」(すれ違ったとき鞘がふれ、互いにとがめ立てること)「毛根鞘モウコンショウ」(毛根をおおっている鞘のような細胞) (2)革のひも。ムチの先。 (3)買値と売値の差額。「利鞘りざや」
霄 ショウ・そら 雨部
解字 「雨(あめ)+肖(ちいさい)」の会意形声。ちいさい雨で、雨として落ちる前の雲や雲気をいい、転じて「そら」の意味となる。
意味 (1)そら(霄)。天の雲気。「霄元ショウゲン」(おおぞら)「霄月ショウゲツ」(空にある月)「霄壌ショウジョウ」(天と地)「霄壌雲泥ショウジョウウンデイ」(天と地、雲と泥ほどの差) (2)そらたかく。「霄峙ショウジ」(高くそばだつ)「雲霄ウンショウ」(雲のある空。転じて高い地位) (3)みぞれ。
形声字
硝 ショウ 石部
解字 「石(鉱物)+肖(ショウ)」の形声。ショウという名の鉱物。
意味 「硝石ショウセキ」に用いる字。無色のガラス状の結晶体で火をつければ紫の炎を出して燃える。ガラス・火薬などの原料。「硝酸ショウサン」(空中で発煙する無色刺激臭の液体)「硝煙ショウエン」(火薬の爆発によって起こる煙り)「硝子ガラス」(建築材料や器具につかう透明で硬い材料)
稍 ショウ・やや 禾部
解字 「禾(こくもつ)+肖(ショウ)」の形声。ショウは少ショウ(すこし)に通じ、穀物の量が少ないこと。転じて、分量・程度がわずかの意で使う。
意味 (1)分量・程度がわずか。すくない。やや(稍)。すこしばかり。「稍(やや)大きめ」 (2)しばらくのあいだ。「稍(やや)あって」(しばらくして)(3)時間や程度がすすむさま。次第に。ようやく。「稍稍ショウショウ」(だんだん。すこしずつ)
趙 チョウ 走部
解字 「走(足の動作)+肖の旧字(チョウ)」の形声。チョウは超チョウ(こえる)に通じ、こえる意。主に中国の国名や人名に用いられる。
意味 (1)こえる。超える。 (2)中国の戦国時代の国の名。戦国七雄のひとつ。「趙女チョウジョ」(趙の国の女)「趙舞チョウブ」(趙の女性の舞まい) (3)姓。「趙高チョウコウ」(秦代の宦官。始皇帝の死後、権力を奮ったが殺された)
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肖 ショウ・にる・あやかる 月部にく

解字 金文の夕は肉の意であり、金文・篆文・旧字とも、「月(からだ)+小(小さい)」の会意形声。体つきが小さいこと。親から生まれた小さい体の子を意味し、親と似ている意となる。新字体は上部の小が変化した肖になった。音符になるとき「小さい」イメージとなる。
意味 (1)にる(肖る)。にている。あやかる(肖る)。「肖似ショウジ」(よく似ていること)「不肖フショウ」(父に似ていないで愚かなこと)「不肖の息子」(①自分の子供をへりくだっていう。②バカ息子) (2)にせる。かたどる。「肖像画ショウゾウガ」 (3)小さい。
イメージ
「似ている」(肖)
小さい体から「小さい」(削・消・銷・蛸・宵・哨・梢・悄・屑・逍・筲・鞘・霄)
「形声字」(硝・稍・趙)
音の変化 ショウ:肖・蛸・消・銷・宵・哨・梢・悄・逍・鞘・硝・稍・霄 サク:削 セツ:屑 ソウ:筲 チョウ:趙
小さい
削 サク・けずる 刂部
解字 「刂(刀)+肖(小さい肉)」の会意形声。刀で小さい肉片を切りとることから、けずりとること。
意味 けずる(削る)。けずりとる。そぐ(削ぐ)。はつる(削る)。「削除サクジョ」「削減サクゲン」「添削テンサク」(書き加えたり削ったりする)
消 ショウ・きえる・けす 氵部
解字 「氵(水)+肖(小さい)」の会意形声。水をかけて火を小さくして、消す。よわめる意とけす意がある。
