ハリー・ポッターも、この作品で4作目。
ホグワーツの4年生になった14歳のハリーは、3大魔法学校対抗試合に出場することになるが、その背後にはついに復活しようとする闇の魔法使いヴォルデモート卿の陰謀があった。
キャストは、これまで通り変わらずだが、監督は、「フォー・ウェディング」「フェイク」のマイク・ニューウェルにチェンジしている。原作者のJ・K・ローリングによると、このシリーズは第7作が最後の巻になるとのことなので、まだちょうど折り返し地点。
それにしても、少し前にテレビで放送していた1作目、2作目に比べても、ハリー役のダニエル・ラドクリフ始め、ルパート・グリント、エマ・ワトソンらも、かなり成長してしまっている。この調子じゃ、最後までこのキャストで続けられるのか非常に不安。
それはそうとして、この炎のゴブレット、思った以上におもしろかった。
ストーリーとしては、映画のほとんどを、3大魔法学校対抗試合の模様が占めているのだが、その合間合間に、ハリーの初恋があったり、ハリーとロンとのちょっとした喧嘩があったり、ハーマイオニーの複雑な女心をみせたりで、子供の成長を見守る親のような気持ちになってしまった。
それに加えて、これ以後の展開に期待を抱かされるハリーとヴォルデモート卿との直接対決。
この辺りが、この映画が楽しめたポイントかな。
だんだんとダーティーな内容になっていくこのシリーズ。
大人の僕から見ると、ラストに近づくにつれ、どんどん面白くなっていってるように思えるが、子供はどう感じているのかな。新しい原作が出版されるたびに、子供たちが並んで買っているのを見ると、大人同様に楽しめているに違いないとは思うが。