アントニオ・バンデラス主演の大ヒット冒険活劇「マスク・オブ・ゾロ」の7年ぶりの続編。家族のために引退を決意したゾロの前に、アメリカの自由と平和を脅かす謎の秘密結社が現われる。
共演は前作に引き続きキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、監督も同じくマーティン・キャンベル。製作総指揮には、スティーヴン・スピルバーグがクレジットされている。
舞台は、カリフォルニア州が合衆国に併合されようとしている1850年。もちろんハリウッド映画だけあって、アメリカが絶対正義という前提で描かれているのですが。まぁ、それは置いといて、映画としては、なかなか迫力のあるアクション作品に仕上がっています。前作を観たのが、もうかなり前になるので、細かい内容は忘れてしまっていましたが、問題ありませんでした。「マスク・オブ・ゾロ」では作品全体に緊張感をもたらしていたアンソニー・ホプキンスは、今回は出演なし。そのかわり、アクションシーンはレベルアップ、かつ、ところどころに、ちょっとした笑いもちりばめられていて、かなーりお気楽に観れる内容になっています。
ストーリーの中に、家族愛がテーマとしてわかりやすく織り込まれいるのですが、その表現の仕方はありきたりで斬新さはありません。しかし、裏を返せば、誰もが何も考えずに楽しめてスカッとできる映画といえるでしょう。