土木のしごと - (有)礒部組現場情報

地域のためにはたらき、ふつうの暮らしを支える人たち。(有)礒部組とその仲間たちのたのしくゆかいな面々。日々是土木。

矢筈橋橋梁修繕工事「おたより8号」(支承交換編)

2021年12月16日 | 国道とか県道とかの橋梁修繕工事

 

矢筈橋の修繕工事

「おたより」第8号です。

 

 

 

 

 

今回は

支承(ししょう)の取り換えについて説明しました。

 

支承っていうのは

「橋を支える装置」のことです。

 

一般的な橋では

下部構造(橋台とか橋脚、つまり土台)と

上部構造(橋げたとか橋面、目に映る部分)を

直接つなぐことはありません。

(直接つなぐ橋もあります)

 

橋が伸びたり縮んたりする

また変形したりするのを

(実際するんです)

吸収してくれる部材をあいだに挟むのがふつうで

その部分のことを支承と呼びます。

かんたんにいうとこんなイメージですね。

 

 

 

(支承を用いた橋梁の例(単純桁橋)『Wikipedia~支承~』より)

 

 

つまり支承とは

「橋を支える装置」

ついでに言うと

支承の「支」には

「ささえる。たすける」という意味があり

支承の「承」は

もともとの成り立ちが

座っている人を両手でかつぎあげている形で

そこから上位の者を助ける意味をあらわし

転じて「うける」という意味に用いられるようになりました。

 

支承

「ふつうの暮らしを支える土木」という意味からいけば

なんともドボクチックな漢字ではありませんか。

 

なので

古くボロボロになった支承を取り替えるっていうのは

橋を修繕することによって寿命をのばす

っていう今回の工事の目的からすれば

いわばメインイベントの仕事

っていうことになります。

 

その支承の交換も無事終了して

これでまた安心して通れる橋に生まれ変わりました。

 

あとは足場の解体を残すのみ。

 

国道493号矢筈橋修繕工事

まもなく完成です。

 

(宮内)

 

 

 

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