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先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

アイヌ文様刺しゅう丁寧に 白老で名刺入れ作り体験

2017-11-28 | アイヌ民族関連
北海道新聞11/27 09:53

【白老】アイヌ民族の伝統的な刺しゅう入れを体験するイベントが25、26の両日、しらおいイオル事務所チキサニ(町末広町2)で開かれた。町民ら16人が美しいアイヌ文様刺しゅうを布に丁寧に施し、名刺入れを完成させた。
 町内でアイヌ文化伝承に取り組む一般社団法人白老モシリが主催。町内のアイヌ文様刺しゅうサークル「チ◆ポの会」(石井シゲ代表)の会員が指導した。
 刺しゅうは、伝統的な文様「アイウ◆」(とげ)をオホ(チェーンステッチ)で布に施していくスタイル。参加者は赤や黄色、水色など思い思いの刺しゅう糸を使い、一針一針丁寧に仕上げていった。
(注)◆は小さい「シ」
残り:107文字/全文:386文字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/147437

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アニメ「ゴールデンカムイ」杉元役は小林親弘、アシリパ役に白石晴香

2017-11-28 | アイヌ民族関連
ニコニコニュース2017/11/27 18:50コミックナタリー

野田サトル原作によるテレビアニメ「ゴールデンカムイ」のキャストが発表された。
「不死身の杉元」の異名を取る元軍人で埋蔵金を追う杉元佐一役を「ムシブギョー」で白榊夢久役を務めた小林親弘、北海道で杉元が出会ったアイヌの少女・アシリパ役を「干物妹!うまるちゃん」で本場切絵役を務めた白石晴香が担当。本作について「一言ではとても語り尽くせないくらい面白い」と語る小林は「杉元やアシ(リ)パさん、そしてたくさんの魅力的な登場人物たちと共にゴールデンカムイの世界を楽しんでいただけるよう頑張ります」とコメントを寄せた。一方白石は「声で新たに命を吹き込むことによって、よりアシ(リ)パちゃんの可愛らしさや芯の強さを表現できるよう、全力で頑張ります!」と決意を述べている。
「ゴールデンカムイ」はゴールドラッシュに湧いた明治後期の北海道を舞台に、アイヌが遺した莫大な埋蔵金を狙う「不死身の杉元」の異名を取る元軍人と、アイヌの少女を軸に描く冒険活劇。合わせてアニメのキービジュアル第1弾も公開された。
※アシリパのリは小文字が正式表記。
小林親弘コメント
一言ではとても語り尽くせないくらい面白い。
本作品に関われることが嬉しくて仕方ありません!
杉元やアシ(リ)パさん、そしてたくさんの魅力的な登場人物たちと共にゴールデンカムイの世界を楽しんでいただけるよう頑張ります。
どうぞよろしくお願いいたします!!
白石晴香コメント
原作を読ませて頂いた時、アシ(リ)パちゃんの強く賢く凛とした部分が素敵だなと思いました。
声で新たに命を吹き込むことによって、よりアシ(リ)パちゃんの可愛らしさや芯の強さを表現できるよう、全力で頑張ります!
またそんなアシ(リ)パちゃんが急に変顔するところも大好きなので、演じるときにはアシ(リ)パちゃんに負けないくらいの変顔をしながら演じたいです(笑)。
皆さんとヒンナヒンナと言える日を楽しみにしています!お楽しみに!
テレビアニメ「ゴールデンカムイ」
スタッフ
原作:野田サトル(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
監督:難波日登志
シリーズ構成:高木登
キャラクターデザイン:大貫健一
銃火器設定:渡辺浩二
プロップ設定:浅沼信也
動物設定:墨佳遼
美術監督:森川篤
色彩設計:茂木孝浩
撮影監督:戸澤雄一郎
CGディレクター:奥村優子/濱田康平
編集:定松剛
音響監督:明田川仁
音響制作:マジックカプセル
音楽:末廣健一郎
アニメーション制作:ジェノスタジオ
製作:ゴールデンカムイ製作委員会
キャスト
杉元佐一:小林親弘
アシリパ:白石晴香
(c)野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
http://news.nicovideo.jp/watch/nw3102167

