矢筈橋の修繕工事
「おたより」第8号です。
今回は
支承(ししょう)の取り換えについて説明しました。
支承っていうのは
「橋を支える装置」のことです。
一般的な橋では
下部構造(橋台とか橋脚、つまり土台)と
上部構造(橋げたとか橋面、目に映る部分)を
直接つなぐことはありません。
(直接つなぐ橋もあります)
橋が伸びたり縮んたりする
また変形したりするのを
(実際するんです)
吸収してくれる部材をあいだに挟むのがふつうで
その部分のことを支承と呼びます。
かんたんにいうとこんなイメージですね。
(支承を用いた橋梁の例(単純桁橋)『Wikipedia~支承~』より)
つまり支承とは
「橋を支える装置」
ついでに言うと
支承の「支」には
「ささえる。たすける」という意味があり
支承の「承」は
もともとの成り立ちが
座っている人を両手でかつぎあげている形で
そこから上位の者を助ける意味をあらわし
転じて「うける」という意味に用いられるようになりました。
支承
「ふつうの暮らしを支える土木」という意味からいけば
なんともドボクチックな漢字ではありませんか。
なので
古くボロボロになった支承を取り替えるっていうのは
橋を修繕することによって寿命をのばす
っていう今回の工事の目的からすれば
いわばメインイベントの仕事
っていうことになります。
その支承の交換も無事終了して
これでまた安心して通れる橋に生まれ変わりました。
あとは足場の解体を残すのみ。
国道493号矢筈橋修繕工事
まもなく完成です。
(宮内)
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