北海道新聞 05/31 07:00、05/31 16:02 更新
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3c/73/31b77007ee74355621726fde72c1c1e3_s.jpg)
チコロナイの苗畑で活動について貝沢さん(右)から説明を受けるホセさん(中央)と柴田さん
【平取】南米コロンビアで内戦被害からの復興に取り組む先住民族アワの指導者ホセ・メロ・チンガルさん(59)が30日、日高管内平取町を訪問し、民族文化の伝承を進めているアイヌの人々と交流した。
アワ民族が暮らすコロンビア南部の山間部は1990年代後半から、政府軍や民兵、反政府ゲリラなどの内戦の最前線になった。多くの犠牲者を出し、難民化した人も多いという。ホセさんは2012年の内戦沈静化後、地域の再建に向け、民族の歴史と文化の継承や、犠牲者を悼み遺族を癒やす「記憶の家」建設などを進めている。
北海道入りは、23日の広島市を皮切りに6都市で活動への支援を訴える日本訪問の一環。現地で取材を重ねてきたフォトジャーナリスト柴田大輔さん(34)が企画した。
平取町では、アイヌ民族が伝統的に活用してきた樹木の植林に取り組む NPO法人 チコロナイ理事長の貝沢耕一さん(69)を訪ね、生活が近代化する中、伝統文化をどう継承するかについて意見交換。ホセさんは「新しいものを拒否するのではなく、古いものの価値を見直し、暮らしの中に生かしていくことが大切だ」と話した。また有用樹種の種子を集めて育てる苗畑を見学し、二風谷の博物館や資料館も訪れた。
31日は胆振管内白老町の アイヌ民族博物館 などを見学、6月1日、2日は札幌市内で講演、3日は交流会を予定している。詳しくは「コロンビア・先住民族の声を聞く札幌の会」の西さん(電)080・5587・8905へ。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/life-topic/life-topic/1-0139747-s.html?df=1
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チコロナイの苗畑で活動について貝沢さん(右)から説明を受けるホセさん(中央)と柴田さん
【平取】南米コロンビアで内戦被害からの復興に取り組む先住民族アワの指導者ホセ・メロ・チンガルさん(59)が30日、日高管内平取町を訪問し、民族文化の伝承を進めているアイヌの人々と交流した。
アワ民族が暮らすコロンビア南部の山間部は1990年代後半から、政府軍や民兵、反政府ゲリラなどの内戦の最前線になった。多くの犠牲者を出し、難民化した人も多いという。ホセさんは2012年の内戦沈静化後、地域の再建に向け、民族の歴史と文化の継承や、犠牲者を悼み遺族を癒やす「記憶の家」建設などを進めている。
北海道入りは、23日の広島市を皮切りに6都市で活動への支援を訴える日本訪問の一環。現地で取材を重ねてきたフォトジャーナリスト柴田大輔さん(34)が企画した。
平取町では、アイヌ民族が伝統的に活用してきた樹木の植林に取り組む NPO法人 チコロナイ理事長の貝沢耕一さん(69)を訪ね、生活が近代化する中、伝統文化をどう継承するかについて意見交換。ホセさんは「新しいものを拒否するのではなく、古いものの価値を見直し、暮らしの中に生かしていくことが大切だ」と話した。また有用樹種の種子を集めて育てる苗畑を見学し、二風谷の博物館や資料館も訪れた。
31日は胆振管内白老町の アイヌ民族博物館 などを見学、6月1日、2日は札幌市内で講演、3日は交流会を予定している。詳しくは「コロンビア・先住民族の声を聞く札幌の会」の西さん(電)080・5587・8905へ。
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