意味 (1)きえる(消える)。けす(消す)。「消火ショウカ」 (2)つきる。なくなる。「消息ショウソク」(消は死ぬ、息は生きる、生死・安否のこと。また動静・様子)「解消カイショウ」「抹消マッショウ」(塗り消す。消して除く) (3)よわる。おとろえる。「消極的ショウキョクテキ」
銷 ショウ・とかす・とける・けす 金部
解字 「金(金属)+肖の旧字(=消の略体。消える)」の会意形声。金属製のかたちあるものが消えること。かたちが熱でとける意と、かたちが消える意とある。
意味 (1)とかす(銷かす)。とける(銷ける)。「銷鎔ショウヨウ」(銷も鎔も、とける意)「銷金ショウキン」(金をとかす) (2)けす(銷す)。つきる。「銷暑ショウショ」(暑さを銷す。夏の暑さをしのぐこと。=消夏)「銷魂ショウコン」(魂がぬけたようになる)「銷失ショウシツ」(=消失) (3)おとろえる。「銷弱ショウジャク」
蛸 ショウ・たこ 虫部
解字 「虫(小動物)+肖の旧字(=消の略体。消える)」の会意形声。敵に襲われたときスミを吐いて姿を消すタコ。
意味 (1)たこ(蛸)。鮹ショウ・章魚とも書く。頭足類タコ目の軟体動物。長い脚(実際は腕)が8本ある。墨を噴いて煙幕のようにひろげ敵から逃げる。「蛸足たこあし」(一か所からいくつも分かれでること)「蛸足配線たこあしハイセン」 (2)蜘蛛くもの一種。あしたかぐも。
宵 ショウ・よい 宀部
解字 「宀(いえ)+肖(小さくなる)」の会意形声。日が暮れて家の中にさしこむ光が弱くなる頃を言う。
意味 よい(宵)。よる。夜のまだふけない間。「宵闇よいやみ」「元宵ゲンショウ」(旧暦1月15日の夜)
哨 ショウ・みはり 口部
解字 「口(くち)+肖の旧字(小さくする)」の会意形声。口を小さくして口笛を吹く。口笛を吹いて急を知らせること。
意味 (1)口笛を吹いて急を知らせる。呼子の笛を吹く。 (2)みはり(哨)。ものみ。「哨戒ショウカイ」(警戒してみはる)「歩哨ホショウ」(要所に立って警戒にあたること)「哨兵ショウヘイ」
梢 ショウ・こずえ 木部
解字 「木(き)+肖(ちいさい)」の会意形声。木の上の小さくなってゆく所。こずえ。
意味 (1)こずえ(梢)。木のさき。 (2)すえ。はし。物の末端。「末梢マッショウ」(はし。先端。末端)「末梢神経マッショウシンケイ」(身体の先端各部と連絡する神経)
峭 ショウ・けわしい 山部
解字 「山(やま)+肖(=梢。こずえ)」の会意形声。木の梢のように先がとがり険しい山。
意味 (1)けわしい(峭しい)。山の細くとがったさま。「孤峭コショウ」「峭壁ショウヘキ」(けわしい山の壁。絶壁) (2)性質がきびしい。するどい。「奇峭キショウ」(①山が険しくそびえたつ。②性格などが際立ってするどい)「峭刻ショウコク」(きびしくむごい)「峭直ショウチョク」(性質がきびしく一途なこと)「峭厲ショウレイ」(研ぎすましたようにきびしい)
悄 ショウ・うれえる 忄部
解字 「忄(こころ)+肖の旧字(小さい)」の会意形声。心が小さくなること。心細くなり、しょんぼりすること。
意味 (1)うれえる(悄える)「悄然ショウゼン」(①元気なくしょんぼりする。②しずかでものさびしい)(2)しずかな。ひっそりしてさびしい。「悄静ショウセイ」(しずかなこと)
屑 セツ・くず 尸部
解字 「尸(人が座ったかたち)+肖の旧字(小さい)」の会意。小さい人の意で、こせこせした小心者をいう。否定形にもちいると、「いさぎよくない」となる。転じて、役に立たない、くずの意となる。
