先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

道南バス高速5路線 12日から一部を再開

2020-07-07 | アイヌ民族関連
北海道新聞 07/07 05:00
 【室蘭】道南バス(室蘭)は6日、新型コロナウイルスの影響で運休・減便中の都市間バス5路線について、12日から一部運行を再開すると発表した。
 全線運休中のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」(胆振管内白老町)を経由する登別温泉―新千歳空港の「高速登別温泉エアポート号」と登別温泉―札幌の「高速おんせん号」は各1往復再開する。
 3往復を減便中の浦河―札幌の「高速ペガサス号」は、金曜のみに運行する浦河発1便を除き全6往復を再開。2往復減便中の室蘭―札幌の「高速白鳥号」も全7往復を通常運行に戻す。大谷室蘭高―札幌の「高速室蘭サッカー号」(全1往復)は土日祝日のみ運行を再開する。(今関茉莉)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/437902

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ウポポイ、体験の大半中止 感染対策困難 博物館も入場制限

2020-07-07 | アイヌ民族関連
北海道新聞 07/07 05:00
 【白老】12日に胆振管内白老町に開業するアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」で、10程度ある体験プログラムのうち、伝統楽器のムックリの製作やアイヌ料理の調理など大半の実施が当面、見送られることが分かった。政府が、新型コロナウイルスの感染対策が難しいと判断したとみられる。中核施設・国立アイヌ民族博物館の見学も原則1人1時間以内とし、入館者を常時100人以下とする方向だ。
 施設関係者が明らかにした。実施を見送るのはほかに、刺しゅう、木彫り製作、民族衣装の試着など。体験プログラムはアイヌ文化にじかに触れてもらい、理解を広げる重要な事業に位置づけられるが、スタッフや参加者同士の距離の確保が難しいとの判断に至ったとみられる。現時点で開始時期は未定。
 古式舞踊など伝統芸能の披露は行うが、整理券を配り、会場の体験交流ホールの入場者を、最大収容人数530人を大きく下回る1回130人程度にする。
 約700点の展示品がある博物館は見学時間に上限を設け、入館も予約制とする予定。(斎藤佑樹)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/437901

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交流促進バス 運行開始 白老、12日から 駅や飲食店巡る26便 ウポポイ開業に合わせ

2020-07-07 | アイヌ民族関連
北海道新聞 07/07 05:00
 【白老】アイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の開業に合わせて、町内を循環する「交流促進バス」の運行が12日、スタートする。JR白老駅とウポポイを結ぶ便と、ウポポイ発着で町内の飲食店などを周遊する便を、1日に計26便運行する。
 定員は35人。座席は11席で、車いすやベビーカーにも対応する。新型コロナウイルス対策として車内の消毒や換気に力を入れる。
 JR白老駅とウポポイ、観光インフォメーションセンターなどを循環する「市街地循環便」は、1日20便を運行する。
 ウポポイ発着で、仙台藩白老元陣屋資料館(町陣屋町)や町社台、石山の飲食店を巡回する「社台・市街地便」は1日6便。水曜は社台と市街地のみの短いルートで1日5便運行する。
 運賃は大人100円、小中学生50円、未就学児は無料。ウポポイが閉園する月曜、年末年始は運休。時刻表は町のホームページや観光インフォメーションセンターなどで確認できる。問い合わせは町経済振興課(電)0144・82・8214へ。(斎藤佑樹)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/437867

