ホテルバンク 2024.12.11
札幌すすきのエリアに位置する「リッチモンドホテル札幌大通(所在地:北海道札幌市中央区南2条西4丁目4-1)」は、全客室および共用部をリニューアルし、2024年12月1日(日)にリニューアルオープンした。
リニューアルのデザインコンセプトに、アイヌ語で“あたたかい”を意味する「Popke(ポプケ)」を採用。温もりと調和をテーマに、訪れるお客さまが北海道の美しさと奥深い文化を感じられる特別な空間を目指したとのこと。
本記事では、今回のリニューアルについて、リッチモンドホテル札幌大通に取材を行った。
公式サイト:https://richmondhotel.jp/sapporo-odori/
―――どのような経緯で「リッチモンドホテル札幌大通」をリニューアルしたのでしょうか
2001年の開業以来大規模な改装が行われておらず、時代や顧客層の変化に対応することが難しくなっていました。
また、館内の老朽化が進行している中で、札幌市内に新設されるホテルが次々と増えることで競争が激化し、顧客離れが顕著になっていました。
サービスの向上には努めていたものの、インターネット上での評価では他社との比較で見劣りする状況が続き、新規のお客さまに選ばれるホテルとしては厳しい立ち位置に立たされていました。
これらの課題を解決し、ホテルとして新たな魅力を提供するためにリニューアルを決断しました。
―――リニューアルデザインのテーマ「Popke(ポプケ)」について、具体的にどのようなアイヌ文化や自然の要素が取り入れられているのでしょうか
アイヌ文様からインスパイアを受け、今回のためにデザインしたグラフィックを、客室をはじめロビーのディスプレイや各階のエレベータホールなど、館内の様々な場所にちりばめています。
さらに、木材や木目調のインテリア、柔らかい色合いのカラースキームを採用することで、北海道の自然とあたたかさを表現しています。
―――和モダンプレミアツイン~Popke~の部屋で「温もり」と「モダン」を両立させるために特にこだわった点は何でしょうか
足を延ばしてゆったりと寛げる温もりのある畳の居室に、アイヌ文様を取り入れたモダンなパターンの障子を配置。障子からこぼれるあたたかい光が差し込む位置にベッドとソファーを用意し、「温もり」と「モダン」が溶け込む空間をつくりました。
さらにバス・トイレ・洗面台をそれぞれ独立させることで、複数名でご宿泊の際にも快適にお過ごしいただける機能的なお部屋になっています。畳がある空間では洋室よりも人と人との距離感が近く、その中で「温もり」が芽生えると考え「和室」をご用意しました。
―――札幌市内には多くの宿泊施設がありますが、リッチモンドホテル札幌大通の最大の強みは何だと考えていますか
当ホテルの最大の強みは、「人のあたたかさ」「北海道らしい食材を取り入れた美味しい食事」「北海道の歴史や文化」という3つの魅力を、一度に体験できる点です。
お客様に寄り添うサービスを心がけるとともに、北海道の豊かな文化や食材を感じられる滞在を提供しています。
――― 最後に今後の意気込みやお客様にどのような価値を提供したいとお考えか教えてください
私たちは、札幌市内で「最も評判の高い朝食を提供するホテル」を目指しています。
「Popke」のテーマに込めた想いを大切にしながら、心が「あたたまる」おもてなしと、美味しくて「あたたかい」料理を提供し続けたいと思っています。
お客様一人ひとりに、北海道ならではの特別な時間をお届けできるよう、スタッフ一同努力してまいります。
■ 「リッチモンドホテル札幌大通」ホテル概要
正式名称:リッチモンドホテル札幌大通
所在地:〒060-0062 北海道札幌市中央区南2条西4丁目4-1
TEL:011-208-0055
総客室数:187 室
アクセス:地下鉄 南北線又は東西線「大通駅」より徒歩5分
駐車場 :契約駐車場をご紹介いたします(1泊1,200円)
URL:https://richmondhotel.jp/sapporo-odori/
https://hotelbank.jp/news/hokkaido-richmondhotelsapporo-odori2412renewal/