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マオリに学ぶ文化継承 札幌でシンポ

2017-11-28 | アイヌ民族関連
朝日新聞2017年11月27日09時37分
アイヌ文化など考える国際シンポジウム
 アイヌ文化復興のナショナルセンターとして、2020年に白老町で「民族共生象徴空間」が一般公開されるのを前に、アイヌ文化や先住民族について考える国際シンポジウムが25日、札幌市中央区で開かれた。内閣官房アイヌ総合政策室や国土交通省などの主催で、ニュージーランドからマオリの人たちが招かれた。
 パネリストとして参加した高校教員のウィリアム・フラヴェル氏は「言葉を失うと文化を失うが、マオリには小さい頃から学校でマオリ語を勉強する仕組みがある。学校だけでなく日常生活の中でマオリ語を使うようになれればと考えている」と紹介。地方議員のジョシュア・ファレヒナさんが「(文化を守るには)子どもをアイヌ文化の中で育ててほしい」などと述べた… (芳垣文子)
残り:267文字/全文:604文字
http://www.asahi.com/articles/CMTW1711270100006.html

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国立情報研とLINE、AIを共同開発へ 教育分野など

2017-11-28 | アイヌ民族関連
朝日新聞2017年11月27日16時10分杉本崇
 国立情報学研究所とLINE(ライン)は27日、教育や防災、高齢者・子育て支援など社会の課題の解決を目指す人工知能(AI)開発に取り組む共同研究センターを来年度につくると発表した。開発した技術は、できる限り無償での公開を目指すという。
 研究センターは、情報研に置き、経費はLINEが負担する。共同研究は3年以上続け、京都大や東北大の研究者も招く。研究のテーマは、教育や防災などのほか、市民から行政への問い合わせに対話形式で自動回答するサービスの開発や、アイヌや沖縄の言葉でも会話できるAIの開発を目指す。
 技術の一部は、通信アプリや話しかけた言葉に応じて音楽やニュースを流したり、家電製品を操作したりする「スマートスピーカー」に導入するという。
 情報研の喜連川優所長は「幅広い課題に対し、柔軟に対応できるAIを作りたい」と話した。
http://www.asahi.com/articles/ASKCW4W9FKCWULBJ00R.html

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基地、多角的に議論 国際人権法学会 沖縄の抱える矛盾問う

2017-11-28 | ウチナー・沖縄
沖縄タイムス 2017/11/26

国際人権法学会のパネルディスカッションで発言する登壇者=25日、那覇市久茂地・タイムスホール
 国際人権法学会(申ヘボン理事長)の第29回研究大会が25日、那覇市のタイムスホールで開幕した。初日は「沖縄/琉球と人権」をテーマとしたシンポジウムがあり、国際人権法の観点で沖縄の基地問題を議論。地位協定や自己決定権、軍事性暴力、環境など多角的に考えた。
 冒頭、沖縄弁護士会の照屋兼一会長は沖縄戦や戦後も続く米軍基地被害に触れ「沖縄では過去、現代でも人権保障の観点で大きな問題がある。沖縄が抱える矛盾は人権侵害の問題として捉えることが必要だ」と提起した。シンポでは8氏が報告、その後開かれたパネル・ディスカッションは全員が登壇して、学者や弁護士らの質問に応じた。
 明田川融(あけたがわとおる)法政大教授は地位協定について、自衛隊が派遣されたジブチなどの例を挙げながら、今後、他国から改定を求められた際に公務外の裁判権を受け入れ国に分配するなど耳を傾けるべきだと主張。「EUや米国に倣って、つっぱねるのでなく、米国には地位協定改定を求めていくのが普遍的道理だ」と述べた。
 先住民族権利運動を報告した京大大学院修士課程の永井文也氏には「『先住民族』は、分裂や亀裂をもたらす弊害があるのではないか」との質問があった。
 永井氏は「先住民族」は国際法の概念で、地元で受け入れにくいという指摘は文化人類学者の中にもあると説明。一方「先住民族が全てでなく即時的でもないが、長い目で見て一つのアプローチとして有効な手だてではないか」との認識を示した。「流動的で多層的なアイデンティティーが形成される契機になるのではないか」とも述べた。
 環境問題で報告した大阪大の大久保規子教授は辺野古の新基地建設で県が敗訴した最高裁判決を問題視。「最高裁は『専門技術的な知見』を強調し、審査しているが『専門技術的』にもかかわらず、前知事は知見を求めた審査会に再諮問せず、環境部局との調整もないままに承認しており、明確な説明もない。不合理だ」と指摘した。
 26日には基地を巡る裁判の判例研究のほか、人権を巡り外務省担当者による報告もある。資料代500円で一般参加も可能。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/175396

