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いぶりがっこなど、食品成分表に追加へ

2017-11-12 | アイヌ民族関連
朝日新聞2017年11月11日12時00分 杉本崇
 秋田名物のいぶりがっこや滋賀のふなずし、沖縄の地酒「泡盛」――。身近な食べ物に栄養成分がどれくらい含まれているかを示す日本食品標準成分表の2020年版に、地域の特産品が最大で19品追加される見通しになった。有識者でつくる文部科学省の委員会が方針を決めた。
 成分表は食品100グラムあたりのエネルギーやたんぱく質、ビタミンなどの栄養成分の値を記載している。文科省政策課資源室によると、日本で標準的に食べられているものを2千食品以上記載してきた。
 これまで、静岡名産の黒はんぺんなど地域の特産品を加えたこともあったが、極めてまれだった。今回、全国各地から特産品も含めて欲しいという要望が相次いでいることを受け、増やすことを決めた。
 今後、栄養成分を調べ、5年に1度の大規模改訂に合わせて20年版に最大で19品を掲載する予定だ。ギョウジャニンニクなどアイヌの伝統食品も8品含まれている。
 資源室は「複数の都道府県にまたがるような広い地域で食べられている特産品を今後も取り入れたい」としており、今後も各都道府県から募集を続けるという。(杉本崇)
     ◇
■食品成分表の掲載候補となる特産品
オオウバユリのデンプン、ヤブマメ、キハダ、ツルニンジン、生のギョウジャニンニク、ギョウジャニンニクの油炒め、タラの油、ナギナタコウジュ(以上がアイヌの伝統食品)、かやきせんべい(岩手)、油麩(ふ)(宮城)、水前寺菜(熊本)、いぶりがっこ(秋田)、ハナッコリー(山口)、ワカゴボウの葉と根(大阪)、沖縄裸節(沖縄)、サケ節(北海道)、ふなずし(滋賀)、泡盛(沖縄)
※()内は主に食べられている地域
<アピタル:ニュース・フォーカス・その他>http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/
http://www.asahi.com/articles/ASKCC327TKCCUBQU006.html?iref=com_apitop

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