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会津のアイヌ民族融和策描く

2020-07-07 | アイヌ民族関連
北海道新聞 07/06 16:00

標津町生涯学習センターあすぱるで公開された「標津番屋屏風」の高精度レプリカ
標津番屋屏風 高精度レプリカ公開
 【標津】地域の文化財をストーリーで結ぶ「日本遺産」に、根室管内4市町が申請した「『鮭(さけ)の聖地』の物語~根室海峡一万年の道程~」が認定されたことを受け、「物語」に登場する江戸時代後期の「標津番屋屏風(びょうぶ)」の高精度レプリカが、1、2の両日に標津町生涯学習センターあすぱるで公開された。屏風には、9年間という短期間だが、会津藩によってアイヌ民族に対する融和政策が試みられたことを示す様子が描かれている。(小野田伝治郎)
山漬けや保存食 藩が配慮の様子
 屏風は1864年(元治元年)、根室海峡沿岸を統治し、北方警備にあたっていた会津藩の絵師が制作。現在は新潟県の西厳寺で保存されている。高さ1.6メートル、幅3.6メートルの屏風は、サケの水揚げや山漬け製造の様子など標津川周辺の当時の状況を伝えている。
 高精度レプリカは、アイヌ民族に関する文化財を活用した地域振興を目的に、町教委が内閣府のアイヌ政策推進交付金を活用して2019年11月に制作を開始し、今年3月に完成した。高精度スキャナーで読み取ったものを和紙の上に出力し、西厳寺にある原物を細かく再現している。
 「それまで野蛮なものとして描かれることが多かったアイヌ民族の実際の姿を描いた貴重な史料」と、町教委の小野哲也主幹は屏風の歴史的価値について語る。屏風には和人と同じようにまげを結ったアイヌ民族、アイヌ民族の衣装を着た和人男性も描かれている。
 会津藩による根室海峡沿岸の統治は1860年(万延元年)にはじまる。それまでの江戸幕府のアイヌ民族に対する統治は、食糧となる分のサケまで加工用に回したり、労働力として酷使する過酷なものだった。
 一方、1862年(文久2年)に標津代官として着任した会津藩士の南摩綱紀(なんまつなのり)やアイヌ語の通訳を担っていた加賀伝蔵は、抑圧的な統治を緩和し、アイヌ民族の協力を得ることで、当時千島列島などに進出していたロシアの脅威に対抗しようとしたとされる。
 屏風にはアイヌ民族の家屋「チセ」のそばに「さけとば」の原型となった保存食「アタッ」が描かれ、食糧確保のために会津藩が配慮していた様子が見られる。屏風の中央付近には2人の人物が他の人物より目立つ形で描かれ、所持品などから、南摩と加賀であると考えられている。
 会津藩によるアイヌ統治は1868年(慶応4年)の戊辰戦争とともに終わり、以降は再び抑圧的な政策が進められる。
 屏風のレプリカは今後、町教委が高齢者向けの講座などで出張展示を行い、常設展示についても検討中だという。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/437716

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<ウポポイとわたし>5 作品、踊り 個性見せて 木彫り職人・荒木繁さん=札幌市中央区

2020-07-07 | アイヌ民族関連
北海道新聞 07/06 11:00
 ウポポイにはクマの親子の木彫りを収めました。木彫職人の魂は作品の瞳に宿ります。来場者には子グマの兄弟のやんちゃな表情と、それを見守る母グマの優しいまなざしをぜひ見てほしいです。
 父は大沼公園(渡島管内七飯町)や札幌で木彫り職人をしていました。私が10歳くらいの時に亡くなり、その後は兄が仕事を継いで家族を支えてくれました。
 私が本格的に木彫りの道に入ったのは15歳です。1968年に兄と札幌に「あらき熊木彫製作所」を設立し、物産展で実演するなどして技術を磨きました。北海道アイヌ協会の優秀工芸師になり、クマの木彫りや儀式に使う「イクパスイ(捧酒(ほうしゅ)べら)」を国立民族学博物館(大阪府吹田市)などに収めてきました。
 木は種類ごとに異なる特徴があります。オンコは年数がたつごとに味わいが増し、シナノキは白くて柔らかい。同じ樹種でもこぶがあったり、変わった木目だったり同じものは一つもありません。木の個性が作品にピタッとはまると、何とも言えない達成感があります。
 ウポポイもアイヌ民族それぞれの個性がにじみ出るようなオンリーワンの作品や踊り、企画を見せることにこだわってほしいです。(聞き手・斉藤千絵)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/437617

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ウポポイにアイヌ料理店、伸和HDが新業態開業へ

2020-07-07 | アイヌ民族関連
日本経済新聞 2020/7/6 19:00
居酒屋を展開する伸和ホールディングス(札幌市)は6日、アイヌ文化を学べる民族共生象徴空間(ウポポイ、北海道白老町)の施設内フードコートにアイヌ由来の食材を使った飲食店を出店すると発表した。ウポポイが開業する12日に営業を始める。

