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徴空間対応で組織再編 白老町観光宣伝誘致会議

2015-06-04 | アイヌ民族関連
苫小牧民報  (2015年 6/3)
 2020年に白老町内に整備される「民族共生の象徴空間」を踏まえ、地域活性化を狙いに昨年4月に設立した白老町観光宣伝誘致会議(会長・戸田安彦白老町長)が組織を再編し、1日に設立会を開いた。これまでは職員レベルの連絡調整が主だったが、「開設まであと5年に迫った象徴空間の町内対応を迅速に進める必要がある」(事務局)として再編強化した。今後は町内全域の閉鎖宿泊施設の再稼働に向けた協議をはじめるほか、今年度予算編成への事業反映などを視野に月1回のペースでワーキンググループ(WG)会議を開く。
 同会議は白老観光協会、白老町経済振興課、アイヌ民族博物館の3組織で構成。メンバーは戸田会長をトップとする三役と各団体から選出した委員10人。各団体に所属するメンバー8人からなるWGも設置している。
 設立会合で戸田会長は「象徴空間開設まであと5年しかない。1年でも無駄にしないように中身の濃い会議にしたい」などとあいさつ。続けて町経済振興課の職員が組織再編の狙いなどについて説明した。
 会議では、国内外への情報発信とともに観光客の町内滞在時間の拡大などに向けた環境整備を進める方針を強調。宿泊機能強化を狙いに、現在閉館中の宿泊施設の再稼働と既存宿泊施設の機能強化も重点項目として取り組むことを掲げている。
 町担当者によると想定している閉館施設は、町内日の出町で09年に閉館した温泉宿泊施設「ヴィラ・スピカしらおい」、竹浦地区で12年に閉館した「オークラスパランド」など。
 町内では同会議のほか、町が8月中の策定を目指している白老町産業(商業・観光)振興計画や、オール白老で受け入れ体制準備を進めている白老町活性化推進会議などの組織も複数設置されているが、これらの団体や計画などとの連携も進めた上で「専門性の高い3団体からなる組織」(担当者)として対応を協議する考えだ。
http://www.tomamin.co.jp/20150626312

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白老町観光宣伝誘致会議で象徴空間見据え組織強化

2015-06-04 | アイヌ民族関連
室蘭民報 【2015年6月3日(水)朝刊】
 白老町、白老観光協会、アイヌ民族博物館で構成し、昨年4月に設立した白老町観光宣伝誘致会議は1日、国立アイヌ文化博物館(仮称)を核とする象徴空間の2020年(平成32年)開設を見据え、会長に戸田安彦町長を選出、新たに役場の企画課とアイヌ施策推進室、商工会、虎杖浜竹浦観光連合会を構成委員とし、「実動部隊」となるワーキンググループを新設する組織強化・再編を決めた。
 同会議は「国立博物館開設まで残すところ5年となったいま、国内外への情報発信やプロモーション活動はさることながら、滞留・滞在時間の増加や観光消費額拡大のため、閉館となっている宿泊施設の再稼働を重点に、多様なニーズに対応した宿泊機能の強化などの受け入れ環境整備を行うため、町長をトップとした強固な組織体制が必要」と判断した。これまで会長は観光協会長が務めていた。
 さらにオール白老で構成する「『民族共生の象徴となる空間』整備による白老町活性化推進会議」との連携強化、重点事項の早期実現も今回の組織強化・再編の狙い。
 事務局は従来の観光協会に役場経済振興課を加えた。同会議の構成員は9人から15人に増え、新設したワーキンググループの構成は8人。
 この日の会議では新たに(1)閉館している複数の宿泊施設の再稼働と既存宿泊施設の機能強化(2)活性化推進会議が本年度策定する活性化推進プランにかかわる取り組み―の2点を重要事項に加えた。
(富士雄志)
 組織再編に伴い、選出された役員は次の通り。
(敬称略) ▽会長 戸田安彦町長(新)▽副会長 高橋二郎観光協会長(新)、野本正博アイヌ民族博物館長(再)、本間力町経済振興課長(再)▽幹事長 堀部豊美観光協会専務理事(新)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2015/06/03/20150603m_08.html


