こんばんはKEDちちです。
雨が降る前に撤収。Jグリーンのなでしこフェスティバル、今年は5位。32チーム中の5位か。よくやった方だ。
順位はともかく、優勝した北摂から得点できたのはウチだけだよ。と言ってあります。あのチームに対してリードする時間を持てたのもウチだけだろう。そして3試合目は北大冠戦。この時間には双方のGKがキャンプから戻ってきており、ウチとしては全員集合となった対戦。結果は1-1。前回同じJグリーンで対戦したときは0-0。
で、これが今大会の印象的なところ。正直、進歩したのかどうなのかはよくわからんよ。という話をしています。
個人的に見ると、例えば4、11、14ははっきり進歩していると思う。4は3試合目の後半に見事なドリブルを見せた。それはギリギリまで相手を見て、今までペネトレートした事がない方向に切り込んでいったのが2回ほどあった。11ならば中盤での奪取から、しっかりとボールを収めて意図のあるプレーに移ろうとしている。事実、4に対する速くて攻撃的なパスがあって、4は「まさか11が?」みたいになっていたので「ゴメンね11。ナイスパス」っていうシーンがあった。14は守備だ。中盤の守備ほどしんどいものはないが、かなりの部分でチームを助けている。そして相手GKキックも力強くはね返している。
中盤を11と14で組んでも、実際、何の問題も起きない。
一方で3や12、6あたりはもう少しだ。ともに感情や緊張に押しつぶされることのない強い意志が必要。個別にそのような話を伝えてあります。できるできないではなくて、やろうとするかどうかだ。
特に5年生には「このままではエライことになるぞ」と言ってあります。いいね、言ったからね。がんばって。
北摂戦。まずはNBAコーチの指図から朝一に奈良葛城とトレマを実施できたのは良かった。トレマ前にピッチをきっちり使える事ができましたからね。そして初戦をイメージするにはちょうど良い相手だったのはラッキー。ただし北摂も同じ時間にトレマ組んでたから、考える事はどこも同じか。
ゲームは前線メンバーを少しづつ調整しながら、マークがうまくずれた一瞬に10のミドルが刺さりました。このシュートはかなりえぐかったな。そして後半、密集から相手10にシュートを打たれ、少しコースが変わって失点。ラストシーンでは、ウチの左サイドからの攻撃をストップされ、そこから素早い攻撃で相手10に裏抜けされました。3と5がギリギリのプレーにまで持ち込んだけど、力強く決められたところでタイムアップ。
今日の3と5は85点。3試合目は90点を超えてる。特に5は昨日受けた指摘を完全に修正していた。
ちなみに先ほどの3や12に足りないのはそういうところかな。常に90点ねらいなんだな。考え方が。100点ねらって70点なら仕方がない。90点ねらって90点だとしても、それではいつまでも100点とれない。そこの甘さは、確かに普段は見えてこないんだけど、こういう舞台では差となって明らかになってしまう。くり返すけど、がんばって。
北摂戦の前「やられるとしたら10や」「8とかもかなりうまいで」「いや、10や。あれはスペシャルや」ま、この大会でチームのテーマとした「得点への迫力」っていうのは、この相手10のプレーのような事を言う。
後半、追いつかれる前に11が前線で難しいボールを、それを信じて走りこんだ7にうまく流してシュートまでいった。あれは迫力満点のプレー。ただし、相手GKの迫力に負けてしまった。でもウチだってやろうと思えばできるんだという話。ただ、仕方のない話なんだけど、試合の流れはここで少し変わってしまった。
さて、このゲームは極めて重要なゲームとして私の中では位置づけていたんだけど、残念ながら1がいない。なので昨日のうちに17をGK指名。でも当日朝に気持ちの再確認をする予定でした。本当にイヤならやめといてやるかと思っていました。でも早々にGKユニを着ようとしていたので、気持ちの確認は省略。
「また神ってくれんの?」「あのな、やるにはやるけどな。いっつも神ってるわけちゃうで」「ほらまあそうや。で、今日はありそうなん?」「ま、普通やろな」その結果、神×3。試合後はちょびっとだけ泣いてたか。ま、それだけ意気込んでくれていたのでしょう。神×3だったんだけどな。
そんな17ですが「11は上手くなっていいな。私なんか3年もやってるのに全然やで」と言っていたので「本気で練習してないからや」と言っておきました。「11に失礼やで」とも。ただ単にピッチに立ってたって上手くなるわけはないのだ。ただし、17のこういう発言には伏線があって、今朝のトレマで重要なアシストを決めている。つまりこの発言は上向きの発言ではないだろうか。ちがうか。いや、そうであってほしい。そうであってくれ。
あと、7はスピードが増し増しになっている。そしてジャンピングヘッドが様になっている。そして今日の9はよく収めていた方だ。ねらって外す分には文句はない。勇気あるプレーの失敗には何も言わない。ただし、そうでないプレーにはとことん言う。
さてと、これは私にはあまり関係の無い話で勝手な言いぐさなんだけど。今年もまた北摂が全国大会で上位入賞するようなことがあれば、その転機は今日のウチとのゲームだったという事で間違いないだろうと思う。今年もまた、いいかませ犬になってしまったか。
だけど、あんまりくやしくはない。そんなレベルの戦いは、そうそうできるものじゃない。