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国際人権法学会 在沖基地巡り討議 政府と沖縄県、国連審査を双方報告

2017-11-28 | ウチナー・沖縄
琉球新報 2017年11月27日 05:00
 国際人権法学会(申恵丰(シンヘボン)理事長)の第29回研究大会が26日、那覇市のタイムスホールで2日間の会期を終えた。名護市辺野古での新基地建設工事の差し止めを求めた訴訟など、沖縄の米軍基地を巡る訴訟と国際人権法の関わりについて全国の弁護士や研究者が討議した。国連人権理事会で開かれた日本政府対象の普遍的定期審査(UPR)に関しても報告があった。

沖縄と国際人権法の関わりについて、来場者からの質疑に応える登壇者=26日、那覇市のタイムスホール
 訴訟に関する討議で、亘理格(わたりただす)中央大教授は辺野古訴訟について「埋め立て事業で損なわれる環境の価値などの軽重について、一審も上告審も踏み込まずに結論を出した」と指摘した。
 第3次嘉手納爆音訴訟弁護団の高木吉朗弁護士は、裁判所が米軍機の飛行差し止めを退ける源流に1959年の「砂川事件」最高裁判決があることを挙げた。その上で「一審は(米軍駐留を)違憲としたが最高裁は統治行為論で排斥した。駐留米軍は憲法9条に反しないと付け加えている。大きな判断もできるということだ」と述べ、判断を避ける裁判所を批判した。
 国連UPRについては沖縄側と国側の双方が意見を述べた。
 外務省総合外交政策局人権人道課の杉浦正俊課長は、国連から沖縄の人々の先住民族としての権利を守るよう勧告されたことに関連し「政府として先住民族と認識しているのは今の時点でアイヌの方々だ。権利は憲法で等しく保障されている」と応えた。
 沖縄国際人権法研究会の島袋純共同代表(琉球大教授)は、UPRに向けて沖縄の研究者らが四つの報告書を提出したことを説明。その上で「ペルーは沖縄の固有名詞を出して人権状況の改善を勧告した。これまでにない大きな成果だ」と強調した。
 星野英一共同代表(琉球大教授)は、米軍基地建設に反対する市民が逮捕された事例を挙げ「表現の自由が侵害されている」と説明。同研究会として声明文を出し、国連に働き掛けたことを報告した。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-620204.html

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地位協定の問題議論 自治権拡大を模索 研究大会、沖縄で初開催

2017-11-28 | ウチナー・沖縄
琉球新報2017年11月26日 06:00
 国際人権法学会(シンヘボン理事長)の第29回研究大会が25日、那覇市のタイムスホールで始まった。「琉球/沖縄と人権」をテーマにしたシンポジウムでは、米軍基地が集中することによって平時でも性暴力が頻発しているなど、沖縄の状況と国際人権法の関わりを議論した。事件・事故の捜査や環境調査の障壁となっている日米地位協定の問題点についても意見を交わしたほか、自治権拡大へ地方自治特別法の活用を指摘する意見もあった。全国の研究者ら約130人が参加した。沖縄で開かれるのは初。最終日の26日は名護市辺野古での新基地建設差し止めを求める訴訟に関する発表や、国連人権理事会の日本政府を対象とした普遍的定期審査(UPR)に関する報告もある。
日米地位協定や自治権拡大など多様なテーマを論じる登壇者ら=25日、那覇市久茂地のタイムスホール
 パネル討議では、登壇者がフロアからの質問に答えた。明田川融法政大教授は、第1次裁判権を放棄する日米間の密約に関連し、国連平和維持活動(PKO)で自衛隊が派遣されたカンボジアとの間で、裁判権が日本側にあると取り決めたことを例示。「米国に地位協定改定を訴え、自衛隊を受け入れる国の訴えにも耳を傾けるべきだ」と述べた。
 高良沙哉沖縄大准教授は軍事性暴力の被害者について「捜査権の制限など日米地位協定の弊害が被害者にかかってくる。個人に起こる被害が社会全体の被害になるのが、軍事性暴力の特徴だ」と指摘した。
 西海真樹中央大教授は日本語と琉球諸語の関係について「琉球諸語の間に相互理解がない点や、最近まで弾圧されていた歴史がある点を考えれば、琉球諸語を方言と呼ぶのはふさわしくない」と語った。
 大津浩明治大教授は先住民族の問題について「沖縄にルーツを持たない人もいる。より広く地域自治体を『エスニシティ(社会集団)』という言葉でくるむことによって『先住民ではない』と感じている人も含めて共通の土壌がつくれるのではないか」と述べた。
 大阪大大学院博士課程の宮崎紗織氏は、琉球など併合された民族が独立を主張することについて「併合された民族の場合は植民地独立付与宣言、非自治地域の文脈で言えば外的自決権を行使できる主体となる」と述べた。
 米ジュゴン訴訟の連邦地裁判決について、大久保規子大阪大大学院教授は「ジュゴンへの配慮は不十分だという裁判所の判断は示されていた」と指摘。その上で事業が進んだことにより「原告適格がない」と判断された点に「十分な対策をしなくても既成事実を重ねれば許されることになる。国際的に見て重大な懸念がある」と批判した。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-619782.html

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特別対談【部落解放同盟末端幹部×ユーロスペース支配人】『破戒』は名作でも低評価?

