NHK 06月08日 19時47分

アイヌの人たちに伝わる物語を集めた「アイヌ神謡集」を編さんし、19歳の若さで亡くなった知里幸恵の生誕祭が、かつて住んでいた旭川市で行われました。
知里幸恵は明治36年6月8日に登別市で生まれて6歳の時に旭川市に移り住み、その後「アイヌ神謡集」の編さんに取り組みましたが、19歳の若さで亡くなりました。
誕生日にあたる8日、幸恵の文学碑がある旭川市の北門中学校で生誕祭が行われ、地元のアイヌの人たちなどおよそ20人が出席しました。
参加者たちはまず幸恵をしのんで黙とうしたあと、「カムイノミ」と呼ばれる神に祈りをささげる儀式を行ったほか、アイヌ伝統の踊りを披露しました。
この催しは毎年、アイヌ文化を知る授業の一環として、中学校の生徒も出席して行われていますが、ことしは新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、生徒の参加を取りやめるなど規模を縮小して行われました。
「旭川チカップニアイヌ民族文化保存会」の川村久恵さんは「幸恵さんがいたからこそアイヌ語の学習や研究が進んでいると思う。今後もアイヌ文化に関心を持ってもらう場として生誕祭を続けていきたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200608/7000021874.html

アイヌの人たちに伝わる物語を集めた「アイヌ神謡集」を編さんし、19歳の若さで亡くなった知里幸恵の生誕祭が、かつて住んでいた旭川市で行われました。
知里幸恵は明治36年6月8日に登別市で生まれて6歳の時に旭川市に移り住み、その後「アイヌ神謡集」の編さんに取り組みましたが、19歳の若さで亡くなりました。
誕生日にあたる8日、幸恵の文学碑がある旭川市の北門中学校で生誕祭が行われ、地元のアイヌの人たちなどおよそ20人が出席しました。
参加者たちはまず幸恵をしのんで黙とうしたあと、「カムイノミ」と呼ばれる神に祈りをささげる儀式を行ったほか、アイヌ伝統の踊りを披露しました。
この催しは毎年、アイヌ文化を知る授業の一環として、中学校の生徒も出席して行われていますが、ことしは新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、生徒の参加を取りやめるなど規模を縮小して行われました。
「旭川チカップニアイヌ民族文化保存会」の川村久恵さんは「幸恵さんがいたからこそアイヌ語の学習や研究が進んでいると思う。今後もアイヌ文化に関心を持ってもらう場として生誕祭を続けていきたい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200608/7000021874.html