ローマに来たぞという興奮のせいか、時差ぼけのせいか、夜中何度も目覚めてしまったが、朝はしっかりと6時に目が覚めた。朝食は6時半からだし、うちの奥さんはまだ寝ているので、静かーにその日の行動の計画を見直しておく。今回の旅は、カプリ島の青の洞窟に行く日以外はすべてフリーなので、どこに行くか計画を立てるのがすごく楽しかった反面、緊張感もあり。
そうこうしているうちに、7時前になったのでホテルの食堂で朝食。ビュッフェタイプになっていて、好きなものを自由に取って食べれる。
ついつい腹いっぱいになりそうなほど取りたくなったが、この後、外で食事やらジェラートやら食べることを考えて控えめに。左の生クリームに包まれた物体はシュークリーム。一口食べると、中からもクリームが出てきて、甘いもの好きな僕には朝から最高。もう一個食べたい欲望をやっとのことで抑える。そして、さすがに本場のだけあって、カプチーノも激ウマだった。
腹ごしらえも済んだので、さっそく出掛けることにする。その日は日曜日ということで、せっかくなので日曜日しかやっていないポルタポルテーゼの蚤の市へ。地下鉄の路線は近くまでいっておらず、バスは路線が難しそうなのでタクシーで。テヴェレ川にかかるスブリチオ橋を渡ると、すぐポルタポルテーゼ広場に着いた。
目の前にはポルテーゼ門。この門を一歩くぐると、数え切れないほどたくさんの店が連なっている。
市場側から、ポルテーゼ門を眺めるとこんな感じ。
まだ朝8時半過ぎ、しかも若干小雨がぱらついているというのに、これだけの人がうろうろしている。靴やバッグからCDにゲームソフト、電化製品、アンティーク品に至るまでいろいろなものが売り出されている。途中雨が降ってきたが、商品が濡れようがおかまいなしの店員の態度にすげぇと感心。うちの奥さんが、バッグを見てたら、黒人の店員がやってきてこれは15ユーロで安いから買え買えと勧める。「これお土産になるかな」などと話していると、「二つ買ったら25ユーロや」なんて言ってきた。それでも迷っていたら、「俺の友達がこの何軒か先で店出して同じバッグ売ってるけど、うちより高いからここで買わんと損や」とまで言ってくる。結局買わなかったが、後でサンタンジェロ城の周りの道端で、同じバッグにプラダのマーク(もちろん偽物だろう)を付けて売っているのを見つけて笑ってしまった。
しばらくうろうろしていたが、結局何も買わず。ここの蚤の市は、別名”泥棒市”というくらいスリの巣窟になっているため、雨も上がり人で混みあってきたところで、市場から退散した。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます