久しぶりに安養寺の坂を登ってみようと自転車で行ってみる。
天王池に浮かぶ朱色の浮見堂が見えてきた。
振り返ると朝日が眩しい。
日が昇ってくると、少しずつだが寒さが和らいでくる。
浅原峠のてっぺん。
やっぱここの坂はキツかった。この寒いのに汗が。
でも、坂の上からは総社市内が一望でき、達成感で満たされる。
慎重に坂を下った後は、総社の田園の中を走って清音へ。
早朝から開いてる「une」にまたまた寄る。
時間があったんで、軽部神社に行ってみることに。
このたらちね橋を渡ると神社。
鳥居のとこに自転車を置いて階段を上る。
軽部神社、別名を乳神様。
境内にはかつて「垂乳根(たらちね)の桜」というしだれ桜の大樹があったそうで、春には近郷近在より詣でる人がいっぱいで、参道には露店も並び、大変な人出で賑わった、と立て看板には書かれている。このひっそり寂れた感からは想像できないけど。
お堂の中には、おっぱいの形を貼り付けた絵馬がいっぱい。
乳の形の絵馬を作り奉納すると、乳の出ない人は乳が出るようになり、すべての乳の病を癒してくれるという。人の命の基である乳の神様として霊験あらたかな事で知られているそうだ。
その後、家に帰って「une」のパンで朝食。
距離:17.52km、時間:53分
読書。今西乃子 / 「ぼくたちの生きる理由」
末期ガンなどの患者たちが生活しているホスピス病棟。ガンで亡くなるある患者さんの思い、そしてそれを看取る医師、二人の会話や関係を通し、「生きる」ということを考えさせられる一冊。「死」に直面し、その「死」を考えるということは、自分が今まで生きてきた生き方を見つめ直すことでもある。
患者さんが語る「青い鳥」の話が印象的だった。「しあわせの青い鳥」に気付かない人は多い。しあわせはほかにあると思いこんでそれをさがしもとめ、現実と理想や空想とのギャップに苦しむ。でも本当はしあわせの青い鳥は一番近くにいる。ただそれに気づくかどうかは、そのひとの「感性」でしかない。
人と人との繋がりを通して、また仕事や読書などを通して、もっともっと自分の感性を磨いていかないといけないな。