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東京五輪でアイヌ舞踊を 道、開会式で披露目指す

2015-06-04 | アイヌ民族関連
北海道新聞 06/03 05:00、06/03 10:12 更新
 道は、2020年 東京五輪 ・ パラリンピック の開会式で、アイヌ民族の伝統舞踊のプログラムが採用されることを目指し、本年度から北海道アイヌ協会(札幌)と連携した取り組みに着手する。会場の新国立競技場の広さを生かした動きのある舞踊を披露し、アイヌ民族文化を世界に発信する狙い。16日開会予定の第2回定例道議会に提案する15年度一般会計 補正予算 案に、関連事業費を盛り込む方針だ。
 アイヌ民族の伝統舞踊は地域によって異なり、国の重要無形民俗文化財には17保存会の舞踊が「アイヌ古式舞踊」に指定されている。道の委託を受けた同協会が、各保存会と協力して100人以上の規模で統一した踊りを検討。アイヌ民族の子供や若者を踊り手とし、募集方法や練習の仕方など具体的な計画を詰める。
 開会式のプログラムをめぐっては、高橋はるみ知事や同協会の加藤忠理事長らが昨年11月、下村博文文部科学相にアイヌ民族文化の採用を要請。下村氏から好意的な回答を受けたという。道は開会式で採用される可能性が高いとみて、事前準備が必要と判断した。
 先住民族を尊重するのは最近の五輪の特徴で、00年シドニー五輪は、オーストラリアの先住民族アボリジニの陸上選手が聖火を点灯。10年バンクーバー冬季五輪はカナダの先住民族イヌイットの石像が公式エンブレムのモチーフになった。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0141132.html

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坂本龍一さん1年越し対面 帯広カムイトウウポポ保存会

2015-06-04 | アイヌ民族関連
十勝毎日新聞 2015年6月2日 13時54分
 【帯広】昨年7月に中咽頭がんであることを公表し、活動を休止している音楽家坂本龍一さん(63)が1日に来帯し、帯広カムイトウウポポ保存会(酒井奈々子会長)の会員と会った。坂本さんは昨年、札幌国際芸術祭のゲストディレクターとして同保存会の出演イベントを企画したが、治療に専念するため来場できず、イベントも雨天のため中止となった。保存会会員と1年越しの対面を果たした坂本さんは、中止となった企画の実現に向け改めて意欲を示した。

保存会のメンバーと1年越しの対面を果たした坂本さん(前列右)。酒井会長(同左)が語るアイヌの文化や風習に真剣な表情で聞き入った
 同芸術祭では、同保存会と能楽師野村萬斎さんが共演する「能楽×アイヌ古式舞踊『北の大地を寿ぐ』」が昨年7月22日に開催を予定。米ニューヨークに住む坂本さんも駆け付ける予定だったが、直前の同月10日にがんを公表、来日を断念した。さらに、公演も当日の強い風雨で中止となった。
 この日、帯広市内の大空会館で酒井会長ら会員20人と会った坂本さんは「ニューヨークから晴れることを祈っていたが残念だった」と当時の心境を語った。会談の中で坂本さんは、アイヌの言語や風習、歴史など、アイヌやアイヌ文化、保存会の活動について細かく質問し、酒井会長が丁寧に答えた。北海道・十勝についても語り、「札幌から車で入ってきたが、さすが北海道は広い。帯広も時間があればゆっくり回ってみたかった」と述べた。
 会談後、同保存会が同芸術祭で披露する予定だった演目の中から「エムシリムセ(剣の舞)」、十勝地方特有の踊りである「バッタキウポポ」など8演目を坂本さんのために披露した。坂本さんは手拍子や足でリズムを取りながら会員の踊りを見つめ、終了後には立ち上がって拍手を送りながら「(中止となったイベントを)また企画したい。必ず実現しましょう」と語った。酒井会長は坂本さんの体調を気遣い、「早く元気になって復帰してください」とエールを送っていた。
 酒井会長の娘の真由美さん(36)は坂本さんについて、「世界的な方なのに私たちと同じ目線で話をしてくれてうれしかった」と語り、荒田裕樹さん(29)は「近寄りがたいイメージがあったが、実際にお会いするととても気さくな方だった。企画が実現すればうれしい」と期待した。
 坂本さんは1952年、東京都生まれ。スタジオミュージシャンとして活動し、78年に音楽グループ「イエロー・マジック・オーケストラ」を結成しキーボードで参加。83年の同グループ解散後は映画音楽などを手掛け、87年公開の映画「ラストエンペラー」ではアカデミー賞、ゴールデングローブ賞、グラミー賞を受賞するなど世界的な作曲家・演奏家として活躍している。
http://www.tokachi.co.jp/news/201506/20150602-0021150.php

