ポルタポルテーゼ日曜市に行った後は、サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ教会へ。
とりあえず、トラムの走るトラステヴェレ通りに出ようと裏道をぷらぷら散歩しながら向かう。トラムの走る大きな道に出てきたので、後はサン・フランチェスコ・ア・リーパ通りに入れば一本道だと思ったのだが、なかなか見つからず。道に迷ったのかと、犬を散歩しているおじさんに尋ねたら、えらく丁寧に教えてくれた。とはいっても、言っていることの半分以上は理解できてないんだけど。それにしても、さすがはおしゃべり好きなイタリア人。こっちが片言のイタリア語で話しかけると、大喜びで道を教えてくれる。これも僕がイタリアが大好きな理由の一つだ。
とにもかくにも、なぜか全く反対側に向かって歩いていたことが判明。早いとこ人に聞いておいてよかった。ローマでも、相変わらず方向音痴な自分に笑ってしまった。
サン・フランチェスコ・ア・リーパ通りを歩いていき、噴水のある広場に出ると、すぐ目の前にサンタ・マリア・イン・トラステヴェレ教会が。
パッと見た感じでは、落ち着いた佇まいで、それほど目立つ教会ではないが、ファサードの、玉座の聖母子を中央にランプを奉納する10人の聖女を描いたモザイク画は、長年の歴史のせいで色褪せてはいるものの、よく見るとすばらしい。
すぐ横の鐘楼の上にも、目立たないながらも聖母子のモザイク画があり、なんだかおしゃれ。
外観の地味な感じとは打って変わって、一歩足を教会内に踏み入れると、その荘厳さに息を呑んじゃいます。
後陣の半円形ドーム中央に「聖母の戴冠と緒聖人」、その下に神の子羊を中心に12使徒の象徴である12匹の羊が描かれている。そのもう一段下には、ピエトロ・カヴァリーニの代表作である「受胎告知」「キリストの誕生」「三王礼拝」を見ることができます。これらのモザイク画が、ステンドグラスから射し込んだ太陽の光によって、黄金色に輝いていて、本当に感動ものです。
教会で感動した後は、しばし休憩。「BELLI(ベッリ)」という店のジェラートがおいしいと聞いていたのだが、お店は発見したものの、ジェラートはなく、BAR(バール)になっていた。しょうがないのであきらめて歩いていると、ローマで有名なおいしいコーヒー店の「Tazza d'oro(タッツァドーロ)」の支店(?)を発見。さっそく Caffe(エスプレッソ)を注文。 イタリア人がするように、少ない液体の中にたっぷり砂糖を入れて飲んでみた。この旅初のエスプレッソ。気分のせいもあるが、やっぱり本場のエスプレッソはおいしかった。
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