2017-11-28 | アイヌ民族関連
タブーなき“差別映画”闘論史
サイゾーpremium 2017/11/26

被差別、在日コリアン、アイヌ民族、ハンセン病……。この国に内在するさまざまな差別は、昔から日本映画の題材になってきた。一方で近年は、こうしたテーマを全面に押し出した作品は減少している。そんな差別を取り扱った映画の変遷と、今も見るべき名作を解放同盟末端支部幹部とアート系ミニシアター支配人が語る。
2人の監督によって映像化された『橋のない川』。
 解放同盟きっての映画通としても知られ、別名義での著作を持つ南健司氏。1980年代からミニシアターブームの一翼を担ってきたユーロスペースの支配人で、アート系の映画から社会派作品まで造詣の深い北條誠人氏。今回、「差別と映画」をテーマにした対談では、明治時代の奈良県にある被差別を舞台に、理不尽な差別を克服する青年の姿を描いた名作『橋のない川』(92年)の話から始まった。
南 北條さんがおっしゃる『橋のない川』は92年の東陽一監督作品ですが、ぼくがまず挙げたいのは今井正監督作品の『橋のない川』。小学生か中学の頃に出会った作品です。
北條 今井正監督の作品は第1部(69年)と第2部(70年)があるんですよね。
南 第1部が公開されたときには、ぼくの所属する団体が全面協力し、自主上映会にもバス数台で駆け付けました。だけど映画を見た当事者たちは、いくつかの批判と不満を指摘したんです。
北條 それは第1部の方で?
南 ええ。ぼくが不満に感じたのは、出身の主人公・誠太郎が、初恋の女性が手を握ってきた後の顛末。成長し教員になったその女性が、「手が冷たくて、蛇の手を握ったように感じた」と差別的なことを言って、それを知った誠太郎がショックを受けるシーンがあるんです。住井すゑさんの原作にもある描写ですが、映画では、ただ酷いセリフが言われただけで流れていって、受けた側の感情表現がなかった。あともうひとつは、伊藤雄之助っていう個性派の俳優さんの場面。
北條 はいはい、顔の長い雄之助さん。
南 あの人が酔っぱらって列車の中で傍若無人な振る舞いをするんですが、それも「民はこういう身勝手なことをやるんだ」と見えるような描き方だった。だから、「そういうシーンは2部では改善してほしい」と中央本部などが申し入れたんです。しかし、改善されなかった。結果、製作者側ともめて、解放同盟は「あの映画は差別映画だ」と抗議・糾弾したんです。ただ問題の背景には、今井正監督のバックには共産党がいて、その頃の解放同盟は共産党系と社会党系に分裂する騒ぎもあったということ。だから映画『橋のない川・第2部』の自主上映の現場で、抗議・糾弾する解放同盟と共産党が衝突する事態がたびたびあった。
北條 上映会の会場で、ですか?
南 当時はそういうことが多くありましたね。「『橋のない川』第2部上映阻止運動」とか、「八鹿高校差別事件」とか、とにかく「差別はない」と断言する共産党と、「差別は絶対に許さない」とする解放同盟が衝突していました。
北條 それはすごい話ですね。でもあの映画は、住井さんの原作があり、解放というシリアスなテーマが描かれてる。名著を名匠が映画化しているのに衝突する……。我々からすると違和感を覚えます。住井さんは何かこの衝突について談話は出さなかったのでしょうか?
映画本編では謳われていない社会的メッセージが潜んでいることで広く知られるディズニー映画。本稿では、アメリカを拠点に活躍し、過去にディズニー・スタジオにて勤務していたキャリアを持つ、アーロン・ウルフォーク監督に、ディズニー映画のタブーと、昨今の映画業界への苦言、そして可能性を聞く。
ウルフォーク監督が「ディズニーがもっともタブーに挑んだ映画」として挙げた『白雪姫』。これまでの映画の固定観念を取り払うことによって、新たな試みを生み出す大きなきっかけとなった。
「ディズニーに対して不満は、ほとんどない。しかし、ハリウッドにはたくさんある」――ディズニーとハリウッド映画についてそう語るのは、日本を舞台にした映画『The Harimaya Bridge はりまや橋』(09年)を手がけたアーロン・ウルフォーク監督である。彼は監督デビュー以前に、ディズニー・ライティング・フェロー(研究職)として1年間、ウォルト・ディズニー・スタジオ/ABCエンターテインメントで勤務した経歴を持つ。そんなウルフォーク監督に、タブーに挑んだディズニー映画、そしてハリウッド映画の現在について話を聞いた。
「公開当初、人々はアニメを長編の映画にするなんて、ウォルト・ディズニーは馬鹿げている、そして失敗するとも思っていた」
 ディズニー初の長編アニメ映画となる『白雪姫』(37年)を、歴代作品の中で、もっともタブーに挑んだとウルフォーク監督は評す。それまでディズニーが制作していたのは、短編のアニメーションばかりであったが、『白雪姫』の歴史的な成功で、ディズニーは映画界を代表する大企業にまで発展した。「ディズニーは映画ビジネスとアニメの表現方法の両方を変え、現代の映画作りにも大きな影響を及ぼした。そんな当時の慣習を打ち破ったことで、アニメ映画が子どもだけのものじゃないことを証明した」と監督は続ける。
「古典やアニメ、ファミリー向けの活劇映画を作るウォルト・ディズニー・ピクチャーズ、成人向け映画を制作するタッチストーン・ピクチャーズやミラマックス……これらはディズニー傘下だから、それも踏まえてタブー破りの映画を探そうとすると、頭が痛くなってしまうね(笑)。とはいえ、完全ディズニー制作ではないが、彼らが配給し、後に会社を買収した、ピクサーの『トイ・ストーリー』三部作も、『白雪姫』同様、大人が楽しめる映画だ」
 幅広い年齢層に支持された『トイ・ストーリー』だが、こうしたディズニー映画の脚本執筆には、一定の縛りやルールは存在するのだろうか?
http://www.premiumcyzo.com/modules/member/2017/11/post_8008/