ウポポイ内に開業する「ヒンナヒンナキッチン 炎」(北海道白老町)
「ヒンナヒンナキッチン 炎」を出店する。食事への感謝を表すアイヌ語「ヒンナヒンナ」を冠した新業態店だ。
アイヌ文化と関わりが強い行者にんにくと、北海道の唐揚げを融合した「行者にんにくザンギ定食」(税別790円)を看板メニューとした。定食には伝統料理の汁物「オハウ」をつける。鹿肉を使ったカレーや、そばも提供する。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61198350W0A700C2L41000/

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白老町 ウポポイ誕生 ▷1 戸田安彦町長 アイヌ文化 白老から世界へ

2020-07-07 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 2020/7/6配信
 かつてアイヌ民族のコタンがあった白老は、アイヌ文化と深い関わりのあるまちだ。町としても文化振興に取り組んできたが、アイヌ民族の尊厳回復、文化復興のナショナルセンターが白老に誕生したことは誠に喜ばしい。日本の先住民族について白老から世界へ発…
この続き:458文字
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https://www.tomamin.co.jp/article/feature/tanjyo/23101/

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日常にふいに訪れる恐怖『呪怨:呪いの家』がこわ過ぎる

2020-07-07 | アイヌ民族関連
otocoto 2020/07/06 12:30

7月3日からNetflixで配信開始された『呪怨:呪いの家』(全6話)がこわ過ぎる。時代設定が今でなく1988年から1997年にかけての話だからまだ救われるものの、これが今の時代設定だったらちょっとやば過ぎたと思う。
もっともこれだけデジタル化された時代ではホラーは成立せず、昭和から平成にかけて時代が大きく変わっていく過渡期こそジャパニーズホラーにふさわしい場なのであろう 。
1988年、心霊研究家・小田島(荒川良々)はオカルト番組に出演、ゲストの新人タレント本庄はるか(黒島結菜)の体験した怪奇現象の相談に乗る。それにはとある一軒家が関わっていた。同じ頃、聖美(里々佳)は転校先の高校で、女生徒ふたりに誘われ、猫のいる空き家探検に向かい、そこでおぞましき体験をする。それがもとで聖美の人生は大きく変貌していく……。
小田島とはるかは6年経過してもなお怪奇現象を追っていて、ようやく一軒家をつきとめるが、そこにはある夫婦が暮らしていた。 一見、なんの変哲もない平凡な庭付きの2階建ての家。怪しい事件が起こっているにもかかわらず、その家に住む人々は後を絶たない。そしてその家に関わった人たちに次々と災難がふりかかる。
2階の部屋の押入れ、そして天上には何があるのか。この家に最初に起こった事件は何だったのか。小田島のような心霊研究家や、霊感をもった人物が出てくるので、怪奇現象の原因が探られ解決されることを期待して見ているとことごとくはぐらかされ、登場人物がなんの脈絡もなくふいに犠牲になっていく。家に近づかないのが一番と言ったら身も蓋もないが、謎の力が家に人を吸い寄せていくのである 。
プロデューサー・一瀬隆重、脚本家・高橋洋は『リング』『らせん』『呪怨』と90年代に大ブームを起こしたジャパニーズホラーの立役者で、こわがらせるツボを心得ている。こわい空気感、驚かせるタイミング、すべてがパーフェクト。来る来る、キター!という待ってました感と、え!? という意外性の挿入の仕方が職人芸で、何度乗っても楽しいアトラクションみたいなのだ。
あまりにもサービス精神が行き届いているため、 過去、『リング』の貞子、『呪怨』の俊雄などのようにキャラクター化されてしまうこともあった。それが圧倒的人気のバロメーターであり、そもそもこわさと笑いは紙一重ともいうが、笑いになりすぎても本末転倒になってしまう。
だが今回は、新生『呪怨』という感じで、今一度、理屈と関係なく、日常にふいに訪れる恐怖に立ち戻っているかのようである。正直に言えば、一瞬、つい笑ってしまったところもあったのだが、様々な怪奇現象の恐怖のみならず、陰惨な人間関係の恐怖がランダムに描かれる。
学校での虐め、子供へのDV、誘拐、不倫、愛憎による殺人等々……。さらには、劇中、たびたび、テレビで流れるニュース映像は、実際にあった大事件である。チェルノブイリ、オウムによるサリン事件、阪神淡路大震災等々……。
88年から97年にかけて世界は事件にあふれていた。世界を揺るがす巨大な死、日常にたくさん転がっている暴力、理由なく人を巻き込んでいく怪奇現象……すべてが理屈をつけたくてもつけがたい不条理に満ち、その絶え間ない渦が30分× 6話、止まることなく進行し、一気に全6話見せる駆動力となる。エンディングの途中で勝手に次の回に切り替わってしまうNetflixの仕様のせいというのもあるのだが……。
ちなみに、エンディング曲は、アイヌの伝統歌『ウポポ』の再生と伝承をテーマに活動する女性ヴォーカルグループMAREWREW(マレウレウ)『sonkayno』で、その連なる輪唱とドラマで起こる様々な関連性のない事件の連続がみごとに重なって聞こえる。
『sonkayno』はアーティストの公式サイトによると、“親子ネズミが罠の中にある沢山のお菓子を引っかからないように取る遊びで、お正月とかみんなが集まった時によく行っていた遊び唄”だという。マザーグースをはじめとして昔から伝わるわらべ歌みたいなものってなぜかコワさを併せ持っている。
『呪怨:呪いの家』の英題は『JU-ON:Origins』であり、理屈がないようで、謎の呪いの家の因果が解き明かされそうなとば口も……。はじめに、昭和と平成の間だから成立するジャパニーズホラーと書いたが、その間に起こった猟奇的な事件や世界的な問題は2020年になってもなんら解決していないし、都会には空き家も増えている。ひっそり黙って建ち続けている空き家の増殖はジャパニーズホラーの不滅を物語るかのようである。そしてほのぐらく湿った梅雨の季節にぴったり。
監督は『きみの鳥はうたえる』などの新鋭・三宅唱。荒川良々、黒島結菜ほか、柄本時生、仙道敦子、倉科カナ、井之脇海、長村航希、岩井堂聖子、テイ龍進、松浦拓弥、土村芳、夙川アトム、大和田南那など豪華キャストが揃っている。
文・木俣冬
配信情報
Netflixオリジナルシリーズ「呪怨:呪いの家」(全6話)
1シーズンは、日本で2020年7月3日より配信開始
伝説のホラー映画『呪怨』シリーズが、Netflix Japanが贈る初のホラー作品に進化を遂げ、再び世界を震撼します。実際に起きた忌まわしい出来事に焦点を当てて描き出す『呪怨:呪いの家』。すべての呪いの始まりは、ある一軒の家に端を発していた…。”呪いの家”と関わる人々に降りかかる恐怖の連鎖が生々しく映し出されます。
監督: 三宅唱
出演: 荒川良々、黒島結菜、里々佳、長村航希、岩井堂聖子、井之脇海、テイ龍進、松浦祐也、土村芳、柄本時生、仙道敦子、倉科カナ
脚本: 高橋洋、一瀬隆重
製作総指揮: 山口 敏功 (NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン)
坂本和隆 (Netflix)
プロデューサー: 一瀬隆重、平田樹彦
Netflixオリジナルシリーズ『呪怨:呪いの家』
Netflixにて全世界独占配信中
Netflixオリジナルシリーズ『呪怨:呪いの家』 公式サイト:
https://www.netflix.com/ju-on_origins
https://news.goo.ne.jp/article/otocoto/entertainment/otocoto-otocoto_38780.html