意味 (1)人がこせこせする。「屑屑セツセツ」(こせこせと小事にこだわるさま)「不屑フセツ」(いさぎよしとせず) (2)くず(屑)。きれはし。役に立たないもの。「人間の屑くず」「屑米くずマイ」「屑糸くずいと」
逍 ショウ 辶部
解字 「辶(ゆく)+肖の旧字(小さい)」の会意形声。小またでうろうろと歩くこと。
意味 さまよう。ぶらつく。「逍遥ショウヨウ」(気ままに歩く)「逍遊ショウユウ」(ぶらついて遊ぶ)
筲 ソウ・ショウ・めしびつ 竹部
解字 「竹(たけ)+肖の旧字(小さい)」 の会意形声。竹製の小さいかごの意。ご飯を盛るめしびつを言った。また、容量の小さい器であることから、わずかの量の意となる。
意味 (1)めしびつ。ふご。かご。「竹筲チクソウ・チクショウ」(めしびつ) (2)わずかの量。1斗2升の竹器。中国周代の一斗は約1.94 リットルで日本の1升にちかい。「斗筲トソウ・トショウ」(①量目の僅かなこと。②人物の器量のちいさいこと)「斗筲之人トソウ(トショウ)のひと」(器量の小さい人物のたとえ。=斗筲之材) (3)おけ。「筲箍ソウコ・ショウコ」(おけのたが)
鞘 ショウ・さや 革部
解字 「革(かわ)+肖の旧字(ちいさい)」の会意形声。中にひとまわり小さい刀をいれる革製のさや。以前、刀のさやは革で作った。
意味 (1)さや(鞘)。刀をおさめる筒。「鞘当(さやあ)て」(すれ違ったとき鞘がふれ、互いにとがめ立てること)「毛根鞘モウコンショウ」(毛根をおおっている鞘のような細胞) (2)革のひも。ムチの先。 (3)買値と売値の差額。「利鞘りざや」
霄 ショウ・そら 雨部
解字 「雨(あめ)+肖(ちいさい)」の会意形声。ちいさい雨で、雨として落ちる前の雲や雲気をいい、転じて「そら」の意味となる。
意味 (1)そら(霄)。天の雲気。「霄元ショウゲン」(おおぞら)「霄月ショウゲツ」(空にある月)「霄壌ショウジョウ」(天と地)「霄壌雲泥ショウジョウウンデイ」(天と地、雲と泥ほどの差) (2)そらたかく。「霄峙ショウジ」(高くそばだつ)「雲霄ウンショウ」(雲のある空。転じて高い地位) (3)みぞれ。
形声字
硝 ショウ 石部
解字 「石(鉱物)+肖(ショウ)」の形声。ショウという名の鉱物。
意味 「硝石ショウセキ」に用いる字。無色のガラス状の結晶体で火をつければ紫の炎を出して燃える。ガラス・火薬などの原料。「硝酸ショウサン」(空中で発煙する無色刺激臭の液体)「硝煙ショウエン」(火薬の爆発によって起こる煙り)「硝子ガラス」(建築材料や器具につかう透明で硬い材料)
稍 ショウ・やや 禾部
解字 「禾(こくもつ)+肖(ショウ)」の形声。ショウは少ショウ(すこし)に通じ、穀物の量が少ないこと。転じて、分量・程度がわずかの意で使う。
意味 (1)分量・程度がわずか。すくない。やや(稍)。すこしばかり。「稍(やや)大きめ」 (2)しばらくのあいだ。「稍(やや)あって」(しばらくして)(3)時間や程度がすすむさま。次第に。ようやく。「稍稍ショウショウ」(だんだん。すこしずつ)
趙 チョウ 走部
解字 「走(足の動作)+肖の旧字(チョウ)」の形声。チョウは超チョウ(こえる)に通じ、こえる意。主に中国の国名や人名に用いられる。
意味 (1)こえる。超える。 (2)中国の戦国時代の国の名。戦国七雄のひとつ。「趙女チョウジョ」(趙の国の女)「趙舞チョウブ」(趙の女性の舞まい) (3)姓。「趙高チョウコウ」(秦代の宦官。始皇帝の死後、権力を奮ったが殺された)
<紫色は常用漢字>
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