米国科学財団の南極基地で働く南極ガイドのジェリー・シェパード(ポール・ウォーカー)は、記録的な猛吹雪に見舞われてしまう。そのため、さまざまな困難を一緒に乗り越えてきた 8匹のそり犬を残し南極を去らなければならなかった……。
いわずと知れた大ヒット映画「南極物語」のハリウッド版です。日本版は、子供の頃に映画館で見たきりで、細かいところはあまり覚えていませんでした。でもそれが良かったかも。実際、日本版とは結末が違うし、犬の名前も違うし、冒頭から南極の基地にアメリカの国旗がはためいてる時点で、やっぱりオリジナルとは違うもんやと納得して見ることができました。これは、日本版の実話にインスパイアされて作ったディズニー映画と言えるでしょう。
とはいえ、この映画なかなか泣かせるようになっています。日本人なら、大体の展開は、すでに知ってしまっている内容なんですけど。やっぱり動物が出てくるとダメですね。しかもこの犬たちがみんな良い演技するんです。また、監督が「生きてこそ」のフランク・マーシャルだけに、雪の中のシーンはなかなか緊迫感ありました。また、途中かなり驚かされるシーンがあって、一瞬体が椅子から宙に浮きました。しばらく心臓バクバクしましたよ。
ディズニーらしい演出で、動物好きには涙なしでは見ることのできない作品でしょう。