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電通が「アマビエ」の商品登録を出願も、6日に取り下げ…「独占や排他的使用は意図せず」と釈明

2020-07-07 | アイヌ民族関連
まいどなニュース 7/6(月) 20:25配信
江戸時代に描かれたアマビエ。現存する唯一の瓦版だ(京都大学付属図書館蔵)
大手広告代理店の電通は6日、「アマビエ」の商標登録出願を取り下げた。同社への取材で分かった。出願をめぐっては、ネット上などで「権利を独占するつもりか」等の批判が寄せられていた。同社は「独占的かつ排他的な使用は全く想定しておりませんでした」と釈明している。
 アマビエは京都大附属図書館所蔵の史料「肥後国海中の怪」に描かれた妖怪。コロナ禍の中「疫病退散」のシンボルとして、多くのクリエーターや企業が原画をアレンジした作品や商品を製作している。電通は6月30日に特許庁に雑貨だけでなく電子出版物など広告マーケティングに関する188項目の商標登録を出願。Twitter上で「#電通のアマビエ商標登録に抗議します」のハッシュタグが広がるなど、“炎上”騒ぎになっていた。
 これについて電通は「当社取引先において『アマビエ』という名称を使うキャンペーンを検討していました。現時点では商標登録されていなかったものの、今後、第三者が商標登録をする可能性を考慮した結果、キャンペーン中に権利侵害が発生する可能性があるため登録を試みました」と説明。その後、取引先等との協議の結果、名称について再検討することになり、6日に出願取り下げ手続きを行ったという。
 商標権をめぐっては、6月に、北海道のアイヌ文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の開業を前に、中国広東省の個人が日本の特許庁に「AINU」を商標登録出願していたことが判明するなど、近年、各地でトラブルが相次いでいる。
 特許庁のホームページによると、アマビエに関する商標は、本日時点で12社から出願(うち「アマビエ」は2社)され、いずれも審査待ちとなっている。
(まいどなニュース・広畑 千春)
https://news.yahoo.co.jp/articles/78ef9dd8b74a64183311efe9f3b5babb8b93b324