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新20世紀遺跡 /52 埼玉県吉見町 吉見百穴/上

2017-11-28 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2017年11月27日 東京夕刊
古代の墓壊し軍需工場に
 東京・池袋から電車とバスを乗り継いで1時間半ほど。最寄りのバス停を降りると、川をはさんで丘陵が見える。右手は松山城跡。戦国時代に北条と武田、上杉軍が争奪戦を繰り広げた、同時代ファンにはおなじみの城だ。道をはさんで左手の山も、それに劣らぬ存在感がある。標高およそ45メートル。その斜面に黒々と、にわかには数え切れないほどの横穴が開いている。まさに奇観だ。吉見百穴。地元では「ひゃくあな」と呼ばれている。
 6世紀末~7世紀末に造られた横穴墓群だ。1877(明治10)年、郷土史家の根岸武香らが同じく吉見丘…
残り1036文字(全文1298文字)
https://mainichi.jp/articles/20171127/dde/014/040/006000c

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白老町、アヨロ鼻灯台取得へ 新たな観光スポットに

2017-11-28 | アイヌ民族関連
苫小牧民報2017/11/27配信

新たな観光スポットとして期待されるアヨロ鼻灯台
 昨年10月に廃止された白老町虎杖浜のアヨロ鼻灯台の再活用に向け、白老町は国から灯台を取得する方針を固めた。地域からの強い要望や2020年の民族共生象徴空間開設、日本遺産の認定に向けた動きなどを踏まえ、灯台周辺を含めた一帯を観光スポットとして整備していく方針だ。
 アヨロ鼻灯台は、1976年12月に設置。高台から海を照らし、漁を営む地元漁師たちの命を守ってきた。ただ、海上保安庁が2014年に策定した沿岸灯台等の廃止計画において同灯台の廃止を盛り込み、16年10月26日に廃止された。その後、海保から町に対して灯台取得の有無について相談があったという。
 同灯台をめぐっては、廃止当時から、地元住民から存続を求める声が上がったほか、8月24日には虎杖浜竹浦観光連合会から存続を求める要望書が町に寄せられていた。
 町は地元からの要望を受け、内部で取得の是非について検討を重ね、民族共生象徴空間開設に伴う観光客の増大などを見込み、新たな観光資源として活用する方向で国から土地を含め灯台を取得する意向を固めた。
 同灯台周辺はアイヌ語地名が残るほか、遺跡も多く存在。こうしたことから、一体的な整備を行い、虎杖浜地区の新たな観光スポットとして活用していく考え。地域住民をガイドとして育成することも視野に入れ、来年度以降に地域住民を巻き込んだ新たな取り組みを検討する。
 取得費用は数万円程度と見込まれ、今後、国と協議の上、土地を含めて灯台を有償で取得。維持管理などについては、同連合会を中心とした保存する会を立ち上げることも検討している。
https://www.tomamin.co.jp/news/area2/12689/

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「アイヌ語を公用語に」 マオリ招き政府がシンポ

2017-11-28 | アイヌ民族関連
北海道新聞11/26 05:00
 アイヌ文化の復興についてニュージーランドの先住民族マオリと共に考える政府主催の国際シンポジウムが25日、札幌市内で開かれた。アイヌ民族とマオリの双方から先住民族の言語を公用語にすることの大切さを訴える声が相次いだ。
 海外の先住民族を招いた政府主催のシンポジウムは初めて。2020年に胆振管内白老町に「民族共生象徴空間」を開設するのを前に機運を高めるのが狙いで、市民ら約200人が参加した。
 6人のマオリが出席。ラザフォード高校マオリ学部長のウィリアム・フラベル氏は、マオリ語が英国人のニュージーランドへの入植が進む中で衰退した後、公用語化によって復興の途上にあることを説明した上で、「マオリ語を日常生活で話せるようにすることが課題」と述べた。ギズボーン地区議会議員のジョシュア・ファレヒナ氏は、アイヌ民族に対して「子供たちをアイヌ文化で育ててほしい」と呼び掛けた。
 アイヌ民族も多数出席。北大アイヌ・先住民研究センターの北原次郎太准教授は「ニュージーランドの多数者が何をしてきたかを日本の多数者も知ることが大切」と述べ、アイヌ語を公用語にする重要性を強調した。白老町のアイヌ民族博物館の八幡巴絵係長は「子供たちが『アイヌで良い』と声を大きくして生きていける社会にしたい」と語った。
 終盤では、双方が伝統舞踊などを披露。最後は、アイヌ民族の踊りを会場が一体となって楽しんだ。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/147252

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