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北海道の魅力、ラベルでPR サッポロきょう発売

2015-06-04 | アイヌ民族関連
北海道新聞 06/02 07:00
 サッポロビールとイオングループは2日、カニやホタテなど道産食材や函館倉庫街などの風景のイラストをあしらった「サッポロ生ビール黒ラベル」(215円前後)と第三のビール「サッポロ麦とホップThe gold(ザ・ゴールド)」(140円前後)を販売する。
 サッポロビールと包括連携協定を結ぶ道との共同企画。道の観光キャンペーンの合言葉で、アイヌ語で「こんにちは」を意味する「イランカラプテ」のロゴマークも入れた。イオン北海道、マックスバリュ北海道、ダイエー、いちまるの計118店舗で扱う。350ミリリットル缶のみで計21万5424本の販売を計画。道外のイオンでもイベント時に販売を予定している。
 札幌市中央区の赤れんが庁舎で1日、商品発表会が開かれた。山谷吉宏副知事は「イランカラプテを合言葉に、大いに飲んでもらいたい」と話した。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0140662.html

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野生サケの復活 自然界の驚異を身近に

2015-06-04 | アイヌ民族関連
北海道新聞 06/01 05:00
 野生サケの回帰を増やすことは自然と共生する北海道ならではの試みだろう。札幌の市民らが取り組む自然産卵の定着プロジェクトをはじめ、各地の活動を後押ししたい。
 人工増殖は今や水産業に欠かせなくなった。しかし、病気の蔓延(まんえん)で稚魚が大量死したり、放流時期がうまく合わなかったりするリスクも抱える。
 自然産卵のサケが一定数維持され、各河川で遺伝子の多様性が保たれていれば、万一の際にも激減を回避できる可能性が高まる。
 そのためにはサケが遡上(そじょう)できる良好な河川環境と水質、産卵床がそろう必要がある。河川管理者には、魚道の整備や産卵床を失わせる河床低下の防止策など配慮と理解を求めたい。
 「札幌ワイルドサーモンプロジェクト」。これが札幌市内を流れる豊平川に野生のサケを増やそうとする市民活動だ。
 札幌では1978年から市民らが カムバックサーモン運動 を始めた。稚魚の放流や水質改善で年間千~2千匹が戻るようになり、約7割が自然産卵由来になった。
 来春からは人工増殖による稚魚放流を大幅に減らして野生化をさらに進める。
 メンバーは、河川敷への雪捨てによる汚泥流入を招かないような措置を求めている。札幌市には生活上の利便性と自然保護を両立させる道を探ってもらいたい。
 旭川市中心部でも4年前、忠別川にサケの群れが戻った。約半世紀ぶりというから驚きだ。
 遡上の妨げとなっていた深川市内の頭首工に魚道が設けられたことが功を奏した。
 とはいえ、昨冬は旭川開発建設部が河川工事の中で産卵床の一部を損壊していた問題が市民団体の指摘で明るみに出た。
 今後、工事に当たっては専門家の意見を聞きながら産卵床の場所の把握と保全に努めるべきだ。
 都市の河川にそこで生まれた稚魚が大海を経て数年がかりで戻ることは、生き物の驚異とたくましさを教えてくれる。自然学習や学習ツアーにぜひとも役立てたい。
 札幌でも旭川でも、先住民族であるアイヌ民族がサケを迎える儀式を毎年秋に行っている。市民には狩猟・漁労・採集に基盤を置く精神文化にも触れてほしい。
 産卵後に死ぬサケの体は動物や鳥の餌になるばかりでなく、海のミネラルを陸地に運ぶ役割も果たす。自然界の物質循環を促す観点も忘れることはできない。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/opinion/editorial/2-0026601.html


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