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『ゴールデンカムイ』金塊は人々を狂わせるーー北海道の戦いはさらにカオスへ

2020-07-07 | アイヌ民族関連
リアルサウンド 7/6(月) 10:06配信

 『ゴールデンカムイ』246話(『週刊ヤングジャンプ』2020年30号)では杉元と牛山が揉み合いに。思い出の西洋料理店「水風亭」が破壊されるほどの荒れっぷりとなってしまう。
 人々が止めに入るも、パワーを発揮した二人に太刀打ちするなど不可能。剛腕の牛山は勿論だが、暴走した不死身の杉元も危険極まりない状態となっている。札幌上陸早々のドンパチに、周囲の人間も戸惑いを隠せない。
 残りの刺青人皮が数枚となり、金塊を巡る争いも佳境に差し掛かっている。物語序盤のような何も知らない状態ではなく、いよいよ物事の核心に迫りつつあるのだ。杉元や土方一派、そして第七師団がエンジンをかけ、更に前のめりになっていく姿勢を次々と見せる。
■人々を狂わせていく金塊
 以前杉元が「砂金には(人生や人間を)狂わせる魔力があるのか」と、呟いたシーンを覚えているだろうか? これは脱獄囚であり、砂金堀り師であった松田平太の最期を見て、ふと口から飛び出した言葉である。この考えが頭をかすめた時、同時に土方や鶴見の顔が浮かんでいたのだ。
 つまり金塊への欲望が人々を狂わせているのではないか?と、杉元は思ったことだろう。それぞれが金塊欲しさに対立を続け、死人も驚くほど多数出ている。鶴見が「我々の戦争はまだ終わっていない」と言うように、この争いは日露戦争と何ら変わりはないのだ。戦争帰りである杉元にとっては松田の件により、どこか複雑な思いを巡らせたに違いない。
 この戦争の最も厄介な部分は、殺し合えば終わるものではないこと。全ての刺青人皮を集め、暗号を解かなくては金塊の在りかさえ分からない。果たして金塊が本当に埋まっているのかさえ怪しい……といったところ。そしてその暗号の鍵は、アシリパが握っているのだ。
 鍵はアイヌ語であることから、和人である人間には到底意味が分からないもの。アイヌ語というのは方言でもなく、孤立した言語(=孤立言語)なのだ。民族が使用する言葉だからこそ、話者の数も少ない。アシリパというのはウイクルの娘であり、同じアイヌ民族の中でも本作ではたいへん貴重な人物にあたる。この時代に和人の言葉をも理解し、少女ながら金塊争いの重要なポジションを担っているからだ。
 鶴見も土方も、彼女の存在を狙い続けていた。ただウイクルの娘というだけで、アシリパは目を付けられてしまうのだ。しかしここは、金塊を手にするためなら相手が少女だろうと、どんな手段をもいとわない世界。杉元が考えるように、金塊が人を狂わせていくのは事実だろう。金塊、と括るよりも「欲望」「野望」と表現する方が的確なのかもしれない。
 そしてそんな彼らも、また金塊を欲す一人だ。争いに勝ち抜いた先に、幸福という二文字は待っているのだろうか――。しかし後ろを振り返っている場合ではない。物語はもう、引き返せないところまできているのだから。
 アシリパの考える“暗号”が解かれた時、争いは終幕へと向かっていく。最後に笑うのは一体誰なのか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cbfabff4507e54a47a9bfb68c46c33aabb37bc77

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